花 「これ一枚」

時折一枚をあっぷしています。

ヤマトリカブト

2019-11-30 | Weblog

 

30年ぐらい昔 奈良の大台ケ原でトリカブトに出合った

さあー 日出ケ岳に向かって出発!と言う時

ビジターセンターのすぐ傍で見つけた花がその花だった

山野草っぽい雰囲気の花だったような気がして

今日の花とは大分違う

 

このトリカブトは名前のように兜を被ったような形

手元の花の本に載っているトリカブトとも少し違った形

地理的変異で分類はむずかしいとも書かれていて

幾種ものトリカブトが存在するようだ

このトリカブトは「ヤマ」を冠しているので

幾種もの中の一品種ではと思われる

 

毒草の中でも一番恐ろしい猛毒を持っている 毒草の王様

時代劇によく出てくる石見銀山よりは更に猛毒で

危うきには近寄らずに徹した方が賢明

花も葉も茎も根も・・中でも根に一番毒素が多いように書かれている

 

六甲高山植物園で


サンインヒキオコシ

2019-11-26 | Weblog

 

こんな花名もあるんだ! と 思いながら

多分 初めて出合った花

山陰地方の山野のみに限られて生えている花で

珍しい花ではと思った 

 

山陰地方と言っても

山口、島根、鳥取、兵庫、京都と範囲は広い

太平洋側では近縁種の 単に「ヒキオコシ」という花もあるらしく

延命草とも言われ、薬草として利用されているらしい 

 

 四国の山野には「ミヤマヒキオコシ」という別の近縁種もあって

地域ごとに花の姿は変わっているのであろう

よく似た花の形に「アキチョウジ」もあるらしいし

詳しく調べていると植物学の虜になってしまいそうになる 

 

 花だけに限らず生物はそれぞれが深い縁で結ばれていることを感じる

似通った花が次々と出てくると混乱もする

 

 


キセワタ

2019-11-22 | Weblog


 初めて出合った花

今ままでに見たことのない花・・・

こういう花に出合うといつも、なぜこんな名前?と

思ってしまう

 

以前投稿の「ハアザミ」のように上に伸びて咲く

でも、こちらの方がずっと豪華では

垂直に伸びた茎に小さめの花が連なるように咲いている

どちらも人の背丈を超えるほどの大きさ

 

キセワタの独特な花びらは上下に見合うような形で咲いていて

上側の花びらに綿が被ったようにも見えて

「綿を着せたように」見えるから・・が名前の由来と書かれている

 

日本固有の名前らしいから・・・

中国、朝鮮、ロシアにも分布していると書かれていて

それぞれの国では、どう呼んでいるのだろう?

想像を超えた呼び方であろうか

 

 


サラシナショウマ

2019-11-19 | Weblog

 

動物の長めの尾っぽ?のような形

長さは20~30cmでブラシのようにも見え

豪華な花にも見えるのは私だけだろうか

日本の山野草の種類に入るらしいが

山中でまだ出合ったことはない

 

この花の若葉は水に晒すと食用になるらしい

名前の由来が分かった気がする

根は解熱や鎮痛の効き目があると記されている

 

ブラシの木というのもあったけど

世の中には不思議な形の花がいっぱいある

ピントが合っていないのが心残り

 


ツルソバ

2019-11-15 | Weblog

  

2年前に「ヒメツルソバ」を投稿

この花によく似た名前で同属種らしいが、生え方はだいぶ違う

ヒメツルソバは地面を這うように咲き

このツルソバは楕円形の大きな葉に茎を垂直に伸ばして

その茎に花を付けている

白い花に雄しべの先の黒い点が特徴的できれい

 

ツルソバは 手元のどの花の本にも記載は無い

ネットで調べてみると

九州から本州にかけての温暖な海岸付近に生えているらしい

どことなく梅の花にも似ているが

バイ(梅)と言う名が入っていないのは不思議にも・・・

 

毎日聞いているNHKのラジオ

今日(11月15日)の誕生花は「ミゾソバ」と言っていた

この花も「ツルソバ」の同属種と思われる

別名を「金平糖花」とも言うようで

この三種の花はとても似た雰囲気を持っている

 


リンドウ

2019-11-12 | Weblog

 

花の姿にはそれほど馴染みはないのに

歌の歌詞などではなんとなくイメージが浮かぶ

ややムラサキっぽい 濃いプルシャンブルー

歌によく詠われるほど親しまれた花

 

この間の日曜日は大阪の南にある岩湧山の山頂付近の

ススキの根元に一輪だけで淋しく咲いていて

山頂の秋の終わりを演出していた・・・

 

漢字で「竜胆」と書くのは

根が竜の胆のように苦いらしい から

想像の動物なのに、誰が試食したのだろう・・・

 

このリンドウは京都の植物園で撮ったもの


ダイモンジソウ

2019-11-07 | Weblog

  

花の形は以前 投稿 のジンジソウに似ている

花屋さんなどでは白い花が多い気がするが

この珍しい赤い花も花屋さんの店頭で撮らせてもらった

 

花びらの形が「大」の字に似ているのでこの名がある

ほとんどの花で下側の2枚の花びらの長さに違いがある

整然とした大の字に出合うのは難しい?

 

白花は山の湿った場所などに生えるようで

この赤花も自然の環境で生まれたものだろうか?

園芸品種として改良されたのだろうか?

 

人もときには大の字になって寝たりする

Yuチューブでは猫が大の字で寝ているのを見た記憶がある

「大の字のように・・」この表現はわりによく見聞きする

 

 


ホトトギス

2019-11-02 | Weblog

 

ホトトギスは昨年も 投稿 して・・・

白色、黄色、に出合ってまた投稿の気持ちになった

どの花も「ホトトギス」だけの標示だったが

京都の植物生態園では黄色のホトトギスだけは

「キバナノツキヌキホトトギス」となっていた

詳しい花名に出合うとうれしくなる

残念なのは葉が部分的に赤茶けていたこと

黄花は上からしか撮れなかったこと

 

鳥のホトトギスは 杜鵑、不如帰、時鳥、子規・・など

色々な書き方があるが、花は「杜鵑草」書くのだとか

注意点が書かれていて「杜鵑花」と書くと「サツキ」となるようで

間違そう・・・

 

鳥は初夏に日本に来て秋には南の方へ飛んで行く、夏の季語

花は秋に咲いて、秋の季語

 

 

 


ミセバヤ

2019-11-01 | Weblog

 

なかなか出合わなかった花も

実際に出合ってみると意外に小さな花(2~3cm)だった

小石だらけの過酷な?環境で咲いていた

葉はサボテンのようにふっくらと膨らんでいた

水をいっぱい蓄えているのだろうか?

本では

茎の両側に葉を連続して付けて

その茎の先端に花を咲かせている

育ち損ねた花なのかもしれないと思ってみたり・・・

このままかんざしにもなりそうな美しさはある

秋だから紅葉している姿なのか?

養分が足らなくてこのような姿なのか・・・