青森市子育てサポートセンター

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思春期の子どものこころとからだの変化 ~親の関わり方を考えよう~

2023-09-26 12:17:40 | きらきら塾

 2023-7月6日(木)のきらきら塾講座は「思春期の子どものこころとからだの変化 ~親の関わり方を考えよう~」と題して、助産師の福井りみ子さんをお迎えして講和していただきました。

           

 誰もが通る思春期。訳もなくイライラし、周囲の大人に反抗することがあります。そこで、思春期の特性やココロとカラダについて知り、生と性「自分を大切にする」自己肯定感を高められる関わり方について、助産師の福井りみ子さんにお話をしていただきました。
 小学生高学年あたりから始まる第二次性徴に伴い、大きな身体的変化が生じ、心身ともに大きな変化がおきる「思春期」は、大きなステージへのワクワク感と不安を感じる時期です。それは、子どもであることを卒業し、大人としての自分を確立する時期でもあり、親からの自立と親への依存の間で揺れる時期ということです。
 人の脳は胎児期、乳幼児期、思春期に爆発的に成長するが、その時期は脆弱(ゼイジャク=もろくて弱い)であり、前頭前野が(働き:「考える」「行動、感情をコントロールする」「コミュニケーションをする」「記憶する」「応用する」「集中する」「やる気をだす」)が鍵になることや、思春期の子どもの反抗的な態度には、反抗的な言葉で返さず落ち着いた時に話し「あなたが大事」と伝えることや日常の対話が大切です。
 また、現在の「性教育」はジェンダー平等や、性の多様性を含む人権尊重を基盤とした「包括的性教育」であり、この教育は、家族・からだ・発達・価値観・行動選択などあらゆる面における多様性を尊重し、個人の健康・安全・幸福を実現するもので、「性教育」=「タブーな話」という過去のものとは全く異なる「人権教育」であり、このような「包括的な性教育」や「生と性」の学びは0歳児から行うということ!そして「大切なのは子どもが主体であること。親は温かいまなざしで待って見守ることが大事である」と話されました。

 終了後のアンケートには「現在の子ども達が学んでいる「性教育」の内容が人権教育という0歳から学ぶような素晴らしい学びだということを知り、子ども達と共にもっと学びたいと感じました」「反抗期は親の愛の確認作業というお話が聞けて良かったです」「性教育は人権教育ということ、関わり続けること、子どもに大切だと伝え続けること」などの感想が寄せられました。 
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