里紀 in Crossing Field City!

~遠く、北アルプスとお城の街を離れて~

お花畑で探したものは…

2008年08月02日 01時22分54秒 | 上高地周辺の山々

昨日の続きです。 乗鞍の畳平のお花畑に行って来ました。
真っ白に咲き乱れているのは、『ハクサンイチゲ』です。
先に剣ヶ峰に行って来たりしたので、午後になってしまい、ガスってしまうこともしばしば。

でも周りが真っ白になっても、幻想的で最高でした。 こんな感じ大好きなんです!

お花畑では、『ミヤマキンポウゲ』『チングルマ』『ミネズオウ』『ヨツバシオガマ』などなど、
『クロユリ』もたくさん咲いていました。

高山植物は厳しい環境で生きているため、成長がとても遅いと云われています。
例えばこの『クロユリ』は、花をつけるようになっても最初は1つだけで、その花には雄しべ
しかないそうです。 植物にとって種をつけることは体力のいることです!
体力がつく前の自分が受粉しないため、他の花のために雄しべだけがあるのです。
何年か経って種をつける準備が出来ると初めて雌しべが現れるのだとか…。
そんな話を聞いてから『クロユリ』の花を見ていると、2つも花をつけている花には
「きっとベテランなんかな…、ここで何年生きている?」なんて話しかけたりしてしまいます。

で、お待たせ致しました! 今日のタイトル『お花畑で探したものは…』、
『ハクサンイチゲ』?

ではなく、

『ミドリハクサンイチゲ』でした!
今年見つけたのは、全体が薄緑と云う花ではなく、緑のさしが入った花でした。


通常の5弁の花びらに緑が入った花や

八重の花びらの花まで、お花畑の一角にかたまって咲いていました。
遊歩道のすぐ脇に咲いていましたから、探してみて下さいね。

では、また明日。

乗鞍岳に行って来ました!

2008年08月01日 01時25分28秒 | 上高地周辺の山々

30日が休みだったので、ホテルの同僚と乗鞍の剣ヶ峰に登りに行って来ました。
登りにと云っても、2700mの畳平までバスで行けるので実際には肩の小屋から片道
40分位の登りです。 気軽に行って来ました!

上高地を7時ちょうど発のバスに乗り、平湯温泉に行きます。 そこから7:40発の
畳平行きのバスに乗り換え、約1時間で畳平に着きます。
バスの中からは白山や笠ヶ岳、槍・穂高連峰がくっきりと見えて、最高のお天気でした。
でも9時半を回ると、決まって槍・穂高方面に雲が湧いて来て、見えなくなるんです。
この日も案の定でした。
畳平に着いて、早速富士見岳を目指します。 畳平のお花畑はこの際、後回し!
畳平を取り囲む山の1つ、富士見岳山頂から見た光景が今日のトップです。
「やっぱり奥穂は、前穂より高いよねぇ…」といつも思いながら眺めます。


『富士見岳、2818m』名前の通り、晴れていたら富士山も見える山です。
バスターミナルから鶴が池のほとりを回って行くと『富士見岳登山口!』があり、
そこからたったの15分そこそこで登れるので、大好きな山です。
槍・穂高連峰にガスがかかって見えなくなるまでに登れるので、バスを降りると一目散に
目指します。
この後、写真の一番左の剣ヶ峰に登るのですが、富士見岳を下りてコロナ観測所との分岐に
さしかかる頃には、槍は見えなくなってしまっていました…。

肩の小屋で『ふきのとうの天ぷらうどん』を食べて、登り始めると、約30分で
『蚕玉岳(こだまだけ)』に着きます。

コロナ観測所の向こうに見える少し尖がった山が『笠ヶ岳』です。
90度右に向くと、

目指す剣ヶ峰の山頂が間近に見えます。 ここから山頂まで、約10~15分。
朝日岳から蚕玉岳の稜線は、いつも強風で困らされているところなのですが、この日は
無風状態で、快適でした!


山頂から大日岳(左)と屏風岳を望む。
学校登山と学童保育登山(?)の団体に重なってしまって、山頂は大混雑!
鳥居は写せずに下山することにしましたが、乗鞍神社の本宮の写真を撮って来ました。

御祭神は、天照皇大神(日の神)、大山津美大神(山の神)、五十猛大神(木の神)、
淤加美大神(水の神)でした。
これからの登山の安全のために祈願して来ました!

帰りはザレた下りが続くので、ひざを痛めないようにかなりゆっくり下りたので、
行きと同じ40分かかりました。
登山中は雲が陽射しを遮ってくれたので、快適で日焼けもほとんどしませんでした。
肩の小屋で黒胡麻ソフトを食べて、私の本当の目的の畳平のお花畑に向かいました!

いつもこのブログを見て下さっている方には、お花畑に何を探しに行ったか、
予想はついてられると思いますが、それきっと当たり!です。
その花のことは、また明日にします。 良ければお楽しみに!
(もったいつけてごめんなさい!)
とうとう8月になってしまいました…。 頑張って働かなければ!