かなり“ショボい”印象だったのですが、 やはり1993年のテレビ映画なんですね。
テロリスト、ソ連、核爆弾、列車ジャックととても月並みな“ ネタ”が並んだ、いわゆる“B級サスペンス”の典型です。
ただ、 単純なつくりだけに、 誰でもある程度の満足感と物足りなさを感じながら素直に楽しめる 作品だとも言えます。
ちなみに、主演はピアース・ブロスナン。彼が “5代目ジェームズ・ボンド” として登場するのは1995年「ゴールデンアイ」ですから、 本作品はその直前のタイミングです。
ほぼ同時期のピアース・ ブロスナンですが、“ジェームズ・ボンド” という役は「役者としての存在感」 自体を一変させてしまうようです。“007シリーズ”という “映画の格” のなせる業かもしれません。