花 「これ一枚」

時折一枚をあっぷしています。

白いムスカリ

2017-03-31 | Weblog

ムスカリは青っぽい紫色の群れを思い出したり
とんがり帽子の形をした屋根を思い出したり
メルヘンチックなイメージもある
アニメの見過ぎかもしれない
コロボックルの出入りしそうなお家にも見えたりする

野生種にはじゃ香のような匂いがするとか
まだそのような匂いに出合ったことはない
残念にも園芸品種にはその匂いは引き継がれていないらしい

街路樹のハクモクレンが満開を過ぎてくると
雪柳の白さが目を誘うようになって
大阪も桜の開花宣言があった


ミツマタ

2017-03-30 | Weblog

黄色の球状になった花の房は 何度か出合ったことがあるが
黄色の房の一つ一つの花芽が開花すると
こんなにも鮮やかな赤い花が咲くとは想像もしていなかった
神様が引き合わせてくれた万に一度の出合だったのでは

「春さればまず三枝(さきくさ)の幸命(さき)くあらば
        後(のち)にも逢はむな恋ひそ吾妹(わがも)」
 (春が来るとまず咲き出す三枝のように 
    無事でいたならまた巡り逢えるのだから
      そんなに恋をあせらないでおくれ わが妻よ)
                    柿本人麻呂歌集

                長居植物園の万葉の小径で


へリオフィラ

2017-03-29 | Weblog

もう とっくに春は来ていると思っていたが
どことなく冷たい風ものこっている
ふいに現れたきみの胸に小さく輝いていた花2輪
あれからきみはどこへ行ったのか
あの時のまぼろしが時々よみがえってくる
ブローチのような形の花2輪

 


クロッカス

2017-03-27 | Weblog

濃い黄色とこの紫色が並んで咲いていた
紫の模様の色合いがとても良く こちらの方を選んだ
よく見る花のような気もするが
実物を見るのは久しぶり
細い葉のまんなかに通っている銀色の筋が印象的

ギリシャ神話では魔女メディアの魔法の滴からできたとか・・
そんなことを聞くと神秘さも湧いてくる

冬の終わりを告げる花でもあるらしい
( それって 春の花ってことでしょう・・ )
これからは春を謳歌するようにと言っているのかな


ダイコン「ハットリクン」の花

2017-03-26 | Weblog

「ダイコンの花」なんて言うTVドラマがあったけど
「ハットリクン」は初めて聞いた
どこかの服部さんが交配でつくりだしたのかなぁ・・・
命名が面白くてずっーと記憶に残りそうだよ
来年も君に会うのを楽しみにしている
またドキドキする気持ちで会いに来るから
君はそこで咲いていてね


ミヤマシキミ

2017-03-25 | Weblog

低山の林の根元などで育つ常緑の低木
秋から冬にかけて雌木には赤く大きな実をつけるので億両とも
毒のある花は多い この花も実もその仲間

植物自身が外敵から身を守るすべ
神様が与えた特権 だから

眺めているだけでは毒にもならない
花を愛する人は ずっと君の味方、きれいに咲いてね


ナイトフロックス

2017-03-24 | Weblog

暖かい日があって
また寒くなります、との天気予報
よく当たるようになった

いつの日か君にもらったパズル
一つのピースがなくなってから久しい

あっこんな所にと思ってしまう
思い違いをしてしまうほどの小さな花
春に咲くというナイトフロックス


ヒマラヤユキノシタ

2017-03-23 | Weblog

日本の山野に咲いているユキノシタとは
姿かたちにかなりの違いがある

鉢植えにもできるし
小花の集まっている様は豪華さを感じる

似ている点は丸っぽい葉で、周囲は曲線的
耐寒性もあり地面を這うように繁殖する

 


キンキマメザクラ

2017-03-22 | Weblog

昨日は東京で桜の開花宣言があった
大阪はまだまだなのに・・・

大阪の方が南にあるのになぜ?と毎年思う
良く聞いてみると
靖国神社の標本木はソメイヨシノではなく
色の濃い陽光ザクラらしい

それなら大阪でも咲いて不思議はないと思った
京都府立植物園の植物生態園では
「キンキマメザクラ」が8~9分咲き
これは開花宣言には値しないのかなぁーと

因みにこの桜の撮影日は3月16日


バイモ

2017-03-20 | Weblog

朝から晴れていると心地よい
寒さが和らいで春を感じ
なぜかウキウキ感がでるから不思議

植物園の花の密集したところでは
好みの構図で撮れることは なかなかない
黒っぽいバックで
全体のシルエットがよくわかる構図
細い葉の先端が触角のように
クルリと巻いているのが面白い

昨年のアミガサユリとは様子が違って
このバイモの変種らしい


ムラサキハナナ

2017-03-18 | Weblog

あのダイコンの白い花の仲間らしい
このムラサキの色を楽しむために
植える人も多いのだろう
植物園にもムラサキハナナが沢山植えられて
黄色の菜の花の近くで
ムラサキハナナの紫色とモザイク模様に


ラナンキュラス

2017-03-14 | Weblog

幾重にも重なっている花びらは
バラのようにも、椿のようにも、ダリアのようにも

アラブ地方の洞窟で発見された
ネアンデルタール人の化石となった骨のそばでも
この花の花粉が見つけられているらしい
何万年もの昔、人類の祖先も花を愛でていた
死者に花を供える気持ちは
現代の私たちに花を愛する気持ちとともに伝わっている


アネモネ

2017-03-12 | Weblog

6月の半ばごろだったと覚えているが
生駒山頂の小さな花壇にきれいに咲いていたアネモネ
てっきり夏の花と思い込んでいた
早春の花と知ったのはそれから何年も経ってから

花の色は多彩で紫の色も
それぞれに鮮やかな風合いがある
白っぽい花を押しのけるようにして咲いていた

一輪でも絵になる美しさ
しかし、切り取って一輪挿しにすると
萎れるのは早く、咲いているのを眺める方が良い

別名に牡丹一華とか花一華(はないちげ)
風の花ともいわれるとか


コショウノキ

2017-03-11 | Weblog

ジンチョウゲで間違いはないと思っていたが
「コショウノキ」だとは目を疑った
親戚の種であろうとはすぐ想像できた
何度見ても我が家の白いジンチョウゲに似ているが
葉は大きくて細長い、色も薄くキミドリっぽい
 
この世に存在する花の何分の一を見たことだろう
まだ見たことのない花が
何十倍、いや何百倍・何千倍とあるに違いない

 


ヒヤシンス

2017-03-10 | Weblog

時々「絵」らしきものを描いて楽しんでいるが
幾重にも連続している花びらは 退屈する
花の塊のようなヒヤシンスは
花の絵としての全体の構図にも困ってしまうし
描きかけては途中でスルーしてしまう

色は白、黄、赤、青、ピンクと多彩
バラには青がなく、アサガオには黄がないとか
そんなことを考えると貴重にも思える

外来の花には日本語で表したくなる
幕末ごろには「風信子」と当てていたとか