1999年に制作された中国映画です。
長年、
目にする風景も人々も “山岳村落” の典型的なステレオタイプで、
中国映画も最近は “ハリウッド的?” なCGやVFX技術満載のド派手な演出のものが目立つ中、
それはそれで素朴な趣があって悪くはないのですが、
1999年に制作された中国映画です。
長年、
目にする風景も人々も “山岳村落” の典型的なステレオタイプで、
中国映画も最近は “ハリウッド的?” なCGやVFX技術満載のド派手な演出のものが目立つ中、
それはそれで素朴な趣があって悪くはないのですが、
2022年に公開された日本映画です。
監督・脚本を手掛けた荻上直子さんの小説が原作の作品ですが、
1シーン、
そのキャスティングですが、
極めつけは、
2021年に公開された日本映画です。
同名の小説が原作の実写版ですが、物語の前半と後半とではテイス
こういった木に竹を接いだような稚拙なストーリー展開は、正直、
キャスティング面では、主人公を演じた石井杏奈さんがなかなかの
2008年に公開されたアメリカ映画です。
アメリカンコミックが原作のいわゆる “スーパーヒーロー” ものですが、ストーリーの骨格は “魔界の悪者退治” なのでいたって普通です。
そうなると、キャラクタの魅力が差別化ポイントになるわけですが、これば全くいただけません。どうしてこうまでアメリカ産のこの手の造型はグロテスクで酷いのでしょうか。
ただ、本作品の専門家の評価は揃って高いらしく、そうなると私の審美眼の方が信用ならないレベルということになりますね。
2016年に放映された日本のテレビドラマです。
本作品は「テレビ朝日」版ですが、その前に同じ原作で日本テレビ、TBS、フジテレビでもドラマ化されているようですし、さらに1971年には加藤剛さん、岩下志麻さんが出演した映画も作られているんですね。
ストーリー自体、かなりご都合主義的な設定が目立ちますが、これだけ主要テレビ局各社でドラマ化されたということは、お茶の間のライト・サスペンスとしては程よく楽しめると判断されたのでしょう。
本作の主要キャストは、檀れいさん、内山理名さん、原田泰造さんですが、TBS版では梶芽衣子さん、片平なぎささん、近藤正臣さんだったとのこと、こちらも観てみたかったですね。
2023年に公開された日本映画です。
「藤枝梅安」というキャラクタは今までもテレビや映画で何度も映像化され、
その主人公の「仕掛人梅安」、
本作の場合は、途中で明らかになる “主人公の人間関係” のサプライズがすべてですが、
2020年に公開された韓国映画です。
このところ、今ひとつ単純に楽しめる映画に出会えない時には “韓国映画” にトライしてみています。
この作品も、大作の気配はまるで感じさせないありきたりの “アクション・コメディ” ですが、そのつもりでみると十分満足できました。
設定もオリジナリティがありましたし、登場人物も、
そのあたりの想定内の演出がかえって “安心感” や “安定感” を醸し出していて、
そのベースにはアクションとコメディとのバランスが秀逸だという
2022年に公開された日本映画です。
アニメ制作現場を舞台にした “青春映画” で、原作は辻村深月さんの同名小説なんですね。
ということで、
あと秀逸だったのはキャスティング。
吉岡里帆さん、尾野真千子さんという主役級はもちろん、
さらに特筆すべきは、中村倫也さんと柄本佑さんのお二人、
本作、興行的には今ひとつだったようですが、
2010年に公開された日本映画です。
「大奥」というタイトルのコミックが原作の “時代劇コメディ” 作品なのですが、さて、これはどう評したらいいのでしょう。
まあ、ともかくコメディですから、奇天烈な設定や無理筋のストーリーをもってしてあれこれ批判じみたことをいうべきではありませんし、また、表すべき “形容詞” も浮かびません。
ただ、それらを度外視した “単純エンターテインメント” だとしても、何とも稚拙で中途半端な出来栄えです。
強いてどこかに見どころを探すとしたら、芸達者な阿部サダヲさんの存在感ぐらいですね。これは見事でした。
2019年に製作されたドイツ映画です。
いわゆる “法廷モノ” ですが、ドイツならではの “戦争犯罪” が重要なモチーフになっています。
事案関係者間の特別な関わりも効果的な設定でしたし、ストーリー展開での二段構えのエンディングはなかなか秀逸だったと思います。
また、ドイツ映画なので出演した役者さんに馴染みはありませんでしたが、みなさん、抑制された物語のトーンにマッチしたしっかりした演技を見せてくれました。
ラストシーンも印象的で、いい作品でしたね。
2024年に公開された日本映画です。
「八犬伝」とのタイトルですが、原作は曲亭馬琴の「南総里見八犬伝」ではなく、山田風太郎さんの「八犬傳」です。
曲亭馬琴と葛飾北斎、そして馬琴の家族が織りなす南総里見八犬伝執筆の姿を辿った「実の世界」と八犬士と玉梓怨霊との闘いを描く「虚の世界」とを交錯させて全体のストーリーが進んでいく構成です。
ただ、この形式的なスタイルに拘泥し過ぎたようで、かえってひとつの映像作品として観ると冗長で平板な印象を受けました。
もう少し言えば、八犬士が登場する「虚の世界」の方は、フィクションなのである程度大雑把な作りでもいいと思いますが、馬琴を描いた「実の世界」の方は、もう少し丁寧に作り込んで欲しかった気がします。
役所広司さん、内野聖陽さん、寺島しのぶさん、黒木華さんといった芸達者の方々がもったいなかったですね。
2023年に公開された日本映画です。
人気コミックの実写映画版です。2021年に第1作目が公開されましたが、第2作目は前後編2部作での登場です。
キャスティングは、 北村匠海さん、山田裕貴さん、杉野遥亮さん、眞栄田郷敦さん、磯村勇斗さん、村上虹郎さん、そして、間宮祥太朗さんに吉沢亮さんと当代の若手人気俳優のみなさんがズラッと並び、それはそれは壮観ですね。
ただ、映像作品としてはどうでしょう。観る人によって大きく好悪や評価は分かれるでしょうね。
私の印象は、×××でした。ともかく設定自体が稚拙。アクションシーンも冗長。加えて、細切れのシーンごとにインパクトを残そうとしているのかもしれませんが、伝えようとしているメッセージが表層的なのでどうにもシラケてしまいます。
2022年に製作された韓国映画です。
“トランスポーター(運び屋)” をモチーフにしたアクション作品ですが、主人公が女性ドライバーというのが目新しいところでしょうか。
設定やストーリー展開は月並みというか少々貧相ですが、アクションシーンは予想以上にリアリティがあって、ラスト近くの映像になると正直ちょっとヘビーでしたね。
エンターテインメントとしては、“韓国映画” のクォリティを十分キープしているレベルだと思います。
あと、キャスティング面では、主人公を演じたパク・ソダムさんが出色でしたね。インパクト十分でした。
2024年に製作されたアメリカ映画です。
コメディテイストの “SFアドベンチャー” 作品ですが、主演はケイト・ブランシェット。彼女としては珍しい役どころですね。
そもそもビデオゲームシリーズの映画化ということで、ストーリー展開や登場キャラクタもそれっぽい感じです。
正直、観終わっても「まあこんなものか」といった印象でした。
その点では、制作に関わった方々には失礼ではありますが、ケイト・ブランシェットやジェイミー・リー・カーティスの “無駄遣い” と言っては言い過ぎでしょうか。
2022年に製作されたフランス映画です。
フランスらしい軽いタッチのコメディですが、“移民問題” をモチーフにしている点はとても意欲的なチャレンジですし、結果的にもエンターテインメントとしての映像作品の中にうまく溶け込ませていますね。
こういうちょっとスパイスを利かせたようなアレンジは、ハリウッド映画では難しそうです。
キャスティング面では、主役のオドレイ・ラミーはもちろんのこと、脇役のシャルタル・ヌーヴィルの天然キャラがとてもよく効いていました。
あとは移民の少年役の面々、みなさんオーディションで選ばれたとのことですが、彼らなくしてはこの作品は成功し得なかったでしょう。見事でした。