
かなり以前に読んでいた内田康夫さんの “浅見光彦シリーズ” ですが、このところ、私の出張先が舞台となった作品を、あるものは初めて、あるものは再度読んでみています。
ただ、私の出張先も以前勤務していた会社のころを含めるとそこそこの都道府県にわたるので、どうせなら “シリーズ全作品制覇” にトライしてみようと思い始めました。
この作品は「第41作目」です。今回の舞台は “伊香保(群馬)”。
伊香保には、かなり昔になりますが、近場の温泉地ということで、(たぶん)同期入社の研修後の親睦会で訪れた記憶があります。(正直、かなり朧げです)
プライベートでも、家族ドライブで立ち寄ったことがあるように思うのですが、こちらも定かではありません。こどもたちと「ガラス細工の体験」をしたのが、伊香保だったような記憶が・・・。
この作品、ミステリー小説ですからネタバレになるとまずいので内容には触れませんが、シリーズのなかではちょっと変わったテイストのように感じました。
最後の光彦の謎解きがすっきりと全貌を顕かにせずして幕が引かれましたが、ただ、それでも中途半端な尻切れトンボという感じは抱かなかったですね。こういったエンディングもありかも・・・、という “湯煙の里の情感” が漂うような物語でした。
さて、取り掛かってみている “浅見光彦シリーズ制覇チャレンジ”、それほど強い意志をもって完遂しようとも思っていませんので、まあ、“どこまで続くことやら”です。
次は、42作目の「平城山(ならやま)を越えた女」ですね。
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