2023-10月27日、きらきら塾では、自分専用のインターネット接続機器を持つ子どもが増える中、インターネット利用に潜む危険と子どもをネットトラブルから守る対策について知るため、青森県環境生活部青少年・男女共同参画課の松本迪子さんを講師に迎え、講座を開催しました。
■子どものインターネット利用情報を知ろう
内閣府の調査では、低年齢層(0~9歳)で75%、青少年(10~17歳)で98.5%の子どもがインターネットを利用しており、さらに青少年が自分専用の接続機器を持つ割合は、89.5%です。「インターネットで知り合った人とメッセージ等のやりとりをしたことがある」の問いに、17.6%があると答えており、思わぬトラブルに巻き込まれる青少年が増えている一つの要因と考えられます。
■インターネットトラブルの対策
①ネットで知り合った人には絶対に合わない!
「未成年者略取誘拐事件」に発展するケースが発生しています。ネット上の知り合いとの交流は、オープンチャットで行い、指定した相手やグループ内のみが閲覧できるDM(ダイレクトメッセージ)でのやりとりはしないようにしましょう。
②画像は送らない!
一度ネットに流出した画像は「デジタルタトゥ」といって、完全には消去できません。自画撮りはもちろん、家族や友達の写真も他人に送ったり、SNSに投稿したりしないようにしましょう。
③不適切なコンテンツをブロック!
未就学の子どもでも、自由にスマホやタブレットを使いこなすようになっています。有害となる動画などに簡単にアクセスできないように、子どもの専用機器はもちろん、大人の機器でも、子どもに貸すときには、フィルタリングの設定をしましょう。(フィルタリングとは、違法・有害なウェブサイトへのアクセスを制限し、安心してインターネットを利用することをサポートする機能)
④誹謗中傷の投稿はしない!
子どもが、被害者・加害者にならないよう、家庭でSNSのルールを話し合い、適切な使い方を決め、投稿してもよい内容を共有しましょう。
■ルールを作ろう
一度立ち止まって考える癖を身につけることや、家庭のルール作りが重要な対策です。子どもが安全にインターネトをつかいこなしていくために、子どもとよく話し合いながら、親がサポートをすることが大事です。
「インターネットは使い方ひとつで有用なものにもなります。子どもの興味関心を深めるきっかけになるツールとして安全に正しく利用するために、親子のコミュニケーションを大切にして欲しいです。」という松本さんの言葉が印象的でした。
参加者アンケート(一部抜粋)
☆ネットの危険について知ることが大事だと思いました。子どもだけでなく大人も勉強しなくては、、、、。
☆今の子どもたちのインターネット事情がわかって今後の参考になった。
☆今の子どもたちのインターネット事情がわかって今後の参考になった。
講座へのご参加、アンケートのご記入ありがとうございました。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます