花 「これ一枚」

時折一枚をあっぷしています。

オカトラノオ

2018-06-26 | Weblog

日本各地の山野に自生すると書かれているが
山でなんどか目にした記憶がある、どんな名前かなと思いながら・・

白い小さな五弁花の集まり
放物線を描くように垂れた花の房は
虎の尻尾とは仰々しくも思え、犬の尻尾ぐらいの大きさ
この名前は江戸時代にはすでに「画本野山草」に記載があるらしい
当時は「虎尾草」と書いていた

梅雨でありながら、夕方近くまでは陽の射す暑い夏
明日の一日は曇り空の予報

 


ガーベラ

2018-06-25 | Weblog

ガーベラと言えば
燃えるような赤紅色系のイメージがあるが
このガーベラはパステル調のやさしいイメージで
ガーベラのイメージを変えてくれた
多品種の王様とも言われて、不思議でもない

ガーベラの原産は南アフリカで
日当たりを好み夏の花壇にも良く映える
このガーベラもそうに違いない

ガーベラは発見者のドイツ人の名前に由来するが
このガーベラは品種改良の末の新しい品種
詳しい品種名は
「カートホイール ストロベリー ツイスト」

ガーベラの日本での別名は「大千本槍」
春咲きも秋咲きもあり、年中花屋の店先を飾っている
花屋の店先で笑顔を振りまいている

 


バイカモ

2018-06-23 | Weblog

きれいな湧き水の流れているところにしか育たない
花径は10~15mm のとても小さな花
葉は細かい切れ込みが無数にあり、水の流れになびいているが
花は水上で開花

京都の植物園で長年の研究栽培の結果、見事に開花していた
何枚も撮ってみたがほとんどがピンボケ
来年も機会があればもっときれいに撮りたいもの

何年か前 伊吹山の帰路、醒井宿でこのバイカモに出合った
この時もピンボケの写真ばかり

湖西線の新旭駅の近くに針江というところがある
この時は雪のちらつく冬、6月にはバイカモが咲きますよと聞き
いつか行って見たいなと思いながらそのままになっている
バイカモに合えるチャンスはそんなにはない

 


アガパンツス イナペルツス

2018-06-22 | Weblog

花びらも、雌しべも、雄しべも、すべてが白
白いベールで身を包んでいる
誰に逢いたくてそんなベールを着ているのか
陽に当たるのが嫌だからなのか
アフリカ原産の花で強い日差しには馴れているだろうに
そんなに白々としていては人の目にはまぶしくて
長く君を見ておられない

投稿の前にはいつも花名をネットで検索して確認している
ところが、この花名では1点もヒットの項目が出ない
”アガパンサス”ではありませんか、などの文章が表示される
検索で、○○○ではありませんか と出るといい気がしない
手元の花の本にもなんの記載もない

花名の札には「agapanthus inapertus」の英文も付記されていて
確かにアガパンツス イナペルツスで間違いがない
新しい花であるらしいことがわかる
こんな長い花名では覚えることも、馴染むことも難しい?

6月某日の京都の植物園で、

 


マツバギク

2018-06-21 | Weblog

今日は夏至、最も日が長い日
朝は4時頃から空が白み始めていたが
これもだんだんと白み始める時間が遅くなる

時期は梅雨で今日は曇り
太陽は梅雨前線に出番を奪われて
夏みなぎるころは梅雨の明けるまでおあずけ

時折り太陽が顔を出すと
植物たちは喜んで輝きを増す
道端のマツバギクもそんな瞬間を味わっているのだろう

菊に似ているからと言っても、菊とは別種
アフリカ原産の多肉植物、花びらは50枚を超える花も
花は昼間に開き、夕方閉じる
石垣など暖かい場所の日本各地に繁殖し
雑草化している場合も

 


ナツツバキ

2018-06-20 | Weblog

大阪北部地震にはびっくりした
地震発生時には島根の宿で朝の食事中だった
その後、仏事の席に向かう途中の携帯で知らされ
ラジオも盛んにそのニュースを伝えて心配になった
観音開きの食器棚から1/3位の食器が床に落ちて
踏み場のないほどに散乱していた
それぐらいの被害で済んでよかったと思うことにした

その宿の庭に咲いていたナツツバキ
花は椿に似ているが、葉には厚みも艶もない
咲き終えた花は根元に落下して
椿の様子に良く似ているがツバキとは別種

花びらのふちに細かいギザギザがあるのが特徴
別名のシャラも有名だが、誤って付けられた名とか・・

 


ササユリ

2018-06-12 | Weblog

5月にはスッキリと晴れた日の記憶もなく
不順な気候は続いて、梅雨に
これから一月近く梅雨前線とのお付き合い

奈良、大神神社のササユリ園は
白~薄ピンク色のササユリたちが咲いている頃では
今年は行きそびれてしまったが、まだ咲いているだろう

世間は米朝首脳会談や、新幹線内の思い出すのも嫌な
事件などであふれている、花を眺めて心を清めよう!

京都植物園でのササユリを一枚

 


ムギワラギク

2018-06-10 | Weblog

以前に「ヘリクリサム」で投稿したことがある
英語ではストローフラワーの別名も

名前の由来は、艶のある感じがムギワラに似ていること
日本ではこの名が適している様な気がする
ムギワラはストロー代わりに使っていた時代もある、ストローフラワーも納得できる

艶のある様子は目立ちやすく、記憶にも残りやすそう?
一つの花にこうもいろいろな花名があるとややこしくて困る
二年前に購入した花の本には載っていない、まだ一般的にもまだ馴染みがないようだ

今年も梅雨に入ってしまった、台風もやって来た、気の滅入る季節に
日本は安全な国では無くなっていく・・これも気の滅入ること

 


クレマチス プリンセス ダイアナ

2018-06-06 | Weblog

先日はクレマチスの花の展示会も見て満足したつもりでいたが
また、新しい品種に出合って驚いた
花名表示を見るまではここれがクレマチスの仲間とは思いもしなかった
チューリップのような形で咲いたクレマチスがあるとは

8弁や6弁のクレマチスに比べるとずっと小さく
今までのクレマチスのイメージからかけ離れた姿になっている

風車(かざぐるま)は日本原産
鉄線(テッセン)は中国原産
クレマチスは、風車や鉄線の交配種が外国から逆輸入されたもの
まだまだ、驚くようなクレマチスが生まれてくると思われる

そうそう、プリンセス ミチコはバラの花で見たことがある
それから、プリンセス マサコもランの花だったかな・・見たことがある
記憶は薄れているけど・・
まだ、プリンセス○○○ と言う花はいっぱいありそう!

 


オオバオオヤマレンゲ

2018-06-04 | Weblog

二年前に投稿したのは「オオヤマレンゲ」
今回は「オオバオオヤマレンゲ」

花名の違いはどこにあるのだろうと、調べてみてもよくわからない
葉が大きいのでオオバ、と思ったが
「オオヤマレンゲ」の方も大きな葉に見える
花から受ける感じはどちらもよく似ていて違いは分からない
観賞用として販売されているものが近縁種の「オオバオオヤマレンゲ」らしい
と言うところにたどり着いた

前回は、近くに居られたカメラ好きの方が反射鏡で光を当ててくださった
今回は、花びらを通して日が当たり間接照明の効果が出ている気がする
もう少しで雲に隠れてこの効果は無かったかも、偶然の瞬間だったのかな・・
どちらもありがたい瞬間であった

前回のオオヤマレンゲ


ドクゼリモドキ

2018-06-03 | Weblog

名前は毒々しさを想像して引いてしまうが
葉の様子、花の様子がドクぜりに似ているだけで毒はない

中心から放射される線香花火のような
消えては生まれる図柄のようにも
全体から発せられる美しさに魅せられてしまう
図柄の一つ一つは以前投稿のオルレアを思い出した

花屋さんではこの名前では買い手もないだろう・・と
「ホワイトレースフラワー」の名で売られているようだ

昨年だったか、一昨年だったか
ハイキング中に採取したセリを持ち帰り
それを食して亡くなられたという、ニュースがあった
ドクゼリの葉だったのであろうか
山での採取は倫理的にも、命のためにも止めた方がいい

 


ムラサキ

2018-06-02 | Weblog

白い花なのに花名はムラサキ
地中から伸びた茎の先に付けた葉の根元に
毎年5~6月にこのような可憐な小さな花を咲かせる
花径は5~8mmですごく小さい

根は紫根といい、染料として利用されてきた
聖徳太子が冠位十二階を定めた際に官僚の順位を服飾の色で定め
紫根で染めた紫を最高順位とし高貴な色として崇められた

また、紫根は消炎・殺菌・止血等の効めがあり
痔疾、火傷、傷などに用いられた と ものの本に書かれている

植物園で見る花らしくて、山野草らしい 花
山野草と言いながらも、相当大きな茂みになっていた
日本各地に自生していた花だが、近年絶滅危急種になっているらしい

染料の色を表す色「ムラサキ」が花名になった
「ムレサク」ように咲いた花が転じた などの解釈もある
紫草と書いて「ムラサキ」と読む本もある

 


イトバハルシャギク

2018-06-01 | Weblog

口を噛みそうで、言いにくく、初めて聞く花名
北米原産、葉は糸のように細く、8枚の花びらは先端がとがり気味
茎はコスモスより短いが似ているところもあって
花屋さんでは「宿根コスモス」の名でも流通しているらしい

漢字表記を調べてみると「糸葉波斯菊」「糸葉春車菊」
次々と新しい花名に出合う、これも交配種であろう?

新しい花が出来ると、新しい名前が付く
これからも限りなく新しい花が増えていく