腱鞘炎(ジストニア)日記

ジストニア生活もいつの間にか24年目!!
のんびりと付き合っていきます。

雪の魔法の国の音楽会

2011-01-31 07:56:44 | コンサートの感想
私は16世紀のイギリスに貴族として生まれたかった。。。


おみゃーは深田恭子かあ??


聞きに行って来ました。
夢の国の音楽会です。

「イギリスの古い音楽」in長浜ホール
古楽器奏者の竹内太郎さんとフルート奏者の玉木祥子さんのコンサートです。



京浜急行の能見台駅で降りると




雪が降っていた。
写真だと雪は見えないけど、結構降ってます。
寒い、、、


雪の中15分位歩くと



会場の長浜ホールに到着です。



長浜ホールの前のジュースの自販機




「とろとろ煮込んだカレーリゾット」
こんにゃく米入り??
こりゃー飲まない訳にはいかんですなあ。


う~~みゅう。。。
微妙すぎる味の飲み物です。
こんにゃく米の食感も微妙だなあ、、、


微妙な「カレーリゾット」を飲み終わった所で、会場内へ移動です。


舞台の上に竹内さんの楽器がスタンバイ済みです。
ルネサンスリュート、ルネサンスギター、キタリーリャ、バロックギター、テオルボ
見てるだけわくわくします。
早く始まらないかなあ??



前半はルネサンスの音楽が中心です。

グリーンスリーブス(バロックフルート?+ルネサンスリュート)
涙のパバーヌ/ジョン・ダウランド(ルネサンスフルート+ルネサンスリュート)
ラ・ヴォルタ(ルネサンスフルート)
2つのシャンソン/アルカデルト(ルネサンスフルート+ルネサンスギター)
シャンパーニャのブランル/ル・ロワ(ルネサンスギター)
グリーンスリーブスによる即興(???)


また夢の国へ紛れ込んでしまったみたいです。
美しい響きです。
普段耳にしている現代の楽器と違ってルネサンス期の楽器は、アタック音がとても小さくて余韻が美しい。
優しくて心地よくて楽しい時間が過ぎていきます。






休憩時間に大きなテオルボを調弦する竹内さんを撮影。
そうかあ、、、背伸びしないと調弦出来ない楽器なんだあ、、、
大きい。。。
テオルボを実際に見るのも聞くのも初めてかも???


後半はバロックです。

ソナタ第4番/ダニエル・パーセル(バロックフルート+テオルボ)
シャコンヌ/ヘンリー・パーセル(バロックギター)
ソナタ第1番/フレデリック・ラニッシュ(バロックフルート+バロックギター?)

バロック時代の楽器はルネサンス期の物に比べると、ずっと発音がはっきりとして音楽が明瞭になってきます。
それでも現代の楽器に比べると、アタック音はとても小さく余韻が美しい。
バロックギターの演奏が鮮やか!!
驚異的なラスギャード。
バロック音楽に対する私の負のイメージが、払拭されていきます。
楽しい!!!

途中で優雅でかわいらしいバロックダンスもありました。
アンコール曲はとても切なく美しいバロック音楽。
バロックも楽しいなあ。
モダンタイプのギターでバッハやヴァイスを弾いていても、この楽しさは味わえません。


夢の音楽会は楽しすぎました。
現実の世界に戻るのがちょっとだけ辛い。



能見台駅まで戻って、ガネーシュで晩御飯です。
日本人が作った繊細で美味しい南インド料理のお店です。





濃厚なラッサム。
南インドの辛味と酸味のスープです。
スープとして飲んでも美味しいですが、ガネーシュのラッサムはとっても濃いのでカレーのようにご飯に掛けてもムチャクチャうみゃいです。






マサラシュリンプ
プリプリの海老をスパイスで炒めた料理
ココナッツミルクが効いていて美味しい!!
ご飯に掛けて食べても「ばかうま」です。


家に帰ってきてから我慢できずに、またルネサンスギターを弾いてしまいました。
あのグルグルラスギャードを真似してみましたが、まったく弾けません。
どうやって弾いているんだろう???
しかしルネサンスギターは楽しい、、、
知らないうちに時間が過ぎていく。。。


今日はまた、寝不足でお仕事です。。。。

そしてまた、宝物が届きました

2011-01-30 12:08:11 | ギター
ダンカンのルネサンスギターですが、購入を決めた後から楽器屋さんに言われました。

「このギターには楽譜が付属してますから送ります」

う~~~みゅう。。
なんだかとっても得した気分です。


さっきその楽譜が届きました。




これはまた貴重な曲集です。
たしかもう絶版になっていたんじゃあ???
まさに宝物の楽譜です。

特注でケースを作ったり、楽譜を古書店から購入する費用を考えたら、このダンカンのルネサンスギター本体は、ほとんどヤフーオークションの佐々木ルネサンスギターと同じ位の費用で購入した事になります。


安すぎです。。。

ローズの向こう側にある物

2011-01-30 09:16:33 | ギター
手に入れてしまったルネサンスギターですが、名古屋の楽器屋さんのHPによると「イギリスの古楽器製作家・John Duncanが製作したもの」だそうです。
それから「以前著名な研究者が所有していたもので、ケースにその名前が書かれています」との事です。

ちなみに有名な研究者とは「渡辺臣」という方らしいです。
名古屋の楽器屋さん曰く「今は沖縄で農園やっているらしい」との事でした。


誰???その人???
知らん。。。

なんて失礼な事を考えていたら、現代ギター臨時増刊号で「ソル教則本」の全訳しているのが渡辺臣先生様でしたあ!!(←お~~!!!パチパチパチ)


「沖縄で農園やっている人」って印象から勝手にイメージ膨らませてました。
「農作業が終わった夜月明かりの下、ホロホロと古酒を飲みながら、三線の代わりに4コースを弾いている」普通のおじいちゃんに違いないなんて思ってしまっていました。
だからギターも汚れているんだろうって。。。
それはそれで味のある良いイメージですが、どうやらそうではなさそうですねえ。


以前の所有者の事は分かりましたが、「イギリスの古楽器製作家」のダンカンさんが何処の誰だか分かりません。
インターネットで検索してもヒットしないです。
名古屋の楽器屋さんの人も「私は誰か知らない」って言ってましたあ。。。。



通常ルネサンスギターは、




この絵と





このディアス作の5コースギターを元にして作られる事が多いようです。



ダンカンのルネサンスギターは





ボディのスタイルが不恰好なハート型していますし




もの凄く薄いです。
まるでシターンみたい。




ブリッジの位置も下の方になっています。


たぶんダンカンさんってのは、本格的な古楽器製作者では無くて、アマチュアかリュートのプレイヤーではないか?
なんて思っていたのですが、、、





ロゼッタの向こう側に、ラベルが見えます。
ロゼッタが邪魔で良く見えないです。

もうちょっと





やっぱり良く見えんゾ!!!
あれれ????「Duncan」じゃなくて「Dancay」って読めるなあ??
最後の一文字はyでは無いかもしれませんが、少なくともnには見えない。
NでもYでもインターネットの検索に引っかからないから、どっちでも良いのですが。。。


それから「NRI」の文字があります。
って事は、ノーサーン・ルネサンス(NRI社)が扱った楽器って事かなあ???
竹内さんのHPによると
「NRIは、イギリスのいや世界の古楽器製作界に大きな影響を与えた
エフライム・セガーマン氏により創設された古楽器と弦のリサーチ/製作カンパニーでした。
現在では弦の販売のみ行っており、楽器と弦の製作は事実上停止しています。」
との事です。


う~~みゅう。。
面白すぎる。。。。

るねさんすぎたーを聞きにいきま~~す!!

2011-01-29 21:07:19 | ギター
「遊びをせんと生まれけむぅ~~。。。戯れせんと生まれけむぅ~~~。。」

おみゃーは山中康仁かぁ???


と誰にも分からない一人ボケ一人ツッコミで始まりましたが、やっぱり遊ぶためにうまれてきたからには、楽しまないとね!!
明日は竹内太郎さんのコンサートを聞きに行きます!!





ムチャクチャ楽しみですう!!

ルネサンスギター揃い踏み

2011-01-28 21:09:47 | ギター
3台のルネサンスギターが揃いましたあ!!


えっ???3台って???


馬鹿だ馬鹿だとは思っていましたが、ここまでお馬鹿さんだとは、自分でも思っていませんでしたあ!!!!!



すでに2台のルネサンスギターを持っているのに、どうして3台目を手にしてしまったのか??


いや~~~あ、、、ヘイコックのルネサンスギターがあまりに良い楽器なんで、大切にしていきたいって思ってしまっています。
でも楽器に対して自分の腕前が、ついていっていましぇ~~ん。
右指のコントロールもうまく出来ません。

表面板をひっぱ叩いて傷つけたり、ローズに人差し指を激突させて破壊してしまいそうなんですよねえ、、、

それからビール飲んで酔っ払うと、ルネサンスギターを弾きたくなる。

だから多少荒っぽく扱ってもOKな気楽なルネサンスギターが欲しい!!!
セカンドギターのルネサンスギターが欲しい


佐々木ルネサンスはサイズも弦の感触もヘイコックと違って、別カテゴリーの楽器です。


名古屋の楽器屋さんにルネサンスギターが1台売りに出ていました。
ジョン M. ダンカンって人の作ったルネサンスギターです。





一昨日値下げしていました。
ヘイコックのルネサンスギターの約1/4の値段です。


送ってもらって試奏してみました。


見た目は汚いギターです。
なんとなく歪です。






ローズの金泥は剥がれてるし

「ギターを弾く前には、ちゃんと手を洗いましょうね」って言いたくなるような汚れたギターです。


造作がヘイコックに比べると明らかに雑でチープです。


弾いてみました。
これが思いのほかエ~~~楽器でした。
ヘイコック程の高品質な音ではありませんが、柔らかい音で良く鳴っています。
即決で購入してしまいました。。。。


形状は歪なハート型です。





裏・側板は虎目のメープルです。





ペグの形も遊び心があって中々え~~です。






付属のケースも味があります。



唯一の問題点は







ストラップを引っ掛けるエンドピンがありません。

う~~みゅう。

楽器屋さんに持ち込んで、エンドピンを付けてもらおうと思います。


もうこれ以上、ルネサンスギターは増やしません!!!(←キッパリ!!!)
でも竹内さんの所の5コースキタリーリャが良いギターなんだよなあ。。。
欲しいナア。。。。

あいかわらずルネサンスギターな毎日です。

2011-01-28 07:44:08 | ギター
どうしても手にしてしまうのは、モダンギターでは無くてルネサンスギターになってしまいます。

困るよなあ、、、楽しすぎるんですよねえ、ルネサンスギターって。。。






ひゃあ~~~!!!むっちゃ楽しそうです!!!



でもそろそろモダンギターの練習をしないと、3月の発表会に間に合いましぇ~~ん!!
発表会でモダンギターじゃなくて、ルネサンスギターを弾いちゃおうかなあ??
やっぱりまずいかなあ。。。

時が飛ぶ

2011-01-22 22:20:08 | ギター
ヘイコックのルネサンスギターを弾いていると、楽しくて時間が経つのを忘れてしまいます。
気が付くと2時間位すぐ経ってしまっています。

楽しいのは良いのですが、このままだとモダンギターをまったく弾かなくなってしまいそうで、困ったもんです。
まあ、それならそれで良いのですが。。。


そろそろ、3月にある鈴木豊先生のギター教室の発表会の曲を決めないといけません。


「ルネサンスギターでル・ロワの曲を弾こうか???」
などと一瞬考えましたが、まだまだルネサンスギターは披露出来る程は弾けていないし、だいたい普通のギターの発表会にいきなりルネサンスギターはやっぱりまずいでしょうねえ。。。


モダンギターで弾けそうな曲を、探っています。



本当はデュアートの「アメリカーナ」を弾きたかったんですが、この曲を練習すると指の状態が悪化して数日でまったくギターが弾けなくなる事が発覚しました。
ってな訳でボツです。


次の候補が、バッハの「チェロ組曲2番」からプレリュード、メヌエットⅠⅡ、ジーグ
調子が良ければさらにサラバンドも。。。

う~~~みゅう。。。やっぱりバッハは苦手です。


でも苦手のバッハを選んだのには訳があります。
もし指の状態が悪くなって、当日モダンギターが弾けなくなっても、バッハならば19世紀ギターのファブリカトーレで弾いてしまえば良いので安心です。
唯一の心配は、根本的に「3月までに弾けるようになるのか???」って事ですう。。。

さてと、練習しなくっちゃ!!

カジキばかうま!!!

2011-01-20 00:29:06 | カレー
と思わず叫んでしまう美味しさです。


ほとんど4ヶ月ぶりに西新宿のコチンニヴァースで超絶南インド料理を食べてきました。


これな~~んだ??





答え
「ナスフライ」
カリカリのスパイシーな衣の中にトロトロのナス
激うみゃあ!!

あれ???ゼイゼイいってた喉が、このナスフライ食べたらす~~~っと通ってきました。

やっぱりスパイスは偉大です。




さらに




「ブルーラグープラオ」
料理名の意味不明です。
一番上がとろけるチーズ
その下がきのこと野菜のスパイシー炒め
そしてカジキマグロのスパイシーなフライ
これらを掻き分けると!!!下からグリーンライスが出てきます!!
ちなみにグリーンライスとは「ほうれん草のドライカレー」みたいなもんです。
美味しくて楽しいお米の料理です。


カレーは





ちょっと白っぽい???
「グリルドフィッシュマッシュルームヨーグルトソース」
強烈なカレーです!!!
スパイスの刺激とヨーグルトの酸味が強烈に効いています。
このカレーにもカジキが入っています。
カジキばかうま!!!!


コチンニヴァースの料理食べたら、すっかり元気になりました。
そのかわりまたおデブは進行しました。

ルネサンスギターの構えとタッチを

2011-01-19 10:01:34 | ギター
変えてみています。

以前の構えが



こんな感じです。
太っています(←それは関係ない)。

右肘で表面板を押さえつけて、固定しています。
ネックが体から離れています。
そのせいで、右手も左手もかなり硬くなった状態で弾いています。


竹内さんからアドバイスしていただいた構えが



ルネサンスギターを今までよりも少し上の位置で構えています。
楽器を体の正面に持ってきて、ネックが体に近い位置にきます。
右肘が少し前に出ています。

この構えだと、左手がとても楽で力を抜く事が出来ます。
右のタッチがちょっと辛いかなあ?
あとお腹が邪魔して楽器が上を向いてしまう(←メタボ)。
でも逆に力を抜かないと弾けない構えなので、慣れれば良い結果が出そうです。


この構えと右手のタッチをマスターして、格好良くラスギャードを曲の中に入れられるようになれば、さらに楽しいルネサンスギターの世界が広がりそうです。



魔法の国で過ごした一日は楽しすぎです!!「ギター弾き比べ会(古楽器版)」

2011-01-17 20:44:36 | ギター弾き比べ
昨日は古楽器奏竹内太郎さんの所をお借りしての「ギター弾き比べ会(古楽器版)」に参加してきました。
参加者みんなで、自分の楽器を持ち寄って演奏したり、竹内さんの所で扱っている珍しい楽器を弾かせてもらう!!って内容の会です。










楽しすぎる一日です。
ほとんど夢のような一日です。
今日は一日、現実の世界に戻ってのお仕事が辛かった。。。。





私は3台の楽器を抱えて参加してきています。

マルカール(1820年頃)とファブリカトーレ(1819年)の19世紀ギター2台とヘイコックのルネサンスギターです。
3台は欲張りすぎた。。。
手は2本しかないので、横浜市営地下鉄で往復の持ち運びが大変過ぎます。


参加した楽器さん達は




レニャーニモデル
これは良いギターです。
音色、音量ともに申し分無いです。
なんと言ってもスクロールヘッドが格好良い!!!











3台のモダンギター

ヌニェスのシノポリモデル、シンプリシオ、アンドレア・タッキ






石井栄作のバロックギター
元々は日本で一番有名なリュート奏者のために作られた楽器だそうです。





13弦(あれ??14弦だったかな???)の19世紀ギター






この日一番の注目ギター
ラミー作(?)のお姫様ギターです。
美しい音色と響き。
そしてモダンギターを凌駕する?大音量!!
右手のタッチに敏感に反応してくれるまさに名器です。





竹内さんにヘイコックのルネサンスギターを弾いていただきました。
美しい響きです。
ルネサンスギターの演奏方法に関して、貴重なアドバイスをいただきました。
今日からさっそく、ラスギャードを使ってル・ロワの曲を弾いてみます!!


竹内さんの所で扱っているギターも色々と弾かせていただきました。




ラミーです。
このギターは良いです。
只者では無いです。
さすがラミーです。




ハウザー1世のウインナーモデル
まさに名器です。
音色の素晴らしさが際立っていました。





ラミレス2世のスモールギター
音はやはり良いです。
どういう目的で作られたのかは不明との事です。





ロリンチのバロックギター
当然ですが私は弾けません。





1880年頃のアントニオ・カルロス・ガルシアのスパニッシュギター
非常に魅力的なギターです。
弦長が610mmと小さいのが素晴らしいです。
気持ちよく鳴ってくれます。



個別の写真を撮り忘れましたが、




この「お花ギター」がなかなか味わい深い良いギターでした。
表面板に描かれたお花の絵は誰が描いたのか分かりませんが、イギリスらしさに溢れています。
私は「花の絵があるからこそこのギターは素晴らしい!!」って思ったのですが、他の方からは「絵が無い方が良い」の意見が多かったです。何故????
弦を指先で弾いた瞬間に「なんて良いんだろう」って思わせられるギターです。





10弦の19世紀ギター
19世紀ギターなのに怒??迫力の重低音


その他にリュートも小さな5コースギターも魅力的な楽器でした。





最後に竹内さんが!!!







オリジナルなバロックギターでの演奏を聞かせてくれました。
凄過ぎる!!!!
目の前で18世紀に作られたオリジナルな楽器を竹内さんが演奏して下さる!!!
贅沢すぎます。



そして打ち上げでは






象牙のフルートも披露していただきました。
優しく暖かい音色のフルートです。
この音を聞いてしまうと、金属フルートの音は聞きたくなくなってしまいます。



魅力的な楽器さん達と過ごした素晴らしい一日。

まるで魔法の国で遊んできたような一日でした。