
1961年に公開された日本映画です。
当時の世界最高水準の特撮映画でしょう。 設定やストーリーはともかく、CG登場するはるか以前、 架空世界の創造や現実世界の再現にこれだけのエネルギーをつぎ込んだ映像は驚愕 です。
圧巻だったのは、渋谷界隈のミニチュアセットの精巧さと、 それを破壊していくシーンのリアリティ。看板ひとつ、 電線一本までも実際に作り込んでいるのですから、 この執着たるや筆舌に尽くしがたいものがあります。 見事の一言ですね。
60年以上前の映画ですが、 この渋谷の映像を見るだけで、 いまだに関係者の熱量が伝わってきますね。
制作は田中友幸さん、監督は本多猪四郎さん、 そして特技監督は円谷英二さんという最高の制作スタッフに、 音楽は古関裕而さん、 さらにモスラ幼虫のスーツアクターは中島春雄さん。 これだけ並べば文句のつけようがありません。
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