秋の雨らしく
夜中じゅう静かに降っていた雨
一雨ごとに秋を深めて
冬の服が恋しくなる
植物園の花壇に
ムクゲにも似た花が咲いていた
大きさはとっても小さく
色も形も可愛い「アノーダ」
秋の雨らしく
夜中じゅう静かに降っていた雨
一雨ごとに秋を深めて
冬の服が恋しくなる
植物園の花壇に
ムクゲにも似た花が咲いていた
大きさはとっても小さく
色も形も可愛い「アノーダ」
コスモス畑は
秋の風に身をまかせた
薄紅色の花たちが
右に左にたおやかにゆれる
一瞬の静止を待って
シャッターを押す
風に乗って
コスモスの甘い香りが
あたりに漂う
風は少しずつ冷たさを増して
秋は深まってゆく
どこからか
キンモクセイの香り
振り返ってみたり
上を見たり
周りを見渡した
どこからかわからない
ふと足元を見る
こんなにかわいい花
一人で咲いている
誰を待っていたのだろう