2009年公開のアメリカ映画です。
絵に描いたような典型的な “サスペンス”作品ですね。ただ、最後のサプライズまで含めて、 ここまで完全に“王道の構成” でストーリーが作り込まれていると、 その完璧性故に逆にインパクトが薄れてしまいます。
綺麗に並べられたパターンの積み重ねで物語は進んでいくのですが 、ひとつひとつのパートを振り返ってみると、 結構強引であったり詰めが甘かったりしているんですね。
せっかくのマイケル・ダグラスも、 その演技の凄みを発揮する場がなかったように思います。 ちょっと残念でした。