花 「これ一枚」

時折一枚をあっぷしています。

ヒマワリ

2017-08-28 | Weblog

夏の勢いが少し衰えて秋の気配もするようになった
ここ何十年も大阪市内ではクマゼミの声しか聞こえなかったのが
数日前にアブラゼミの声が聞こえていた
懐かしい鳴き声になぜだろうと思う気持ちが先に出た
さらに数日前にはツクツクホウシの声も聞こえていた
これも何年か振りのこと、もうすぐ秋なのだなと思わされた
でもまだしばらくは猛暑が続くらしい

今日の早朝の空にはひつじ雲らしき様子の雲が東へと流れていた
季節は秋に向かっている

今日は真夏の花 ヒマワリ
花の高さは10mぐらいはあっただろうか
空に向かって撮ったのが、逆光ながらも写っていた

 


サギソウ

2017-08-23 | Weblog

先月投稿のカワラナデシコを紙細工のようだと記したが
このサギソウも紙細工のような切込みで似ている

本州から九州にかけての自生種らしいが絶滅危急種にもなっている
鳥が飛ぶ様に似て 自然界の不思議さにはいつも驚く

花の本に載っていた伝説を一つ
「戦国時代の世田谷城で、助けを求める姫君が 文をサギに託すが、射落とされ,
 その跡に、このサギソウが咲いたという」

細い茎は風になびきやすく手持ちの撮影には苦労するが(ピント不整合)
風になびく様子は鳥が飛んでるようにも見えて、繊細な美しさがある

 


オオマツヨイグサ

2017-08-22 | Weblog

今年も夜空に咲く大輪の花火も見ず
遠花火の音だけを聞いて夏が過ぎようとしている
暦を見ると 明日は処暑
これで暑さが和らいでくれればいいが
子供の頃に経験した夏に比べると
この頃は暑すぎるような気がするが 気のせいだろうか

大阪では明日から2日ほどは「地蔵盆」
子どもの名前が書かれた提灯の下に
この日だけは縁台床机が置かれたりする
町内会の役員さんの忙しい日

ほんとうの月見草は白だけど
有名な人が「富士には 月見草がよく似合う」
と言った月見草はこの「オオマツヨイグサ」ではと
言われている

 


サルスベリ

2017-08-16 | Weblog

通りがかりの軒先や公園で
勢いよく咲いている花 百日紅
真夏の炎天下でも鮮やかな紅色を発散している

いつも頭上で咲いている百日紅が
地上近くで咲いていたので大接近して撮ってみた

柔らかな波を打っているような花びらが6枚
中央部に黄色い雄しべが密集して
見えにくいけどその中ほどに雌しべが一本
黄色い雄しべを囲むように釣り針状の雄しべが6本で囲んでいる
黄色い部分は遠目には目に留まりにくい

「萩の花 すでに散らくも 彼岸過ぎて なお咲きのこる さるすべりかも」正岡子規
9月の秋の彼岸が過ぎた頃に詠んだ句

 


アカンサス

2017-08-14 | Weblog

こう暑い日が続くと行動が鈍くなる
折角の夏、夏を楽しんでみようと出かけては見るが
Tシャツが体に張り付くほどの汗
体外に水分がどどっ~と 出てしまう
細身の体がますます細く、これでは夏痩せ?になりそう

そんな中 花は元気
夏の日にも元気なアカンサス(ハアザミ)

葉薊(ハアザミ)の葉は棘のある切れ込みの形が
日本の春に咲く薊の葉とよく似ていることが
名前の由来らしい

葉薊の葉の形は古代ギリシャ建築の装飾や
日本のお札の装飾にも使われているらしい と
今回、初めて知った

 


テイキンザクラ

2017-08-08 | Weblog

台風は去ったが
まだ富山沖をゆっくりと北上中
時速30km/hでは遅すぎる

テイキンザクラは
よく通っている咲くやこの花館では
いつも咲いているような気がする
通路のすぐ横でカメラを構えてちょうどいい高さ
小さいということもありとても撮りやすい

春になると まだか まだかという思いで待つ
日本の桜とはだいぶ趣が違う
一つの花が咲き終わっても次々と開花し
散りぎわの美しさ などと言うことは無さそう

ふっくらとした花びら、深みのある 紫がかった赤
情熱のカーマインレッド


カエンボク

2017-08-07 | Weblog

台風が大阪に向かってきている?
何処に来るにしても御免こうむりたい

昨日に続いて南国の花2つ目

木に咲いている花がローソクの焔に見えたので
この名前になった と 説明プレートに書かれていた

「燃えるような美しい赤い花」
英名は「アメリカン チューリップ」花の形にちなんでいる

「大型の赤い花はコウモリによる送粉に適しています」とも書かれ
コウモリが受粉に一役買っている様子
咲くやこの花館で

 


カエンカズラ

2017-08-06 | Weblog

朝夕はまだいいけれど
日中になると我慢の限度を超えた暑さ
しばらくはこの暑さに耐えて過ごすほかはない
花たちも暑さに耐えて美しさを見せてくれている
熱帯の真夏の花カエンカズラ
暑さを逆手に咲いている
燃えるような南国の花

子供の頃
孫悟空の産まれた山は火焔山と漫画に載っていた
今は「花果山(かかざん)」と言われている
火焔山の方が悟空の神通力の源の様にも思える
カエンカズラは火焔葛と書く
炎のようにも見える情熱の花カエンカズラ

 


ムクゲ

2017-08-05 | Weblog

夏になると・・・
今年も台風に悩まされそう

夏になると、公園や道端で良く見かける花
すぐ思い出す芭蕉の句がある
「道のべのむくげは馬に喰われけり」

芭蕉が馬上で詠んだ句らしいが
ややのどかな時代劇の一場面が浮かんくる

馬は毒か否かは判断できるのであろうが
「馬酔木(あせび)」は毒の部類に入るはず
うっかり食べてしまう花もあったのでは?


タケニグサ

2017-08-04 | Weblog

熱帯夜が続く日
エアコンのよく効いた部屋で
病人の様に過ごす
奮起して日照りの外に出てみると
水浴びをしたくなった
子供の頃によく食べたキャンディーを買ってきて
昔を思い出して食べてみた
涼しい部屋で食べたが美味しくなかった
現代の夏には順応できないようだ

植物生態園を歩いていたら
竹に似た植物が目に入り
5枚ぐらい撮った中の一枚
先月は7月
紅葉にはまだ早いと思った
竹のようにも見えた「タケニグサ」だった

 


ルドベキア

2017-08-02 | Weblog

コーヒーのような名前の「カプチーノ」

花びらの途中で色が変わり、赤色と黄色の配色は南国的
花の中心部の半球形のクリ色の花芯が特徴で
この特徴はルドベキアの種類か否かの判定に使えそう

長い花びらが傘のように垂れたものや
短めでヒマワリのようにしっかりと伸びたもの
広めの花びらが八重に咲いたもの
小菊の様な小さなものまで
様々な種類が存在し、種類の多さに悩まされる

 


エキナセア

2017-08-01 | Weblog

夢を見ているような
幻覚のような
若い頃の幻が蘇えった
膝の上でいつも
ゴロ、ゴロ、ゴロと
喉を鳴らしていた
わたしは撫でていると幸せ感に満ち
彼女はいつまでも逃げることはなかった

彼女はサンペイと言った
2匹の子供を産み
懇願されたお家にそれぞれ2匹とも
もらわれていった
サンペイは一日中探し回って
3日目にあきらめてネズミを1匹咥えて来た
「咥えてきたよ・・」と泣き続けていた

サンペイを想い出す花が咲いていた