OMOI-KOMI - 我流の作法 -

For Ordinary Business People

どうせやるなら「自分が親分」

2005-02-06 12:56:08 | ブログ
 自分が仕事を受けたとき、どうせやるなら「自分が親分」になった方が結局のところ「いいことは多い」ものです。

 自分が音頭を取れば、仕事のプロセスを自分でコントロールできます。スケジュール(課題検討の期限等)も自分のペースを勘案しながら設定できますし、自分がとりまとめ役をしていれば、結論の方向性もある程度自分の考えている方向にリードすることができます。

 実際、スケジュールにしても結論にしても、とりまとめ役がつくる原案にかなりの部分規定されるものです。また、意見が対立するときも、最終的には、とりまとめ役であれば自分の考えを押し通しやすくなります。

 課題をWG形式で検討するときは、通常とりまとめ役は「事務局」と位置づけられます。が、ときに「事務局」は「ホッチキス」になる場合があります。すなわち、WGのメンバに課題を割り振って、その検討内容・結果をただ単に「ホッチキス」で綴じてアウトプットにするのです。
 別にそういう形で解決できる程度の課題であれば、ひとつの方法だとは思いますが、本来の事務局はもっと生産的・指導的役割をもつべきです。

 具体的には、ある課題について、
   ①検討項目の抽出
   ②検討責任者のアサイン
   ③検討スケジュールの決定
   ⑤議論のリード
   ⑥意見調整
   ⑦検討結果のとりまとめ
等の役割をこなす必要があります。そして、それらを期限内に効率的に進めていくため強力なリーダシップを発揮すべき立場にあります。

 役所の検討会の事務局といえば、もろもろの庶務・雑務の下働き的色合いが濃いように感じますが、本来「事務局」は主役なのです。偉いのです。実権力を握っているのです。実際、事務局になると、あれこれ細かしい業務にかかずらわったり関係者間の利害関係の調整等に走り回ったりと確かに大変ですが、それに余りあるメリットがあります。その役目をきちんと果たせば、関係者からの信頼を得られますし、自分たちとしても自信になり、仕事の達成感も格別のものになります。

 自分が直面している課題解決のためには、進んで手を上げる価値があるものだと思います。


コメント
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