里紀 in Crossing Field City!

~遠く、北アルプスとお城の街を離れて~

里紀 in松本!

2008年04月13日 23時59分47秒 | オフシーズン2007-08

今、松本です。
今朝、大阪を出る時はとってもいい天気でしたが、恵那山のトンネルを出た辺りから
雲行きが怪しくなり、「桜見るまでは待ってぇ~」と云う願いも空しく、三溝の駅に着くと
雨が降り出してしまいました!

高速バスが松本に着くのは定刻は13時半なのですが、順調に走行し、20分に着きました。
定刻通りなら同じ13時半に出る松本電鉄の上高地線には乗れないのですが、
10分も早く着けたので、余裕で乗れたのに…!
また、かなり期待して行ったこともあって、3分咲きくらいだったのは、残念でした。
トップの写真は、境内の中央の大木です。
この木が満開になるのを想像するだけで、身震いが来そうです。

奥に見えている鐘楼の周りにもあり、ここは4部咲きくらいだったでしょうか。

花1つ1つは小さいのですが、白みが強い種でした。

その向こうは駐車場なのですが、そこにも7、8本の枝垂桜があり、6部咲きくらいでした。
ここのは、濃いめのピンクでした。


境内にいる間中、雨がかなり強く降り続き(ただ、この時だけだったのですが…)、
カメラも上に向けにくいくらいで、早々に退散してしまいました。

でも山門前にある田には水が張ってあり、晴天で満開なら、
この水面に映る桜がさぞ美しいだろうと思えます。
明日の午後から晴れて来る予報になっているので、16日あたりにはいい感じに
なっているのではないでしょうか。

本当に、ちょっと早かったですね…。
この時期に、松本に来られる予定の方は、是非足を延ばされることをお勧めします。
松本から松本電鉄上高地線に乗って、8駅目、約15分、片道390円です。
開花情報は、↓こちらで確認出来ます。
http://www.go.tvm.ne.jp/~samizo/

明日は、今降っている雨も早朝に上がると予報が出ているので、ホッとしています。
この冬はスノーシューハイクにも来なかったし、5ヶ月振りの穂高です。
釜トンネルを抜け、焼岳を左に見ながらしばらく走って、大正池手前の最後のカーブを曲がると
穂高連峰が目に飛び込んで来ます。
シーズン中路線バスに乗ると、乗客の99%が必ず「わぁー!」って歓声を上げられるところです。
きっとこの感動は、何百回ここを通っても決して変わらないだろうと思います。
私の上高地で一番好きな瞬間です。
たぶんこの瞬間のために、毎年来ているような気がします。

それが明日だなぁと思うと、ワクワクしてしまって、また今年も寝不足になるのでしょう。
では、次回からは、上高地です。


え~ん!

2008年04月12日 23時55分44秒 | オフシーズン2007-08

昨日撮ろうと思っていた八重桜の写真は、ないんです…。 ごめんなさい。
白と赤の2種類咲いているのですが、今日はそんな写真を撮っているヒマもないくらい
荷物の整理と部屋の片付けに時間がかかってしまいました!
でも、今夜9時、ヤマト便で何とか自宅を出発して行きました。 ホッ…。
20日前後に上高地に業者の車が入って来始めたら届くでしょうが、無事に届いて
くれたらいいなぁと願っています。

明日は、名神深草から高速バスに乗る予定です。 いよいよです。
今夜でこの『オフシーズンの大阪で』のカテゴリーも一旦終わりです。
去年下山してからこのブログを始めたので、ブログタイトルの『in上高地』と内容が
違うんじゃない!と思われていた方もきっといらっしゃったかもしれませんが、
ようやく本当に上高地からのブログが始められるとホッとしています。

明日は松本のホテルに滞在し、明後日入山します。
入山後すぐにネットが出来るかどうかわかりませんが、15日は晴れの予報ですから、
最新の写真をお届け出来ればと思っています。 良ければ楽しみにしていて下さい。
では、明日の朝が早いので、もう寝ます!

でも最後に、この5ヶ月間大阪でお世話になった皆さん、ありがとうございました!
今年は特に充実していました。
仕事も上司や同僚に恵まれて、上高地に戻るのを迷うほどでした。
皆さん、お元気で。 上高地は晴天でも雨でも素敵なところです。 是非お越し下さい!

大阪のソメイヨシノ

2008年04月11日 23時25分53秒 | オフシーズン2007-08

自宅近くの公園のソメイヨシノです。
花びらが大方散ってしまって、萼の赤さが目立っています。もうすぐこの萼も落ちて
芽吹きが進み、新緑の季節に移って行きますね。

ソメイヨシノはもうこんな感じで終わりなのですが、自宅前では、八重桜が開き始めました。
写真は明日にでも写して来るつもりです。
ソメイヨシノからのバトンタッチは、今年もうまく行っているようです。
大阪の名物でもある、天満橋の造幣局の通り抜けも16日から始まりますね。
一昨年まで勤務していた旅館の毎年の入山は20日でしたし、去年は今のホテルに移って
初めての年でしたので、入山は18日でした。 だから何とか大阪で八重桜が咲くのを見て
松本に行けたのですが、今年はなかなか咲かないのでどうなることかと思っていたところ、
何とか開花は見とどけることが出来ました。ホッ…。
こんなに「桜、サクラ、さくら…」と拘ってしまうなんて、やっぱり日本人ですね。
単純に、幸せだなぁって感じます。

大阪で過ごすのは、あと1日。
本当は桜を堪能したいのですが、まだ荷物が整理出来ていなくて、正直焦っています!
明日の夕方には宅急便に集配しに来てもらわないといけないのに…。
や、やばいです。  明日は早く起きて、気合を入れて用意します!

全く関係ないのですが、MLBに野茂が帰って来ました! うれしいです!
努力したからって100%報われることはない世界かもしれないけれど、
努力している人が、認められて活躍の場を与えられるのを見るのは、嬉しいことですよね。
91番バンザイ! ヒルマン監督ありがとう! ロイヤルズ万歳!

ジグソーパズル(4回目)

2008年04月09日 00時01分58秒 | 大好きなジグソー

いつものジグソーパズルに『カンボケ』が採用されています!
良ければ、チャレンジしてみて下さい。

先日、自宅近くの植物園に行った時に真っ赤に咲いていました。
2m近くの樹が満開で、濃い朱色に圧倒されるようで、思わず撮ってしまいました!
いつもはアップで投稿するのですが、今回は少し引いて鮮やかな緑の葉も入れてみました。
今夜は前回よりやさしい★★で、ピース数は187個です。

直接パズル画面に入る時は、↓クリックして下さい。
http://www.jigsaw.x0.com/jigsaw.cgi?id=1207239919781
※前回『ミスミソウ』の時、間違ったURLを載せてしまい、ジャンプしませんでした。
今回は大丈夫なので、どうかチャレンジしてみて下さいね。

他のパズルも見てみたい方は、↓こちらをクリックしてみて下さい。
http://www.jigsaw.x0.com/

※作業画面の左上の『MENU』をクリックすると、作業状態の保存も出来ますし、
ヒントとして完成画面をサムネイル表示出来ます。
また、私はいつも作業中のバックの色を黒にしています。
作業がしやすくなる気がするのですが。 良ければお試し下さい。(いつもの台詞ですが)

コイワカガミ(イワウメ科)

2008年04月08日 01時58分36秒 | 上高地の花々-か
学名は:Schizocodon soldanelloides form. alpinus
Schizocodon:イワカガミ属。
※ギリシャ語のscizein(切れる、裂ける)+kodon(鐘)を語源とした語。
鐘形の花冠(かかん)は縁(へり)が細かく切れ込んでいるため。
soldanelloides:サクラソウ科イワカガミダマシ属(Soldanella)に似た
form.:品種=個体群のうちの個体に現れる些細な変異に用いられます。
たとえば葉の斑(ふ)入りなど。
alpinus:高山生の

漢字で書くと:小岩鏡
※イワカガミの高山型で、母種に比べて全体的に小型なために、名付けられたようです。
イワカガミの由来は、葉の質が革質で表面に艶があることからついたとされています。

上高地で咲く時期:6月上旬~下旬
(トップの写真の撮影日:2006.6.27)


蕾(撮影日:2007.6.6)

※とっておきの大好きな場所での撮影です。毎年群生になって咲いてくれます。
高さ10cm前後の小ささです。 フリルのような花弁も、まだ固く包み込まれています。

花(撮影日:2007.7.20)

※この花のフリルを見ていると、気持ちが癒されていく気がするから不思議です。
でもこの花弁の細かい裂け具合は、自然の生み出す奇跡のようです。
オーバー表現でなく、本当にそう思います!

※花が終わると、下向きの花とは逆に、実が上を向いて生ります。
写真を撮っていたはずだったのですが、探しても見つからないので、
フィルムで撮っていたのかもしれません。

携帯を替えました!

2008年04月07日 02時00分26秒 | オフシーズン2007-08
         
先月28日、丸4年愛用したドコモの『SH505i 』から『SH705i 』に替えました。

ドコモ以外の会社の携帯を持っておられる方には、よくわからない話だと思いますが、
山好きになってしまったがために今まで『mova』にこだわっていたのですが、
(もしも何か起きた時、稜線で使うためにと)
そろそろ『FOMA』に替えて、山に行く時だけ『mova』を併用して使おうと
やっとやっと決心したのでした。
(そんなに大げさなことではないのですが、愛着があったので…)
色は白です! かなり気に入って使い始めています!

トップの写真は、先日の植物園で咲いていた桜です。
携帯サイズで撮ってしまったので、PCで表示させると小さい画面なのですが、
なかなか綺麗に撮れているかなと、自画自賛しています!

明日の大阪の天気は、朝からかなりキツメの雨の予報になっています。
どうやら花散らしの雨になってしまうかもしれませんね。
でも、あと1週間後には松本の桜が見られるので、楽しみに待とうと思っています。

松本で一番最初に桜を目にするのは、高速バスがバスターミナルに着く前に
『巾上公園(だったかな?)』の前を通るのですが、小さい小さい公園なのですが、
そこに大きな桜の木があります。 毎年その木が満開で迎えてくれます。

松本城の周りの桜も、ライトアップしたりして綺麗なのですが、
一番気になるのは、松本電鉄上高地線の沿線で、『三溝(さみぞ)』駅すぐにある
『安養寺』↓と云うお寺のシダレザクラです!
http://www.go.tvm.ne.jp/~samizo/
境内には樹齢300~500年の枝垂桜(波田町の天然記念物指定)が20本以上あるそうで、
車窓から見るその光景は言葉には出来ない素晴らしさです!
一昨々年だったか、風のすごく強い日に電車から見たのですが、
社殿の高さと同じくらいにまで成長した桜の枝が、風に吹かれて揺れて、花びらが
舞い散っていたんです。 本当に美しかったです。 今でも忘れられません!
いつもは電車の中からしか見たことがなかったのですが、今年は是非境内に行って
間近でその素晴らしさを味わいたいと思っています。 楽しみです!

最後に、先日行った植物園での芽吹きを紹介していなかったので。

『イロハモミジ』です。 折り畳まれていた新芽が開き始めています。
真っ赤な蕾が開き切るのを待ちかねて長い雌しべを出している花もあります。(右上)


『ハウチワカエデ』です。
芽吹きの途中なのに、花を開花させ、雄しべを突き出しています。

また上高地でこれらたくさんの植物の芽吹きに出会えるかと思うと、
少しくらいの仕事の大変さや、不安も、吹き飛ばしてしまえるかなと勇気が出て来ます。

そんないろんな気持ちを抱えて、あと1週間を過ごします…。

ノブキ(キク科)

2008年04月06日 04時20分21秒 | 上高地の花々-な
学名は:Adenocaulon himalaicum
Adenocaulon:ノブキ属。
※ギリシャ語のadenos(腺)+caulos(茎)が語源です。
花茎(かけい)上部に粘質の腺毛(せんもう)が密生していることによるようです。
himalaicum:<himalaicus=ヒマラヤ山脈の

漢字で書くと:野蕗
※葉が蕗に似ているところから、名付けられました。

上高地で咲く時期:7月中旬~8月中旬
(トップの写真の撮影日:2006.7.25)


芽吹き(撮影日:2006.7.25)

※7月になると、ノブキの葉が目立ち始めます。
「もうすぐ夏が来るなぁ」と感じさせてくれる植物です。 小さい蕾がついています。

蕾(撮影日:2006.7.19)

※キク科なので、このクリーム色の頭花の1つ1つが、小さいけれどりっぱな蕾です。
大仏様の頭の螺髪(らほつ)のように見えませんか?

花(撮影日:2006.7.25)

※大好きな花です。 純白です。
頭花自体は約1.5cm位しかありません。 1つの花の小ささが判りますよね。
よく見ないとわからないですが、頭花の中心に雄花が、周辺部に雌花があります。
花が終わると、雄花はごっそりと抜け落ちて、小さな点を残すだけになります。

実(撮影日:2006.9.11)

※この実には、粘液を出す濃い紫色の粘腺点と云うのがあって、動物に付着することで
種を遠くに運ばせようとしているのですが、服に引っ付いたりしてやっかいです。
でも、このユーモラスな格好が愛らしくて、私はかなり好きです!
毎年、何枚もの写真をついつい撮ってしまいます。

再び、近くの植物園に(続き)

2008年04月05日 02時28分59秒 | オフシーズン2007-08

続きです。
今日のトップも桜にしました。 これは植物園の桜山にある『シダレザクラ』です。
周りには大勢の人が花見に来ていて、にぎやかでした。
満開になって間がないので、まだ桜吹雪が舞うほどではないようですが、うららかな
春の陽射しに、心まで温かくなるようでしたね。

たくさんの花や芽吹きに出会いましたので、どんどん紹介してみたいと思います。
まず、昨日紹介しました『カタクリ』の近くに植えられていたのが、『イカリソウ』です。

花の四隅に伸びた『距』と呼ばれる長い角(つの)のようなのが特徴ですが、
真っ白でとても美しかったです。 ロープの柵から1.5m位離れていたので、
体を伸ばして手も伸ばして撮る姿は、敢闘賞物のようだったと思います!

もう少し撮り易い位置に咲いてくれていたのが、同じ仲間の『トキワイカリソウ』です。

咲き切っている花の左側でUFOキャッチャーのように伸びを始めているのが、蕾です。
もう少し早い時期の蕾は、↓こんな感じです。 上の写真を別の角度から撮ったのですが。

一番左の赤黒い塊が、早期の蕾です。 体の前で両手をクロスさせている感じですね。

※上高地では、『ハナイカリ』と云う花が咲きます。
『ハナイカリ』はリンドウ科、この『イカリソウ』はメギ科ですので、仲間ではないですが、
いずれも、錨に似た花を咲かせるので名前が似ています。 可愛い花ですね。

可愛いと云えば、植物園の雑木林の落ち葉の中から、そこここで顔を出していた
『スミレ』です。

山渓ハンディ図鑑では『日本のスミレ』と云うこの種だけで、1冊の本が出されている程
ですから、見分けるのが難しい!です。
今回も可愛いなぁと思って、写真をいろいろ撮って来たのですが、戻ってからじっくり
眺めてみると、微妙な違いがあることに気がつきました。
果たしてこれが同じ種類なのか、そうじゃないのか…。 何だか気になり始めました!
見分けるのは難しいからと、半ば匙を投げていたのですが…。


これは、『アオイスミレ』でしょうか?
上高地で見慣れた『タチツボスミレ』とは、葉が違うような気がします。


このスミレは『シハイスミレ』じゃないかなぁと思っています。たくさん咲いていました。
戻ってから微妙な違いに気づき調べてみたところ、このスミレはいい匂いがするらしいです。
いつも後悔するのですが、匂いを確認し忘れるとほとんどがいい匂いなのです。

でも反対に気をつけていると、臭いを嗅いでしまうことがあります。

この花は『マメナシ』と云うバラ科の花なのですが、遠くから見ても真っ白で満開で
とても美しかったのです。

でも、近寄って匂いを嗅いでびっくり!
あまりのくさい臭いにその場に居たたまれず、走って逃げる程でした。
(走るからでしょうが)風が自分の方に吹く気がして、その臭いが追って来るようでした。

出口で係の方に確認すると「『マメナシ』の臭いではないと思います」と云われたのですが、
もう一度匂いを確認する勇気はありません…。 ふぅ…。
こんな辛い経験もしながらも、いろいろな花の匂いをまた嗅いでいきたいなぁと思います。

再び、近くの植物園に

2008年04月04日 05時42分03秒 | オフシーズン2007-08

もう昨日になってしまいましたが、いい天気に誘われて、いつもの近所の植物園に
花見に行って来ました!

毎日暖かい陽射しが降り注いで、私の家の近くの桜は満開です。
この時期を逃したら、また来年まで見られないのですから、今は桜を満喫しなければ!
と思うのです。 何を措いても、措けるなら…。

で、前日に遅くまで起きていたので(と云うか朝まで起きていたのですが)なかなか起きれず
植物園に出かけたのは、もう昼を回っていました。
園内は子供連れだったり、花見目的の団体だったりいろいろでしたが、騒がしいと云う程
ではなく、鳥の声もよく聴かれました。

トップの桜は姿が美しくて私は大好きなのですが、園内に入ってすぐの小高い場所にあります。
そこには花見客ではなくて、3人のおばちゃま方が熱心にこの桜を描いておられました。
邪魔をしたくなかったので、一旦もう一つの目的の『カタクリ』を見に向かいました。

この花だけを見るために来ている方もいらっしゃるようです。
それもいいですよね。 この花も緑の少ないこの時期に逸早く地上に現れて、またすぐに
消えてしまうスプリング・エフェメラルと呼ばれる妖精なのですから。

植物園の入口で係の方が珍しく「カタクリはもう終わりかけですから見逃さないで下さい」と
話しかけて下さいました。(ちょっとうれしかったです。)
確かに終わりかけの花も多かったのですが、でも今朝開花したものや蕾もまだたくさんあって
大満足でした!

この蕾は柵から少し奥で向こう向きになっていたので、手を伸ばして撮ったのですが、
かなり膨らんで来ているので、明日くらいには開くつもりなのでしょうか。

先月中旬に塩尻の『山ノ神自然園』に行った時のことは、このブログに詳しく書いたのですが、
その自然園にもカタクリの群生がありました。 まだ時期が早かったので、花はもちろん
蕾も見られなかったのですが、たくさんの特徴ある葉が準備を始めていました。
今頃、たくさんの花を咲かせていることでしょうね。

ところで、その『山ノ神自然園』で見たサイカチの実が、この植物園でも落ちていました。
その時にはサイカチの樹に鋭い刺が生えていると知らず、確認出来なかったので、
今回こそ!と思って撮って来ました。

思っていたよりすごい刺でした。 長さ10cm以上はあるでしょうか。

あと『カタクリ』の近くに春の花々が植えられていたのですが、『ミスミソウ』には特徴のある
葉が出始めていました。


また、ここで初めて『キクザキイチゲ』を見ました!

名前は何度も聞いていたのですが、こんなに大きな花をつけるとは思っていなかったので、
ちょっとびっくりしました。 5cmくらいはあったでしょうか。

他には『マイヅルソウ』が芽を出し始めていましたし、『ニリンソウ』も蕾をつけていました。
たくさんの『スミレ』も気をつけないと踏んでしまいそうになるほど、咲いていました。

もっと紹介したいのですが、もう5時半を過ぎてしまったので、一旦ここで終わります。
この続きはまた今夜にでも。
今日はまた別の桜を見に、この冬3度目の京都の府立植物園に行くつもりです。
その話はまた週末にでも、と云うことで、一旦「おやすみなさい!」

クルマバツクバネソウ(ユリ科)

2008年04月03日 04時05分19秒 | 上高地の花々-か
学名は:Paris verticillata
Paris:ツクバネソウ属。
※花被が同形であるため、ラテン語のpar(同じ)が語源です。
又はギリシャ神話の Parisの名前に基づいているようです。
verticillata:<verticillatus=輪生(りんせい)の、環生(かんせい)の

漢字で書くと:車葉衝羽根草
※葉の形が車の車輪に、実の形が羽根つきの羽根に似ていることから名付けられました。

上高地で咲く時期:6月上旬~7月上旬
(トップの写真の撮影日:2006.6.20)


芽吹き(撮影日:2007.5.7)

※GWが終わる頃になると、にょきにょきと芽吹き始めます。
たくさんの葉を手繰り寄せているかのようです。
大きさは全然違いますが、『キヌガサソウ』の芽吹きも同じような感じです。

蕾(撮影日:2006.6.1)

※蕾のように見える外花披片ですが『ツクバネソウ』は、単に中の雄しべと雌しべを
包むように覆っているだけでしたが、本種はちょっと先が撚れているような気がします。

蕾(撮影日:2007.6.6)

※外花披片が開こうとしているのですが、パカッと開くのではなく、斜めに撚りを直しながら
開いていくように見えます。

蕾(撮影日:2007.6.4)

※『ツクバネソウ』が開く時は、外花披片と雄しべはすぐ離れるのですが、
雄しべが長いこともあってか、本種は写真のようにしばらく引っ付いているようです。
雄しべは8本前後なので、1枚の花披片に2本包まれているような感じですね。

花(撮影日:2007.6.2)

※ここまで開くと、外花披片はさらに反っくり返るので、雄しべと離れて行きます。
雄しべの花粉が陽射しに反射して、キラキラ輝き始めます!

花(撮影日:2007.6.2)

※外花被片とは別に、内花被片と云うのもあるのですが、これも4個あって、糸状です。
この写真では、手前の外花被片の上に乗っている細いのがその内花被片です。
しばらくすると、外花被片の間から下へ垂れ下がるようです。

この花を初めて見た時は、『ツクバネソウ』も知らず、また両種の実も当然見たことが
ありませんでしたので、この雌しべのこの状態で『羽根突きの羽根と名付けられた』
と理解していました。
後で実を知って納得するのですが、この時期の雌しべも良い線行ってますよね!

実(撮影日:2007.10.4)

※正(まさ)しく羽根突きの羽根ですね! 見ていると羽子板に当たって「コーン」と云う
澄んだ音が聞こえて来そうです。
今の若い人達には(この言葉を自分が使うようになるとは!)羽子板に当たる音と云っても
果たしてどれだけの方が分かるか疑問ですが…。
この液果は青く輝いて綺麗ですね。 種も出来ますが、根茎でも増える植物です。