久しぶりに映画らしい映画を観た感じです。まさに“骨太” の作品ですね。
ストーリー中には、 意外性のある展開がいくつも仕組まれているのですが、それらが、 確かに “然もありなん” というリアリティを感じさせるんです。舞台設定が「メキシコ」 というせいもありますね。
キャスティングもよく練られていたと思います。
こういう役のデンゼル・ワシントンはハマっていますね。 まだ子役だったダコタ・ ファニングは確かに評判通りの好演でしたし、母親役のラダ・ ミッチェルも物語のそれぞれのシーンにうまくマッチしていました 。
こういうテイストでも、ともかく、最後に“救い” を残しておいてくれたシナリオに拍手しましょう。