2019年度きらきら塾が始まりました
第1回目は5/17(金)
講師に青森県スクールカウンセラーの小笠原美知子さんをお迎えして
『いい子でいいの?~子育てで大切にしたいこと~』をテーマに、スクールカウンセラーから見た親と子の関わり方、ワークを通して共に考える機会になればと打合せを行い、お話を伺いました。
まず初めに、最近の教育現場で感じているお話を聞きました。
『いい子でいいの?』この『いい子』とは、外で?家で?誰にとって?誰から見てのいい子でしょうか?
家ではいい子でも外では問題のある子だったら?また『いいお母さん』も誰の目から見てでしょうか?
親も「かまいすぎ(過保護・過干渉)」と、「かまわなすぎ(無関心)」の二極化していて、手足の変わりをしてしまう過保護、
頭の変わりをしてしまう過干渉。
そして、過保護・過干渉より問題なのは子どもが親に感心を持ってもらうことをあきらめてしまう親の無関心。
子どもと目を合わせるだけでもいいので関心を向けて、大切にされていると感じるはずです。7
子どもにとって大切なことは以下の4つ。
被受容感⇒自分は受け入れられていると思えること
自己肯定感⇒自分ってなかなかいいなと思えること
自己有用感⇒自分は必要とされていると思えること
自己決定力⇒自分で考え決めたりできること
「問題に見えることはその子の課題で、課題は次のステップに行くために必要なもの」というお話でした。
ワークでは自分のことを書き出す作業やペアになって2つのパターンの聞き方・言い方からどんな風に感じるか、どんな言われ方をしたら子どもに届くか?などを、参加者同士親・子どもそれぞれの立場になって体験してみました。
親の対応として、「怒る・叱る」は違うこと」や「悪い子ではなく、悪いことをした子というとらえ方が大切」で
「何がいけなかったのか(行動を)具体的に伝えることが大事」ということも分かりました。
また、自分の気持ちはなかなか変えられなくても、行動は直ぐに変えることができます。
自分(親)の行動を意識的に変えることで、相手(子ども)から思いもよらない反応があり、自分の気持ちも違ってくるかもしれません。その事で、自分の思考や感情が変わってくることを学びました。
質疑応答や講座後の時間にはたくさんの質問や相談があり
参加者さんの気持ちも外に出すことのできた時間になったかなと思います。
小笠原さん、どうもありがとうございました
参加者の皆さまからの感想(アンケートから抜粋)
心配していることを素直に伝えると、子供も素直にあやまれると気づかされました。
話を聞いて気持ちが楽になりました。ワークをして子供の気持ちが少しわかった気がします。
親の対応で子どもも変わっていくのだとワーク②で思いました。
自分が楽になるようなことをする、というのが印象に残っています。
問題としてとらえてみること、自己有用感、「こうした方がいいよ」のかまいすぎ、など心に残ることがたくさんありました。
講座へのご参加&アンケートへのご協力、ありがとうございました
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