池上さんと佐藤さん、今の時代でこの手のテーマを語らせるには “最強のコンビ” といっていいでしょう。
お二人の「活字メディア」からの情報入手方法を、各メディアの特性やメディアへの具体的なアクセス手段(ツール)を説明しつつ紹介した内容が中心です。お二人による「メディアとの付き合い方指南」といった体でしょうか。
さて、この密度の濃い著作、お二人の指摘のほとんどは私も常々「やってみたい」と思っていることでしたが、さすがにお二人のアドバイスをすべて真似することはできないでしょうね。
以前の私は「読書」と「ネット」がインプットの主要手段で、その目的は「実践的なノウハウの習得」が中心だったように思います。が、最近では、できるだけ多彩な情報(コンテンツ)に触れたいというふうに「目的」が変質してきていて、“情報の質”や“情報入手の効率性”にはあまり構わなくなりました。
それに伴い、ネットでの「映画(dTV)」「雑誌(dマガジン)」や改めて「Twitter」や「facebook」等のSNSからのインプットも増やしつつあるというところです。
“玉石混交も、また楽し」といった感じでしょうか。
僕らが毎日やっている最強の読み方;新聞・雑誌・ネット・書籍から「知識と教養」を身につける70の極意 | |
池上 彰,佐藤 優 | |
東洋経済新報社 |