シリーズ第25作目、2001年の作品です。
プロットやストーリー面では、 全ゴジラシリーズを通しても私が好きな作品のひとつです。
キャスティング面で特筆すべきは宇崎竜童さんでしょう。 演技なのか慣れない故なのか、 ぎこちなく朴訥な立ち振る舞いがなかなか印象的ですし、 天本英世さんが、 まさに彼らしいミステリアスな役柄で登場しています。
ゴジラシリーズ第3期の「ミレニアムシリーズ」 は独立色の強いものが多いのですが、本作品の場合、 ゴジラ以外の怪獣のプロットが “大和聖獣” という全く独自の位置づけとなっているのもオリジナリティがあっ て面白いですね。
唯一の欠点は「ゴジラの造型」です。 特に肩から腕あたりのつくりは “体格のいい人間そのもの” でかなり違和感がありますね。