OMOI-KOMI - 我流の作法 -

For Ordinary Business People

資料作成の5W→1H

2005-07-02 22:46:50 | ブログ
 会社で働いていると、通常の業務のアウトプットとして何らかの「資料」を作成することがよくあります。

 そういった資料作成における基本的な留意点です。

 資料作成(「どのように(How)作るか」)のポイントは、「5Wを意識する」ことです。この場合の5Wは、(ちょっとこじつけっぽいですが、)
まず、「資料作成に取りかかる前に
   ① いつ (When)
   ② どこで/どんな場面で (Where)
   ③ 誰が (Who)
   ④ 誰に対して (to Whom)
   ⑤ 何をする (for What) ための資料か
を考える」ということです。

 「何を言いたいための資料か?(for What)」については、誰でも意識していると思います。(もちろん、そもそもその点からして曖昧な資料も時折見かけますが・・・)が、それと同程度に重要なのは、「誰が(Who)使う(説明する)資料か?」という点です。

 資料作成の初心者は、無意識のうちに「自分」が説明することを前提にして、自分の世界のみをイメージして資料を作ってしまいます。
 そうなると、記述内容が専門的過ぎたり、ともかくあれこれ説明しておきたいことをテンコ盛りにしたり・・・となりがちです。
(特に、学生時代は、たとえばゼミの発表にしても何にしても、ほとんどの場合資料を使うのは自分自身と決まっていますから、ついついそのノリでやってしまうのかもしれません。が、これは結構、会社に入ってそこそこ経つ中堅社員の場合にも時折見かける傾向です。)

 自分以外の「誰か」のための資料は、それを使う「誰か」の立場にたって、「誰か」を主語にして作らなくてはなりません。

 同じ課題の対策を説明するとしても、部長が社長に説明するための資料と、自分が課長に説明する資料とでは、全く顔つきが異なったものになるのです。


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