「一日だけの記憶で、一晩眠ると前日の記憶がなくなってしまう」というのは、ドリュー・ バリモアの「50回目のファースト・キス」 での設定と同じですが、あちらは“ロマンティック・コメディ”、 こちらは“サスペンス・スリラー”です。
ストーリー的には、 犯行に至る動機や人物のバックグラウンドが不明瞭なので、 今ひとつ “雑”な印象が拭えません。
他方、キャスティングについていえば、 ニコール・キッドマン、コリン・ファース、マーク・ ストロングとなかなか豪華な面々が並んでいます。
結局のところ、この3人で物語は進んでいくわけで、このクラスの役者さんが揃うと それなりのレベルの見応えは担保できてしまうんですね。