里紀 in Crossing Field City!

~遠く、北アルプスとお城の街を離れて~

シウリザクラ(バラ科)

2008年02月14日 23時48分21秒 | 上高地の花々-さ
学名は:Prunus ssiori
Prunus:サクラ属。 ※ plum(スモモ)に対するラテン古名。
ssiori:アイヌ語のシュ・ニ(苦い・木)から来ていると云われています。
※『シュ・ニ』が『ssiori(シオリ)』となり、和名の『シウリ』に転じたとのこと。
アイヌは、この木の樹皮を煎じてお茶や薬として飲んだと云われています。

漢字で書くと:朱利桜
※とも書く場合があるようですが、アイヌ語が学名になり、その後和名に転じている
こともあって、漢字は充てられていないようです。

上高地で咲く時期:6月上旬~下旬
(トップの写真の撮影日:2007.6.28)


芽吹き(撮影日:2007.4.23)

※冬芽が大きく膨らみかけています。 赤い芽が林の中でとても目立ちます。
この状態で芽はどんどん長く大きくなっていきます。

芽吹き(撮影日:2007.5.16)

※長く伸びてから開いた芽の中からは、しっかりと伸びた若葉が現れます。
小さな芽から折りたたまれて出て来て、外で伸びるミネザクラの若葉と違う点です。
薄いピンク色の皮のようなものが、花の咲いていない早春の林の中で花のように見えます。
赤い若葉がとても美しい頃です。 花柄がまだ短いので、ウワミズザクラと間違えやすいですが、
葉が赤いことで見分けられます。(ウワミズザクラはこの頃はもう緑色になっています)

蕾(撮影日:2007.5.23)

※蕾がかなり大きくなって来ましたが、花が咲くまでまだ約1ヶ月もあります。
葉が大きくなると樹全体がうっそうとして来るのですが、まだこの頃はスキッとしている
感じがします。

蕾(撮影日:2007.6.19)

※ここまで大きくなると、もうウワミズザクラと間違うこともありませんが、
大きくて長くて圧倒されそうな花です。 とても桜とは思えないです。

花(撮影日:2006.6.19)

※このアップは結構すっきりした花柄ですが、もっと小花がわさわさ密集したものも多いです。
ここは、梓川に面していて穂高も見える絶好の場所にあり、10m近くになる大きな樹です。
満開になると、花がゆさゆさ風に吹かれて揺れ、素敵な光景です。

実(撮影日:2007.8.24)

※もう少しするともっと球形になって、真っ赤から黒に近くなっていきます。
あっと云う間になくなってしまうので、鳥だけでなく猿も食べるのかもしれません。

一転の暖かさ

2008年02月11日 23時55分46秒 | オフシーズン2007-08

3連休最後の日、お休みでした。
家で写真の整理をしてゆっくり過ごそうかと思いましたが、部屋の空気の入れ換えをと
窓を開けたら、真っ青の快晴にびっくりしました!
こんな日に家で過ごしたらもったいない!っと飛び起きて、近くの大学の付属植物園に
梅を見に行こうと思い立ちました。


この植物園は、今を遡ること30年も前、高校時代に試験勉強の度に通っていました。
植物の試験勉強ではありません。 普通の数学とか古典とかです。
静かで森に囲まれた中でベンチに横になって、勉強していたんです。
よく考えてみたら、この頃から樹々の中で過ごすことが好きだったのですね。

この植物園は、生駒山地の端に位置しており、山麓の地形を活かしていて、

こんな坂道も至るところにあります。 落ち葉のクッションが心地いいです。 でも、
最近の運動不足で、坂道を歩きながら「やばい!息が…」と現状を実感してしまいました…。

植物園の中は広くて、案内図を見ながら歩いても梅林を見つけることが出来ませんでした。
しょうがないので、歩き回って冬芽を探すことにしました。

ところどころで咲いていたのは『モチツツジ』で、葉などに粘りがあることから
この名前がついたそうなのですが、↓この花の冬芽はこんな感じでした。


あと、ちょっとこんな夏の名残り(半年も経つのに…)も見つけてしまいました。


念願の『ロウバイ』です。トップの写真でももう紹介済みなのですが、大好きな花です。
いつもは京都の北野天満宮に行って鑑賞するのですが、こんな身近で満開を楽しめました!

いい匂いで、なかなか側から離れられず、ここだけで20~30分くらい過ごしましたが、
暖かい陽射しの中で、幸せなひとときでしたョ。
では、ロウバイの冬芽と葉痕です。

あまり可愛くなかったのですが、近くで可愛いのを見つけたので、ご紹介します。
『オオデマリ』の冬芽と葉痕です。

とんがり帽子を被って、目と口がくっきりですよね。(ちょっとピンボケが残念ですが)

もう1つは、『カマズミ』です。

左の目に相当する痕が、ちょっと上目遣いになっているようで、「何?」って
うさん臭そうに見上げている感じがしませんか?

植物園では、ほとんどの樹や花にネームプレートがついているので、
葉痕を見つけてもすぐ何の樹かが判るのがいいですね。

今日は12時くらいから入園して、2時間半くらい歩き回りました。
楽しかったですぅ~~!
ストレス発散して、明日からも頑張って仕事に励む力が湧いて来ました!


9日は雪になりました!

2008年02月10日 00時14分41秒 | オフシーズン2007-08

今日の(日付が替わったので昨日ですが)雪は凄かったですね。
雪の予報だったので、カメラを持って通勤しました。

朝はまだ降っていなくて、これは御堂筋淀屋橋の街灯です。 ちょっとノスタルジックで好きです。
空は完全に雪模様になっていて、いつ降り出してもいいくらいでした。


大阪市内で久し振りに降ったので、お昼はわざわざ外まで食事に出たりしてみました。
この写真ではわかりにくいかな? 道はシャーベット状になっていました。


植木にはこれくらいは積もったのですが…。


夕方にはもうすっかり道は乾いていて、でも歩きやすくてホッとしました。
御堂筋の道路にはこんな感じで残っていました。


この写真は、淀屋橋の交差点から梅田方面を見たものです。
薄っすらと雪を被っているのは、日本銀行の大阪支店です。

ここから私は電車に乗って自宅に帰るのですが、最寄の駅まで帰ってびっくり!
駅前の公園にはこんな雪だるまが出来るくらい積もっていました!

歩道は融けかけた雪がシャーベット状になっていて、翌日(今日)も仕事の私は朝のことを
考えると憂鬱になっていました。


家の前のスロープです。
朝、滑らないでここを通れるかな? 今から不安です…。

今日の雪で大変だった方、お見舞い申し上げます。 ぼやきながらも楽しみましょうね…!

大好きな本

2008年02月09日 00時38分27秒 | オフシーズン2007-08

今日は、大好きな本を紹介したいと思います。
いつも花を紹介する時に参考にさせて頂いているのですが、実業之日本社から出ている
ピッキオ編著の『 花のおもしろフィールド図鑑 』です。
春・夏・秋の3冊で構成されていて、花の色で調べることが出来ます。
また、よく似た花の見分け方についても絵入りで説明があり、とてもわかりやすいです。

どうしてこの図鑑が大好きなのかと云うと、
図鑑として調べるだけでなく、読み物としてとても面白いからです。
この本の中の花の写真を担当し文章をエッセイ風に書いておられる中村匡男さんの
花に対する真摯な姿勢や、穏やかでユーモアたっぷりのご性格が文章の至るところに
表れていて、読んでいて爽やかな気持ちになります。

また、『「どうして山に登るのか」と云う質問をされたら、「そこに山があるから」ではなく、
「そこに高山植物があるから」と迷わずに答える』と書かれていることには、
「私もそうです!」と相づちを打ってしまいますし、
『ハリブキ』の項目のところでは、『山から落ちたりした時に、近くにこの植物しか
なかったらどうしようと真剣に思ってしまう(鋭い刺が密集しているので)』など、
ほかの図鑑ではあり得ない解説に笑ってしまったりもします。
写真だけではわからない、触った感じの説明も詳しくて、見るだけでなく触れてみる
ことの大切さも教えてくれます。
6年前に購入して以来、かなり持ち歩いて使っているので、結構ボロボロになってしまって、
各季節もう1冊ずつ買わないといけないなぁと思うこの頃です。

花の本はたくさん出版されているから迷うなぁと思われている方には、「是非!」と
お勧めしたい図鑑です。

サラシナショウマ(キンポウゲ科)

2008年02月08日 01時29分13秒 | 上高地の花々-さ
学名は:Cimicifuga simplex
Cimicifuga:サラシナショウマ属。
※ラテン語から由来。 cimix(ナンキンムシ)+fugere(逃げる)。
悪臭が甚だしく南京虫(なんきんむし)も逃げるという意味だそうですが、そんなに
ひどい臭いは花からはしなかったように思うのですが。
simplex:単一の、単生の、無分岐の

漢字で書くと:晒菜升麻
名前の由来は、春先のまだ花茎が伸びない頃の若葉を、1~2日間小川の清流などで、
よくさらしてアク抜きをしてから茹でて、おひたしなどの山菜料理にするところから
『晒(さら)し菜(な)升麻(しょうま)』という和名がついたとされています。
なお『升麻』とは漢名で、漢方では根茎を乾燥して解熱や解毒に用いられます。

上高地で咲く時期:8月下旬~9月中旬
(トップの写真の撮影日:2006.9.8)


芽吹き(撮影日:2006.7.19)

※この頃は1m位の高さで、林の中でまだまだ目立たない存在です。

蕾(撮影日:2007.8.24)

※ぷっくりと膨らんで来ました。 この頃になると暗い林の中で、揺らぎ始めます。
高さも1m50cm位になって、目線の高さになります。

花(撮影日:2006.9.8)

※ブラシのような花です。 華やかで、薄暗い林の中が明るくなる気がします。
この頃になると、にぎやかだった上高地から観光客が減って少し静かになります。
秋を連れて来る花と云えます。

花(撮影日:2006.9.8)

※この場所は、いつも10~15株位がかたまって咲いているところです。
明神に行く時には必ず通りますが、1m50cm位の高さでゆらゆら揺れている花は
遠くから見ても、近くで見ても、とても美しいと思います。
咲き始めの花は確かいい匂いがしたと思ったのですが、学名の由来になった
『南京虫も逃げるひどい臭い』がしたかな(?)とかなり不安です。
どうしてかと云うと、ガイドをした時に「いい匂いなので、匂ってみて下さいね」って
云い続けていたんですから…。
今度咲いているのを見た時には、しっかり確認しなければ!と思っています。

実(撮影日:2006.9.8)

※花はブラシのように柄の周りに咲くのですが、実になるとどうしてだか、みんな
上を向いているような気がします。 下を向いた実がないんです。 不思議ですね。

群生(撮影日:2006.9.11)

※この場所は、群生ポイントとしては有名なのではないでしょうか。
2m位にまで成長した株が、薄暗い林の中で、長い花をゆらゆらと揺らしながらたくさん
咲いているのを見ると、美しいを越えて、少し気味が悪いなぁと思うことがあります。
でも一見の価値は充分あるはずです。

ショウキラン(ラン科)

2008年02月05日 00時49分32秒 | 上高地の花々-さ
学名は:Yoania japonica Maxim.
Yoania:ショウキラン属。
※江戸時代の学者で近代植物学を初めて導入した宇田川榕庵(ようあん)に因みます。
japonica:日本の。※「Japonia」=日本のラテン語表記
Maxim.:<Maximowiczianus=ロシアの分類学者のマキシモヴィチの

漢字で書くと:鍾馗蘭
※名前の由来は、魔除けの神様である鍾馗様に似ていることからつきました。
大きい地下茎があって菌と共生して、花茎と花だけを地上部に出しています。
笹の根に着生して栄養分を取り入れる腐生植物で、葉緑素を持たず光合成をしません。
ラン科独特の美しさを持っていると思います。 日本固有種です。

上高地で咲く時期:6月中旬~7月上旬
(トップの写真の撮影日:2007.6.28)


芽吹き(撮影日:2007.6.23)

※木道の真下に見つけたのですが、暗くてなかなかカメラのピントが合わず、大変でした。
本当はもう少し、土から出た直後の様子が知りたいと思っているのですが、
どこに出て来るか予測が出来ないので、難しいです。

蕾(撮影日:2007.6.23)

※茶色の蕾の中から、クリーム色の花の一部が出始めています。

蕾(撮影日:2006.6.25)

※この株は、遊歩道のすぐ脇に花を出しました。 美しく蕾を開き始めています。

花(撮影日:2006.6.28)

※蕾から3日後には、もう花になっていました。 蕾が次々に開いて、長く咲きますが、
咲き終わると黒く朽ちてしぼみます。 毎年同じ場所には咲きません。
なかなか咲かなくて探し回る年もあれば、確か2003年は、至る所で咲きました。
「こんなに咲くと、珍しくもなんともなくなるね」と話す程でした。

花(撮影日:2007.7.20)

※この場所では、1本の大きな木を囲むように20株程がかたまって咲いていました。
少し盛りを過ぎていたので残念だったのですが、一度にそんなにたくさんが咲くのを
見るのは初めてだったので、感動で、なかなかこの場所を離れられなくなりました。
2008年に同じ場所に来ても、きっと咲いていない、本当に1回きりの花です。

後光が射しているように思えるくらい、光り輝くように見える花です。

残念でした…

2008年02月04日 12時52分49秒 | オフシーズン2007-08

…。
Super Bowl終わりました。
応援していたニューイングランド・ペイトリオッツは負けてしまいました。
残念です。
やっぱりパーフェクトシーズンは難しいですね。
ニューヨーク・ジャイアンツのオフェンスもディフェンスもラインが強かったです。
完敗だったかな…。
ロースコアのゲームで、無茶苦茶疲れました。

あとは、プロボウルを残すだけですが、これはオールスター戦なので公式戦ほどの
真剣味がないような気がするので、今日で今シーズンは終わった感じです。
録画して残していた今シーズンの面白かったゲームを、時々見て、名残りを惜しみます。
また来シーズンも我バッカニアーズとペイトリオッツを応援するつもりです。

今日は、もう不貞寝しよ。

節分の朝

2008年02月03日 23時23分18秒 | オフシーズン2007-08

今日は低気圧が日本の上空に居座って、全国的に雪が降ったようですが、
私の住む大阪と京都の間にも、ようやく雪が降りました。
(前回奈良に雪が降った時は、県境の山が白くなった位で、雪は降りませんでした。)
と云っても、写真の状況でしたので、1cmも積もったわけではありません…。
それに、電車に乗って出勤すると、大阪は雨になっていました。 残念。
積もって大変だった関東の方には申し訳ないのですが、少し位積もってほしかったですね。

がっかりしながらも、しっかり出勤し、忙しく仕事をこなして来ました!

それから今日は節分ですから、私の住む大阪では、今年の恵方(南南東)を向いて
太巻き寿司を食べる風習がありますので、迷信とは充分わかっていながら、楽しんで
夕食に丸かじりしました!

最近はコンビニの販売戦略にのって、全国的に広がりを見せていますね。
他の地方の方は、どうして節分に太巻き寿司を丸かじりするのかと、思われると思いますが、
大正の初め、大阪花街で節分の時期にお新香を巻いた海苔巻を恵方に向かって食べるという
風習を、昭和23、4年頃に海苔の消費拡大のため関西の寿司屋と海苔業者が組んで
考え出したのがそもそもの謂れのようです。 太巻きに変わったのもこの頃です。
『福を巻く 切ると福がこぼれる』ということで丸かぶりとなったようです。
また寿司に巻く具が7種類で七福神を示すなどというこじつけもあるようです。

バレンタインデーのチョコがお菓子業者の戦略、
土用の丑の日のうなぎの蒲焼が鰻屋と平賀源内の相談から始まったものですから、
関西のこの節分の恵方巻きも、そんな戦略が根付いたものとして、楽しみたいものです。
だから、今年の恵方は南南東と云いながら、本当は『南微東』で南南東よりもう少し
南に向くなんて、難しいことは気にしないで食べましょう!

今夜眠ると、明日は立春!
♪春は名のみの~、とまだまだ寒いですが、それでも夕方5時に仕事が終わる頃には
もうかなり明るくなって来ました。 暖かい春は、どんどん近づいて来ています。

それから、今夜眠ると、明日は待ちに待ったSuper Bowl!
トム・ブレイディ率いるニューイングランド・ペイトリオッツとイーライ・マニング率いる
ニューヨーク・ジャイアンツの対決。
ニューイングランドが19戦全勝でスーパーボウルを制するか、楽しみです!
私は、明日は休みを取っていますので、朝からTV観戦で盛り上がるつもりです。

午後からは、京都の北野天満宮に梅を見に行ってこようかなと思っています。
もうロウバイは終わったかもしれないけれど、またしばらく休みがないので、
応援しているペイトリオッツが勝ってくれたら、うれしくて行くかもしれません。
負けたら、不貞寝でもするかな!?

タケシマラン(ユリ科)

2008年02月01日 00時29分41秒 | 上高地の花々-た
学名は:Streptopus streptopoides var. japonicus
Streptopus:タケシマラン属。
※ギリシャ語。streptos(ねじれた)+pous(足)。花の柄が捻(ねじ)れて葉の下に入るから。
streptopoides:タケシマラン属に似た
japonicus:日本の。※「Japonia」=日本のラテン語表記+「-icus」=地名の形容詞化

漢字で書くと:竹縞蘭
※竹の葉に似ているので、タケ。葉の葉脈が縦についていて、縞に見えることから、シマ。
花柄が長く伸びて、下向きに咲く花をユリ科ではなく、ラン科に間違えたことから由来。

上高地で咲く時期:5月下旬~6月中旬
(トップの写真の撮影日:2007.7.20)
※トップの写真が7月なのは、撮影した場所が『涸沢』だからです。 涸沢まで行くと、
さすがに、上高地より2ヶ月も遅れるようです。 近くにはサンカヨウも蕾でした。


芽吹き(撮影日:2007.5.24)

※葉が開き始め、下にぶら下がる蕾がまだ葉の上にのっています。 まだまだ固い蕾です。

蕾(撮影日:2006.6.1)

※6月になってまだ蕾なのは、上高地の平地より少し標高の高い、岳沢だからです。
手のグーのようなまだ固い蕾です。

蕾(撮影日:2007.5.23)

※この株には蕾から花にかけての開き具合が全部見られるので、とても面白いケースです。
1番右の蕾は、下に花びらが突き出すところまで開き始めています。
右から2番目の蕾は、手をパーにしたくらいまで開いて来ました。 この後、花びらは…。

花(撮影日:2006.5.21)

※そっくり返るように、開きます。
まるで、パラシュートでスカイダイビングをする時に、手と足をそらせるように!

※上高地内の遊歩道脇には、結構たくさんこのタケシマランは咲いています。
ところが、株の丈が30~40cm程しかないので、葉の影に隠れて咲いている花を
見つけるのはとても難しいかもしれません。 でも、一度タケシマランの葉を見知ると、
特徴のある葉なので、「ん!? これは?」と葉の下を確かめたくなるはずです!
花も緑色で地味ですが、よくよく見ると味のある可愛い花で、どんどん好きになります。

実(撮影日:2007.6.28)

※まだカクカクの出来立ての緑の実です。
こんなにたくさんの実が鈴生りになっているのは、珍しい部類に入ると思います。

実(撮影日:2007.9.29)

※赤くなると残っているのを見つけるのは難しいです。
実にしても、早く誰かに食べられて、種を遠くに運んでほしいはずでしょうから…。