サンタの写真日記

田舎の広告写真屋、サンタの写真日記。

サケ稚魚放流

2008年03月12日 23時23分09秒 | その他
3/8土、サケの稚魚放流に参加。
場所はミオン中里ウラの信濃川。

NPO新潟水辺の会の主催で、今年は宮中から4万尾。
上流の長野県千曲川と合わせて13万尾を2日間で放流。


↑あいさつをする新潟水辺の会・大熊孝会長。
(新潟大学工学部教授を今春退官)


↑地元貝野小学校の子どもたちや保護者も参加。
水辺の会と合わせて総勢70名ほどが集まった。


↑放流場所のミオン中里ウラの瀞場。


↑大人が漁協のトラックから河原までバケツで稚魚を運び、
それを子どもが放流。

長野県では以前「カムバックサーモン運動」と称して、県をあげてサケの稚魚を放流していた。
しかし「稚魚は水力発電の取水トンネルに入り発電のタービンにまかれて死んでしまい、全く帰ってこない」という声が出始めた。
「子どもの教育上よくない」とのことから県議会の決議で中止となり、それ以来一昨年まで放流は行われていなかった。

それが、昨年から復活。

大熊会長いわく「千曲川はサケが帰ってこない川だとあきらめ、子どもたちの夢を奪うことの方が問題」だという。
こんな川にしたのは、国や県、電力会社の責任が大きい。
昔は松本までサケが上っていたという。

この放流は稚魚を放流し河川環境悪化の問題点を調査し、改善を提案するために行っている「環境放流」だ。

4~5年後、稚魚が大きくなって帰ってくる頃には、滔々と豊かに流れる信濃川・千曲川にしなくてはいけない。

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