無計画です。
毎日が日曜日な人生ですので、急に思い立って温泉旅へ行っても、何の問題もありません。
温泉なんて行ってないで、ちゃんとギターの練習しろ!!などと自分でも思います。
温泉旅へは、最近はまったく行った記憶がありません。
過去のブログを調べてみたら、最後に温泉へ行ったのはたぶんこれです。
悪夢の熱海より、ただいま帰還
遊びじゃ無くて仕事です。
サラリーマン時代に下請け業者会の会長と副会長を引き連れて、「総会の下見」という名目の慰安旅行です。
本物の悪夢だった。
仕事で無い自腹での温泉旅は、前世紀まで遡らないと行っていないですねえ、、、
今回、急に温泉旅へ行きたくなったのは3日前の火曜日!!!
何故か唐突に温泉旅へ行こう!!などと思ってしまった。。。
ネットで色々と調べて、旅の目的地は鬼怒川温泉に決めました。
理由は
①電車の乗り換えは2回で到着する。
②かつて栄えていた温泉地なので、ホテルがそれなりの数があって選べる。
③今は寂れているので空いている。
④美しい廃墟ホテル群がある。
一番の決め手は④の廃墟ホテル群です。
鬼怒川温泉近くには、他にも観光施設はあるのですが、基本子供向けですね。
作られたミニチュアの建物群とか猿の集団芸とか真新しい江戸の町とか。
とりあえずYahooトラベルで、安いホテルを検索しました。
バイキング+飲み放題付きで8000円位で止まれるホテルがある!!!
安すぎでしょう。。。。
でもせっかくなので、普通に食事を出してくれるホテルが良いです。
一応バイキングで無い食事が付いていて一人宿泊で一番安いホテルを選んで、部屋の空きを調べたらいつでもOK状態。
一人だと割高で一泊16300円。
安くは無いかなあ?
さっそく昨日の木曜日お一人様で予約してしまいました。
特急の指定席もガラガラで直前でも問題無く取れました。
昨日はギターの朝練してからの出発です。
家からは3時間半位で到着しますので、朝はゆっくりできます。
北千住駅からは11:12発の特急リバティ会津119号の乗って13:10 に目的地の鬼怒川公園駅に到着です。
当然ですが、その間はコンビニで買った貝ヒモで缶ビール飲んで過ごします。
これをやらなかったら指定席の意味が無い!!!!
車窓から見える廃墟ホテル群裏側
お~~~!!!
コリはなかなか凄い光景です。
目的地の鬼怒川公園駅。
駅前に何も無い、、、、
降りる人も少ない。
この何も無い感じが素晴らしい!!!
さっそく今回の旅の唯一の観光へ向かいます。
駅前の通りを5分位歩くと
味わい深い階段の通路があります。
その先には
古い吊り橋!!!滝見橋があります。
手すりはサビサビです。
床もなんだかボロくて不安を覚えます。
かなり揺れるし、、、
滝見橋なのに滝を見るのを忘れた。
橋の上からは想像を絶する迫力の景色が見られます!!!
これが有名な鬼怒川の廃墟ホテル群です。
実物を見ると美しい景色に圧倒されてしまいます。
この廃墟ホテル群を見れただけで、鬼怒川までやって来た価値有りです。
バブル崩壊の負の遺産もここまでくると立派な観光資源になっています。
さらに先にある滝見公園へ行きます。
きれいな新しい公園で、造形作品がいくつか展示されています。
「結の滝」って看板と矢印があったので、見てみたら
やっぱり滝は見えないけれども、さっきの滝見橋の全容が見れます。
美しい景色!!!
やっぱり怖い、、、
これで観光は終了です。
近くに700円で入れる岩風呂もあったりしましたが、ホテルで温泉入れるのでパスです。
ホテルのチェックインまでまだ時間があったので、鬼怒川温泉駅まで戻って昼食にします。
そば屋さん???「いずみ」
いかにも寂れた観光客向けの食堂って外観です。
もう1軒だけ中華屋さんがありましたが、こちらは時間が合わずに休み時間でした。
どっちにしても温泉へ旅来て中華は無いですね。
「いずみ」さんでお昼ご飯です。
イワナの唐揚げと蕎麦のセットと
地酒を注文です。
呑まなきゃ温泉来た意味が無い!!!!
「霧降」ってお酒
すっきりしていて美味しい!!!
生湯葉を先に出してくれました。
そばつゆにつけて食べます。
美味です。
岩魚の唐揚げと舞茸の天ぷら
コリはうみゃーよー!!!!
岩魚バカうみゃあ!!
骨まで柔らかく揚がっていて、酒が進みます。
観光客向けの寂れた蕎麦屋さんなどでは無かった!!
ちゃんとした美味しい料理を出すお店でした。
蕎麦も悪く無いです。
高級な手打ち10割蕎麦とかの美味しさでは無く、町の美味しいおそば屋さんって感じのです。
酒に合いますねえ。
かなりのボリュームでお腹いっぱいで満足です。
程良い時間になってきたので、ホテルへ向かいます。
ホテルへ向かって20分弱位歩きます。
途中には何軒も営業していないお店やホテルがありました。
やっぱり鬼怒川温泉って寂れているのかなあ?
ホテル到着。
想像していたよりも大きなホテルです。
良さげな感じです。
高級リゾートホテルでは無いけれども、安い大衆ホテルでも無い。
程良い感じですね。
入り口のセンスがムッチャ良いです。
まるで高級リゾートホテルみたいな雰囲気です。
「
ものぐさの宿 花千郷」
このホテルを選んだのは、大正解の予感がします。
一番安かったから選んだだけですが、、、
部屋はツイン部屋です。
一人で泊まるには充分過ぎる広さですが、ソファーが無いのがちょっと辛い。
ホテルで一番安い部屋ですが、空いているせいで直前予約なのに眺めの良い10階にしてもらえました。
窓から見える景色は
良いですねえ。
鬼怒川の絶景独り占め状態です。
さっそく温泉に入りました。
時間が早かったので半露天風呂貸し切り状態!!!
気持ち良かった。
露天風呂では無く半露天風呂なので、TVとかかの旅番組で出てくる高級リゾートホテルの様に、温泉へ浸かりながら壮大な景色は見れたりはしませんが、風呂から出て素っ裸でテラス備え付けの椅子に座って体を冷やしながら見る鬼怒川は中々良いものでした。
昼の蕎麦がお腹に残っていますが、早めの夕食です。
このために安いお一人様でも飲み放題付いて8000円のホテルでは無く、酒代別で16300円の花千郷さんにしたので、ちょっとだけ期待です。
写真の撮り方が下手すぎて、美味しそうに見えない。
実際に見た目の華やかさはあまり無かったかなあ?
コーヒーカップに入っているのはお刺身ですからねえ。
食べる直前まで何が入っているのかは、分からなかった。
鬼怒川で刺身は期待していませんでしたが、悪く無かったです。
安い酒屋とかスーパーの水浸しの冷凍刺身とは違い、特別では無いけれどもきちんとしたお刺身です。
他の料理も特別感はあまり無いけれども、きちんとした料理人さんがきちんと作った料理で美味しかった。
そして紙鍋で出されたすき焼きが意外にも絶品!!!
生湯葉ととちぎ和牛(←なのかなあ???)が美味し過ぎて驚きました。
味付けも甘いけれども甘すぎないちょうど良い味です。
これならば都内の「そこそこ高級店」のすき焼きにも負けてないですねえ。
全体的に見た目の豪華さよりも、ちゃんとした食材を使って真面目に味に重点をおいた料理を出してくれている印象です。
かなりお得な気分で夕食を食べ終わると
デザート登場!!!
普通に美味しい。
お腹がいっぱい過ぎて、このまま温泉にはいるのは危険と思い、後は部屋でビール飲んで寝て温泉旅一日目は終了です。
そして2日目の今日の朝。
雨が降っているせいか、部屋の窓から見る景色が靄っている。
美しいなあ。。。
そして朝5:30に朝風呂へ
誰もいないだろうと思って行ったら、2名の先客です。
年寄りは私も含めてみんな早起きなんですな。
気持ちの良い半露天風呂の温泉に浸かった後、部屋でしばらくグダグダしていたら朝ご飯の時間です。
普通な旅館の朝食の品数豊富バージョン。
本来バイキングで出していた朝食をコロナの影響で定食スタイルにしているらしいです。
これだけおかずが多いのに、納豆と海苔も置いてあった。
見た目は地味ですが、普通に美味しいホテルの朝食です。
鮭がムッチャ美味しい!!!
ウインナーとシュウマイと卵焼きが同じ器で温められていたのはご愛敬です。
ちゃんと仲居さんに説明してもらったのに、勘違いして真ん中の白いのをデザートと勘違いして最後まで残してしまった。
実際は美味しい「とろろ」に醤油ジュレが掛けてあった。
ご飯に掛けて食べたかった、、、
黒い器に入った白と赤の物体も正体が分からずに最後に食べたら、大根おろしと明太子だった。
大根おろしは鮭に乗せて食べたかった、、、、
人の説明はちゃんと聞こうと反省した朝食でした。
少し早めに「花千郷」さんをチェックアウト
中々程良いホテルでした。
今日は雨が降っていたので、観光はせずにそのまま帰宅です。
帰りは鬼怒川温泉駅からリバティきぬ118号に乗って帰ります。
駅構内のお弁当屋さんで買ったミルフィーユカツサンドと売店で買った湯葉チップスでビール飲みます。
う~~~みゅううう。
ミルフィーユカツサンドも湯葉チップスもかなり微妙だなあ。
仕方が無いので、ビールで無理矢理流し込んで食します。
朝ご飯食べたばっかりなのに、あっという間に完食しました。
後はひたすら寝ていたら北千住へ着いてしまった。
鬼怒川温泉旅は行って本当に良かった。
鬼怒川の濃い緑につつまれた景色がひたすら美しい。
温泉も気持ち良い。
廃墟ホテル群の迫力ある存在は圧倒的に魅力的でした。
食事も特別豪華では無いけれども美味しかった。
これからも、たまには温泉旅へ行きたいですねえ。