7泊8日の帰郷でした。往きは良い天気で富士山も綺麗でした。
骨折で3月3日から入院していた兄の退院と認知症が進んでいるので
担当の先生から病状と介護認定の申請についての説明を伺って着いた当日に退院しました。
翌日からは介護の手続きと合間を見ての掃除でした。
1か月近くの入院だったので冷蔵庫の食品もすべて廃棄、臭いの籠った庫内の掃除、キッチンにあった調味料や食品も期限切れ
の物をまとめてのゴミ出し、夫が手伝ってくれましたが当人は全く関心がありません。
3月30日、介護施設で相談を受けて下さったケアマネジャーさんがとても親切な方だったのは幸運で相談した翌日に兄宅に様子を見に来て
下さいました。
独り暮らしでは申請から許可がありるまでも待てないだろうからと、許可が下りる前から「ヘルパーさんの手配をしましょう。
許可がおりない時は自費になりますが。」とヘルパーさんのチーフと連絡を取って2日後に来て頂き入る日を決めて下さいました。
長年気になっていた市営霊園のお墓も兄が判るうちに、お墓じまいをすることにして菩提寺のご住職さんに相談して石材店のご紹介をしていただきました。
こちらも、上手く連絡が付いて翌日お墓を見て頂き次回の病院の付き添いまでに作業をしてくださることになりました。
お骨はすでに京都の東本願寺に収めてあるので、立ち合いも必要がないから作業の写真を持って市役所の手続きだけで済む事になりました。
さて帰って来てからの兄ですが、「財布がない、預金通帳が無い。印鑑が無い。」認知症では良く聞く話ですが1日に何回も繰り返されると
その都度大騒ぎです。
予防としている間は私が預かる事にしましたが、それでも忘れて何度も同じことを言い出しました。
「エアコンが壊れた!電機屋に連れて行って!」古いエアコンでも兄は修理をしたかったようですが量販店に行きエアコンの手配をして
こちらも幸いにも在庫があって1日に買って4日に工事が出来ました。
工事に来られた方が「今の時期は移動需要で売れているので待たずに工事が出来たのはラッキーでしたね。」と言われました。
5日に帰る翌日からヘルパーさんが来て下さるので判りやすいように戸棚の中も部屋もワゴンや椅子、小物ではスリッパ等も買って準備して
帰って来ました。
ヘルパーさんが手伝ってくれるのを嫌がっていた兄ですが、翌日の様子では大丈夫そうで少しホッとしました。
でも相変わらず、「○○が無い、何処にあるのか?」と電話がかかって来ます。
掃除をして整理したのが自分流になっていないのが不満なのでしょう。
「ホームに入らずに暮らしたい。」との本人の希望が出来るだけ長くかなえられると良いのですが、先のことは予想が付きません。
いつか自分たち夫婦にも認知症を発症する日がくるかもと記録に残す事にしました。
今回は帰って来ても何もする気になれませんでしたが、明日は満開の桜でも見て気分転換をしたいと思います。
優もお友達のお蔭で元気でした。可愛がっていただき有難うございました。
畑の絹さやも白い花が咲き始めました。