手に入れてしまったルネサンスギターですが、名古屋の楽器屋さんのHPによると「イギリスの古楽器製作家・John Duncanが製作したもの」だそうです。
それから「以前著名な研究者が所有していたもので、ケースにその名前が書かれています」との事です。
ちなみに有名な研究者とは「渡辺臣」という方らしいです。
名古屋の楽器屋さん曰く「今は沖縄で農園やっているらしい」との事でした。
誰???その人???
知らん。。。
なんて失礼な事を考えていたら、現代ギター臨時増刊号で「ソル教則本」の全訳しているのが渡辺臣先生様でしたあ!!(←お~~!!!パチパチパチ)
「沖縄で農園やっている人」って印象から勝手にイメージ膨らませてました。
「農作業が終わった夜月明かりの下、ホロホロと古酒を飲みながら、三線の代わりに4コースを弾いている」普通のおじいちゃんに違いないなんて思ってしまっていました。
だからギターも汚れているんだろうって。。。
それはそれで味のある良いイメージですが、どうやらそうではなさそうですねえ。
以前の所有者の事は分かりましたが、「イギリスの古楽器製作家」のダンカンさんが何処の誰だか分かりません。
インターネットで検索してもヒットしないです。
名古屋の楽器屋さんの人も「私は誰か知らない」って言ってましたあ。。。。
通常ルネサンスギターは、
この絵と
このディアス作の5コースギターを元にして作られる事が多いようです。
ダンカンのルネサンスギターは
ボディのスタイルが不恰好なハート型していますし
もの凄く薄いです。
まるでシターンみたい。
ブリッジの位置も下の方になっています。
たぶんダンカンさんってのは、本格的な古楽器製作者では無くて、アマチュアかリュートのプレイヤーではないか?
なんて思っていたのですが、、、
ロゼッタの向こう側に、ラベルが見えます。
ロゼッタが邪魔で良く見えないです。
もうちょっと
やっぱり良く見えんゾ!!!
あれれ????「Duncan」じゃなくて「Dancay」って読めるなあ??
最後の一文字はyでは無いかもしれませんが、少なくともnには見えない。
NでもYでもインターネットの検索に引っかからないから、どっちでも良いのですが。。。
それから「NRI」の文字があります。
って事は、ノーサーン・ルネサンス(NRI社)が扱った楽器って事かなあ???
竹内さんのHPによると
「NRIは、イギリスのいや世界の古楽器製作界に大きな影響を与えた
エフライム・セガーマン氏により創設された古楽器と弦のリサーチ/製作カンパニーでした。
現在では弦の販売のみ行っており、楽器と弦の製作は事実上停止しています。」
との事です。
う~~みゅう。。
面白すぎる。。。。