久しぶりのマカロニ・ウェスタンねたです。。。。
B級マカロニ・ウエスタンの名作「続荒野の用心棒」です。
監督は、セルジオ・コルブッチ、音楽ルイス・エンリケス・カバロフで、主演はフランコ・ネロ
ストーリーは、、、
黒ずくめの服装のジャンゴが、泥まみれで棺桶を引きずりながら歩いている。
メキシコとアメリカの混血娘マリアが、北軍くずれの兵隊にリンチに合っているのに出くわすと、兵隊達を撃ち殺し、助ける。
ジャンゴはマリアを連れて、泥だらけの町に現れる。
その町は、北軍くずれの狂信的な人種差別を行うジャクソン少佐とメキシコ革命軍のウーゴ将軍が対立し、殺しあう町で、この町を出るには底なし沼の上に架けられたつり橋を渡るしかない。
この町の住人は、酒場の親父と4人の娼婦だけしかいない。
ジャクソン少佐とその部下の北軍くずれ達は、赤い頭巾をかぶり、メキシコ人を自分達の楽しみのために、惨殺している。
ジャンゴを殺すために、ジャクソン少佐は40人の赤頭巾を連れて、町に襲い掛かる。
棺桶とともに、たった一人で赤頭巾軍団を迎え撃つジャンゴ。
棺桶から出てきたのは、カトリング銃(機関銃)で、ジャンゴは赤頭巾軍団を殺戮していく。
泥の中に、次々と転がっていく死体の山、、、、
ジャクソン将軍は、生き残った5人の部下と逃げ出すが、逃げ遅れたジャクソンのスパイのジョナサン神父は、ウーゴ将軍に捕まり、耳をそぎ落とされて、自分の耳を口に咥えさせられたまま、銃殺される。
ジャンゴは、ウーゴ将軍と組んで、ジャクソン少佐が護衛するメキシコ政府軍の砦を襲い、砂金を強奪する。
そしてウーゴ将軍を裏切り、マリアと共に砂金を持ち逃げするが、底なし沼にはまってしまい、助けようとしたマリアはウーゴ将軍に撃たれてしまう。
裏切り者のジャンゴは両手を潰されて、瀕死のマリアを抱えて町に戻ってくる。
ウーゴ将軍と革命軍は、ジャクソン少佐率いるメキシコ政府軍に皆殺しになる。
ジャクソン少佐は復讐のためジャンゴの待つ墓場に5人の赤頭巾と共に向かう。
ジャンゴは、潰されて銃を持つことも出来ない両手を使い、ジャクソン少佐を迎え撃つ!!!
な~~んて、ストーリーだけ読むと、支離滅裂で、やたらと残酷なお話ですが、映画はムチャクチャ格好エ~です。
映像が凝っていて、見ていて飽きないです。
湿度の高さが、画面からただっよて来る泥だらけの町。
赤い頭巾をかぶった狂った集団。
ラストシーンで墓場の十字架の前に咲く、しおれかけた赤い花。
この映画が、ポップアートって言われる所以です。
出てくる登場人物もジャンゴを愛した女マリア以外は、汚らしく、悪い人物ばかりです。
酒場の娼婦達も、太ったおばちゃんばっかりで、強烈です。
この太ったおばちゃん達が、着飾ったド派手な服装で、泥まみれになりながら、取っ組み合いをしたりします。。。
1966年に製作されたマカロニ・ウェスタンですが、展開がスピーディで、バックに流れる音楽も痛快で、見ていて飽きる瞬間がありません。
この強烈な悪人ヒーロー「ジャンゴ」を演じたフランコ・ネロは、一躍世界的なスターの仲間入りをし、劇中のキャラクター「ジャンゴ」はこの映画を離れて一人歩きを始め、その後「ジャンゴ物」のウェスタンが数多く作られる事になります。
「スキヤキ・ウェスタン ジャンゴ」もそんな映画の一つです。。。。
またまた、だから何なんだア???ってな、マカロニ・ネタでしたア!!!