腱鞘炎(ジストニア)日記

ジストニア生活もいつの間にか24年目!!
のんびりと付き合っていきます。

世の中にはブーシェの名をモデルにしたギターがかなりありますが、、、

2022-04-24 10:44:23 | ギター
正直に思った事を書くと、、、

世の中にはブーシェの名をモデルにしたギターが、かなりありますが、、、
「このギターにブーシェの名前使ったら、ブーシェに失礼だろう!!!」
などと思ってしまうギターがほとんどです。
たまにブーシェっぽい鳴り方の様な気がするギターもありますが、ブーシェとの差は「カニ」と「カニカマ」以上です。
「キャビア」と「とんぶり」位にかけ離れています!!!
ブーシェに対する尊敬の気持ちが感じられない。

タッキさんのブーシェオマージュは良いのです。
オマージュですから。

川田一高さんのプレスティシリーズも良いのです。
ブーシェの名前を使っていませんし、そもそもブーシェ風のギターを意図していないのですから。

「トーレス」や「ハウザー」の名前をモデルに使ったギターも沢山ありますが、これらもほとんど「何処が?」って思ってしまうギターですが、何故か気にはなりません。
シンプリシオモデルとかサントスモデルとかも気になりません。
私にとってブーシェは、特別に独特な魅力に満ちたギターだからかなあ???


ここまでの前置きは、以降の本編?とは、ほとんど関係無いのですが、、、

話は変わりますが、黒田義正さんの少し前までのラベルはブーシェ風です。
これはパロディ?って思う位に洒落っぽく似せてあります。
唐草模様なんて、部分的にはまったく一緒だったりします。
これは「分かる人には分かる」洒落っぽいラベルなので良いのです。

そんな訳で??黒田義正さんのギターが1台、新たに家へやってきました。。。(←???)




見た目は新しいギターに見えますが、2003年製作の20年近く経ったギターです。
弦長は635mmでボディも小ぶりなギターです。
構えた時の感触はオールドスパニッシュに近い。




表面板はスプルース、裏・側板はローズウッドの標準的なギターです。




ラベルはブーシェパロディの横貼り?
オサレです。




口輪は新しさと古さの合わさった黒田さんらしい良いデザイン




黒田さんにしては珍しいダブルホールのブリッジ




糸巻きはゴトーの中級品
これはすぐに交換ですね。





ほとんど弾きキズの無い美しい表面板!!
全体的にキズが見当たらない良い状態です。

前オーナーは超名器を数台所有していた高齢の有名コレクターでしたので、ほとんど弾かれずにデッドストック状態だったのかも知れません。


内部構造は、、、



お~~~!!!
普通のファンブレーシングで無いいいいいいいいい!!!

7本の平行ブレーシング
2本の逆ハの字のクロージングバー
そして波形のトランスヴァースバー

黒田さんのブーシェオマージュ的ニューコンセプトギターですなこりは。。。。


音色は黒田さんらしい木質系の心地良い柔らかい音。
高音は少し複雑な音かな?
数種類の色が含まれているような音。
適度な透明感もあります。
音の芯がしっかりとしてます。
低音は適度な重量感と躍動感。
6弦の開放弦がド~ンと来るのは、ブーシェよりもシンプリシオっぽいかも?
音色の変化も付けやすい。
響きがあって気持ち良い。
反応は早くて、その後にも音が立ち上がってくる。
音量も十分にあってピアニシモも簡単に出てくれるのでダイナミックレンジが大きい。
弾き心地がひたすら良い。
弦はひたすら柔らかい。
でもしっかりとした腰で強めのタッチにも反応してくれます。

自分にとって一つの理想型のギターです。(←もちろん別パターンの理想型のギターもありますが、、、)
右指に掛かる負担がほとんど無いので、筋力の衰えた今の状態でも普通に弾けてしまいます。
パワーとスピードは衰えたままですが、曲によっては指が元気だった20代の頃と同じ様に弾けてしまいます。


このタイミングでまさかこんなギターに出会えるとは、、、
しかもムッチャお買い得価格だった。



マシンを交換

2022-03-11 08:56:43 | ギター
イタリア製とドイツ製のマシンへ交換しました。

ギターの糸巻きを交換したのですが、、、
やっぱり音が変わりますねえ。
高級糸巻きは値段が高いだけの事はあります。


まずは



イタリアンのアンジェロ・ヴァイラティ



見た目は味わい深いですが、ガタガタの廉価品
オランダのヴァンゲントが付いていましたが、、、、



元々付いていたはずのイタリアのアレッシーに交換です。
アレッシーのプレーンタイプはお値段はそれ程高くありませんが、材質感が良い高品質な糸巻きです。
作業は山本さんにお願いしました。
音に大きな影響が出る箇所なので、高級糸巻きへの交換は必ずプロにお願いします。
一緒にサドルも山本さんに作り直してもらっています。


音が変わりました。
楽器の反応が素直になり、発音がよりスムーズになっています。
ピアニシモの音が簡単に出る様になったので、力を抜いたタッチで音が出ます。
結果として音色・音質が向上します。
響きも豊かになっています。
現代的で硬質だった音質が太くソフトで心地良い音に変わっています。
右手のタッチにリニアに反応して鳴ってくれるので弾きやすいです。


これだけ楽器が激変する頃を考えれば、高級糸巻きへの交換は安い出費です。



もう1台



野辺雅史さんのエゾマツギター





ゴトーを超える驚異的に貧相なビジュアル!!!
ヤマハのマシンに交換されてしまっています。
操作性は普通です。
普通に回って普通に調弦出来ます。


こちらはドイツ製の超高級マシン



シェラーへ交換です。
真鍮プレーンタイプで水牛ローラー
材質感がとてつもなく良い!!!
デザインはアレッシーに比べるとやや無骨な機能美。
車に例えるとアレッシーがアルファロメオならば、シェラーはポルシェですかねえ?



交換作業は野辺さんにお願いしました。
プロの仕事はやっぱり素晴らしい!!!
過去の酷すぎる素人作業でビス穴跡に埋め込まれた物を除去し、マホガニーでピッタリと埋めた後に塗装してもらいました。
これで将来、ヘッドの割れ等のトラブルを防げます。
サドルとナットの作り直しも一緒にお願いしました。




野辺さんのエゾマツギターにはシェラーが似合います。

変わり方はアレッシー以上ですねえ。
アレッシーの時と同じ変化が、シェラーだとさらにひとランク上に変わる印象です。
反応がひたすら素直になっています。
簡単に良い音が出ます。
音色の心地よさがアップしています。
力強い鳴りもアップしています。
余韻の響きが良いですねえ。
弦の感触は強靱なのに心地良い!!!
野辺ギターの本来の良さを簡単に引き出せる様になった感じですかねえ。


シェラーのマシンは今回初めてでしたが、ロジャースと比べてもまったく遜色ありません。
ロジャースの方が少しだけ使い心地が良いかなあ?
スムースなだけで無く、ボタンの感触や回すときの筋肉の感触が心地良い。
調弦が快楽に変わる????
シェラーとロジャースはその程度の差ですから、デザインの好みで選んで良い程度の差です。
アレッシーのプレーンタイプはシェラーやロジャースには少しだけ劣りますが、コストパフォーマンスが最高のマシンですかねえ???

今回は山本さんと野辺さんにそれぞれサドルも製作していただいているので、音の変化はその影響もかなり大きいとは思います。
マシンとサドルは本当に大事だなあとあらためて思いました。

骨伝導スピーカー

2022-02-13 20:27:15 | ギター
骨伝導スピーカーに頑張ってお仕事してもらっています。

ミゲル・シンプリシオはまだ高音のハイポジションの鳴りが渋いです。
もっと弾き込まないと鳴ってくれません。

他にも弾き込みが必要なギターが沢山あります。
野辺、川田、山本、ゴンザレス、、、
サンフェリューあたりもまだ完全には目覚めていないしねえ、、、

中々弾き込み作業は進みません。

そこで骨伝導スピーカーに働いてもらう事にしました。

骨伝導スピーカーをギターの表面板に貼り付けて、ギターを鳴らしています。



実験ですね。
これで鳴りが良くなってくれたらラッキーです。
CDも聞けるしで一石二鳥です。


シンプリシオ帰還

2022-02-07 18:10:13 | ギター
フランシスコでないし息子でも無いシンプリシオ!!
ミゲル ・シンプリシオがようやっと修理から戻って来ましたあ!!!!



12月の初めに山本さんの工房に預けてから2ヶ月掛かっています。
あんまり戻って来ないから、その間で2台もギターが増えてしまった。。。。。(←理由になっていない??)

一番の大改修部が



歪に大きく開けられてしまったヘッドの軸穴
ヘッドが崩壊寸前でした。





ぴったりと美しく埋められています。
山本さんお見事です!!!

後はサドルの作り直しと



内部にくっついていた不気味な綿の撤去

修理跡に付いている白いパテ



これも取ってもらいました。




以前よりはずいぶんとコギレイになりました。
これ以上は仕方が無いので味わいであると思う事にします。


修理から戻って来たミゲル・シンプリシオを久しぶりに弾いてみると、、、

大化けしたああああああああああああ!!!!!!
まだ寝ボケた状態のはずなのにバコンバコン鳴っています。
スムーズに音が出て弾きやすい。
音が暴れたり歪んだりせず安定して良い音が出てくれます。
音の芯が出ています。
密度も十分。
音色も心地良いです。

これで本格的に覚醒したらどうなってしまうのかなあ???


音色の美しさだけで言えば、フレドリッシュやミゲル・ゴンザレスの方が強烈に美しい音です。
でも今の指の状態で曲を弾いた時に出る音ならば、ミゲル・シンプリシオの方が安定して良い音が出せます。
これ以上覚醒して気まぐれな反応にならないで欲しいですねえ、、、、


そんな訳で、しばらくの間メインギターはミゲル・シンプリシオに決定です。

糸巻き交換と調整の終わった後のヴァイラティ
弾き込んで覚醒した後の野辺さんのギター(野辺さんのギターも安定していますからねえ。)
この2台も期待大です。

日本のギター製作家は指物師でしかない??

2022-02-06 08:41:35 | ギター
ずいぶんと前ですが、ロマニリョスの講習会に参加した事が売り?の中堅製作家から言われた事があります。

日本人の今までのギター製作家がどうして駄目か分かる?
指物師が形だけのギターを作っているからなんだよ。

言い回しは正確には覚えていませんが、自分とその仲間の若手製作家はロマニリョスの講習会に参加しているから本物で、日本の先人達はスペインの伝統的なギター製作を知らず指物師の技術で作ってるから楽器として駄目って言いたいらしいのですが、、、
昭和の初期の頃の話ならばともかくねえ、これ言われたのは平成も終わろうとしている頃なんですよねえ。。。

これを聞いて以降、「ロマニリョスの講習会に参加を売り」にしている製作家は楽器も信用出来ないと思う様になってしまっています。
ロマニリョスの講習会に参加していても、素晴らしいギターを作っている方もいらしゃいますが、、、、

昔ながらの邦人製作家のギターって弾きやすいのが多いんですよねえ。
簡単に心地良い音が出る。
特に昭和から作っていらっしゃる方のギターは音色に独特の湿気と艶があって、これが魅力になっているギターが多いって印象です。
年式の比較的新しいギターであれば、音質や音量にも実用上問題無いし低音の重量感もあるギターが多いですしねえ。

簡単に音がでて音色が日本的な湿っぽい艶を感じる様な邦人製作家のギターが1本欲しい!!!


邦人製作家のギターは3台(1台は在フランスなのでフランス製???)ありますが、どれもカッ飛んだ個性のギターで古き良き時代の日本のギターの面影はありません。


某ギター試奏ブログを書いていらっしゃる方が最近邦人製作家にギターをオーダーしています。
この方は楽器屋さんを除けばたぶん日本で一番多くのギターを試奏しています。
ブログを読んでいると、この邦人製作家のギターが欲しくなってしまいます。

野辺雅史さん

祖父は指物師の技術でギターの製作
お父さんの野辺正二氏は昭和の時代から日本を代表する製作家
まさに古き良き時代から続く日本の製作家の家系

お父さんの野辺正二さんのギターを弾いている知り合いがいます。
音の密度が濃いギター
残響過多のホールでも、コロナ対策で窓開けている騒音だらめの音楽室でもしっかりと音が聞こえてきます。
低音の重量感もあります。
でも高音に色艶はあまり無いかなあ?


若い野辺雅史さんんが作るギターならば、野辺ギターの良さはそのままに音に色気が出ているのでは???
でも楽器屋さんに野辺雅史さんのギターが置いてある事は無いんですよねえ。
完全にオーダー受注製作で製作本数も少ないから、、、
良いギターなので手にした方も手放さないのでしょうねえ。。。
どんなギターか弾いてみたい!!!


正月も明けた頃
酒で脳の濁った深夜です。
ヤフオク見ていたら、なんと野辺雅史さんのギターが出品されています。
製作は10年位前です。

値段はムッチャ高い強気の設定。

この価格ならばもう少し出して新品オーダーした方が絶対に良い。
でももう歳だからねえ、、、
これから新品のギター手に入れて鳴るまで弾き込むのも無理です。
今後も弾き込みが必要なギターが家に溢れてるし。。。。
10年経っていればちょうど良い感じに弾き込まれていそうだしねえ。

手が滑った?
ポチっとしました。

そして2週間位前にギターが到着です。
アホですな。




地味で古風な見た目が素晴らしい!!!!
ピッカピカの仕上げのギターだったら絶対にポチっとしなかった。




表面板の色が濃淡が出ていて良い味わいです。
良いですねえ。
材質は何だろう?
ジャーマンスプルースって説明文に書いてあったけど、何となくエゾマツっぽい気もする。




口輪のデザインも素晴らしい!!!




裏板はローズウッド系
良い柾目です。
昔の良いギターのローズウッドはこんな柾目が普通でした。
この見た目だけで楽器の素直な反応が想像出来ます。




2012年製でシリアルNo.122
ラベルは昭和ですなあ、、、
若い人のセンスでデザイン変えても良いのではなんて勝手に思います。
でも伝統も大事ですしね、、、




糸巻きはヤマハに交換されてしまっています。
元の糸巻きはヤフオク出品時に外して別々に出品されていました。
これは交換ですね。
どの糸巻き付けようかなあ???


さっそく弾いてみます。

あれ????
想像してたのとまったく違う。
じぇんじぇん弾きやすく無い。
弦の感触は腰が強い本格派のギターです。

鳴りも普通ですねえ。
低音も期待していた様な重量感は無く普通です。
高音はキンキンした金属音が混じります。
期待していた様な湿気った艶っぽさもあまり無い。

良いギターだけど特別ではない普通の日本のギターです。


ポッチったのは失敗かなあ?

楽器屋さんに委託販売にだしちゃおうか?
なんて思いながら弾いていたら3日後位には1弦の金属音が消えて美しい音色に変化。
毎日変化し続けています。

2週間で好みのギターに変わりつつあります。
反応が良くなって弾きやすくなっています。
高音は上品な心地良い音になり色気が出始めました。
低音はパワーが出てきて重量感も増しています。

普通のギターに感じたのは楽器が眠っていただけでした。
まだまだ覚醒していないので、これからどれだけ変わっていくか楽しみなギターです。

しかし、、、
糸巻きどうしようかなあ?
フレドリッシュに付けてあるゴトーを取付ようかと思っていたのですが、このギターには似合わないし鳴りにも良い影響は期待出来ないです。
このギターならばシェラーが似合いそうですが、高いんですよねえ。。。
フレドリッシュに付けるつもりでポチったシェラー付けちゃおうかなあ????
それでフレドリッシュ用にはロジャースを注文しちゃおうかなあ???
悩むなあ。。。