1960年の作品です。
このころの「名作だと評判の映画」は確かに素晴らしいですね。
脚本もそうですが、やはり役者さんの技量と存在感が違います。 この作品でいえば、当然ですが、ジャック・レモンとシャーリー・ マクレーン。ジャック・レモンがみせる主人公の哀愁、 シャーリー・マクレーンのコケティッシュな表情、いいですねぇ、 役柄とのマッチングの良さが二人の魅力を輝かせているようです。
その他のキャスティングでいえば、 お人好しの隣人ドレイファス医師を演じたジャック・ クルーシェンも印象に残りました。こういう役回りの存在はとても大切ですね。
ラストシーンもほどよい程度の余韻を残す演出で、 これもまた見事だと思います。