第5回きらきら塾は、青森県臨床心理士会 浅田英輔さんを講師にお招きし、『子育てに大切なもの〜子どものことを悩むのは親の役割?』をテーマにお話していただきました。
子育ての判断材料として、『ふつう』を知ることが大切ですと浅田先生。アセスメントについて詳しく説明していただきました。
☆アセスメントとは、査定や見立てという意味で、心理検査や知能検査もこれの一部である。
☆『ふつう』が良い悪いではなく、統計学上の平均を知ることで、子どもの位置がわかる。
☆気持ちと行動を分けるというアセスメント。
☆受容的な態度・・・子どもの「殴りたい!」という負の感情でも親は受け止めるが、共感する必要はない。
親は気持ちを受け入れ、「殴るのはダメ」と子どもの行動を抑える。
☆ 『あなた』と『わたし』を分ける。
YOUメッセージ・・・あなたは、〜と思うのね。
誰の気持ちで、誰が何をしたいのか誰がどう思うのか、明確にする。
「あの先生嫌い!」あなたは、あの先生が嫌いって思うのね。
「もう絶対に嫌われた!」あなたは、自分が嫌われちゃったって思うのね。
「花火に行くって言ったくせに!」あなたは、お母さんが約束をやぶったと思って怒っているのね。一緒に花火に行きたかったよね。
子どもの気持ちの言葉を入れてあげる。
☆『したいこと』『しなければいけないこと』を分ける。
子どもが、どう思っているか聞いてあげる。「勉強したいのか、したくないか」など。
☆親の言うことをきかせたいときは、一貫した態度が大切。
叱る(ペナルティ)褒める(言葉で気持ちを伝えてからご褒美) セットで行うことで、子どもの信用を得られる。
受講者の皆さまからの感想(アンケートから抜粋)
頭では理解しても、子どもの前ではつい感情的になってしまいます。今日を機にリラックスします。
行動を評価するとき、ご褒美は物より感情を先に伝えるというのが印象的でした。
反抗的な子どもとよく喧嘩になりますが、落ち着いて話を聞いてあげようと思います。
子育ての核となりそうなキーワードを、たくさん知れてよかったです。
悪いところばかり目についていたことに気づきました。良い行動をもっと褒めてあげたいです。
気持ちのボキャブラリーをもっと増やしたいと思いました。
アンケートへのご協力、ありがとうございました!
ご自身も3人の父親である浅田先生。児童相談所、児童養護施設という現場での事例や、実際の子育て体験のお話に、多くの受講者の方が共感を持たれたようです。
浅田先生、貴重なお話をありがとうございました
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