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「直列型」より「並列型」で - 早く進める工夫 -

2005-03-27 20:01:31 | ブログ
 仕事を進めていく際は、どんな人でも必ず複数の業務(課題)を抱えることになります。その場合、当たり前ですが、ひとつし終えてから次にとりかかる・・・というやり方はよくありません。

 複数の業務は「同時進行的」に「並列(パラレル)」に進めておくべきです。
 順々に(シーケンシャルに)取り組む場合はプライオリティ(優先順位)をつけるわけですが、プライオリティは時折変化します。何らかの要因で、先にとりかかっていた仕事Aより後にする予定だった仕事Bの方を急がねばならなくなることはよくあります。
 また、ひとつの仕事がなかなか片付かず長く尾を引くこともあります。こうなるといつまでたっても次の仕事にとりかかれません。

 したがって、ひとつの仕事は、常にいくつかの業務のかたまり(サブタスク)に分けて「同時並行的」に片付けていかねばなりません。

 その場合にも、「時間」と「空間」というコンセプトが重要になります。

 すなわち、ひとりでそれら複数のサブタスクを処理しようとすると「時間を区切って(タイムシェアリングして)」取り組むことになります。
 また、他の人に依頼していくつかのサブタスクを処理してもらう場合は「空間」を活用したことになるのです。
 さらに、複数の部分に分けて進めている場合、「時間」と「空間」をうまく組み合わせて、「他部門に依頼している」間に「別の部分を詰めておく」という「時間分担と空間分担の連携プレー」を図るともっと効率は上がります。

 以前、小型ビデオカメラの大ヒット商品に「SONYハンディカムTR-55」という機種がありました。この製品の開発においては、製品化/製造・値づけ・プロモーション等のあらゆる営みが同時並行的に動き、驚異的な短期開発を成し遂げたと言われています。


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