サンタの写真日記

田舎の広告写真屋、サンタの写真日記。

十日町雪まつり「お手前」編

2007年02月25日 07時17分54秒 | 青年会議所
2/18日曜日、雪まつり最終日。

雪上茶室でお点前をする日だ。
13日に智泉寺さんで練習したけど、ほとんど頭に残っていない。

作法も心配だが、なにより長時間の正座が心配。
乗鞍で滑落して右足を骨折して以来、正座が上手くできない。

きもの屋の茂樹に着付けてもらった。着付けながら「太ったべー、合わせがちょっと…」「帯がみじけー」などとブツブツ言っている。
下腹を帯で締めつけられると、身も引き締まり、背筋が伸びて気持ちがいい。


↑茶室の裏、水屋の前でスタンバイ。
左から私、憲太、泰介。
太郎はこの時お手前中。

水屋では、割烹着のお母さんがたと艶やかな着物姿の女性陣、小さな女の子、総勢30人くらいが待機していた。先生の挨拶、激励のあと、11時ちょうどにスタート。


↑水屋の様子。2時間で500杯のお茶をたてる。


↑雨だったので、傘をさして二人一組で一緒に歩く。
きものの女性が大勢出てくるのでカメラマンは喜ぶ。
東屋でお手前してるのは泰介君。

私の出番はじゃんけんの結果4人中4番目。待ち時間が長い。
ひたすら水屋で待つ。
いままで本番当日の水屋を見たことがなかったので、勉強になった。
オモテで見てるとは違い、舞台裏は大忙し。
無線で、お茶やお菓子の数が伝えられると、その数だけお菓子をお盆に用意したり、お茶をたてたりする。
一度に何十杯もたてて、次々に運ぶのかと思っていたけど、違うンだぁ、と感心した。


↑私もお運びに挑戦。
雪の上を下駄できれいに歩くのは難しい。

いよいよ私のお点前。久々に緊張する。
「人のマネをすれば大丈夫」といわれたけど、上座の若い女性はまだ初心者らしく、出るのを拒んだりしてるし、下座の女の子は栄恵先輩の娘さんで保育園か一年生くらい…。
「オイオイ、話が違うゾ」と思いつつ、お点前が始まった。(トップの写真)

飾ってある花の名前や器の産地を教えてもらったり、雑談を交えながらお茶をいただく。

作法はデタラメ、足はビリビリだけど、なぜか贅沢な気持ちになり楽しい。
お茶を点てる作法のひとつひとつが美しい。

足のシビレがピークになる前にお点前終了。
ちょっとヨロけたけど、何とか立てた。

最後に、社中の皆さんと記念写真を撮り、卒業記念のお点前が終わった。


↑着物姿がこれだけ揃うと圧巻だ。

お菓子をひとつ、お茶を一杯いただくのに、30分を費やす。
パクッと食べて、ゴクッと飲めばアッという間に終わることだが、昔の日本人は時間の使い方が贅沢だったんだなぁと感心させられた。
アクセク働かず、もう少し文化的な生活をしたいものだ。

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