腱鞘炎(ジストニア)日記

ジストニア生活もいつの間にか24年目!!
のんびりと付き合っていきます。

どうして??ギターが増えていくの???⑬

2009-09-01 06:16:50 | どうしてギターが増えていくの?
まだ終わりません。。。

増殖するマンホン式11弦ギター

10台目です。




フランシスコ・ヌニェスのマンホン式11弦ギターを、手に入れたせいで、すっかりその魅力に取り付かれてしまいました。


ここで、マンホン式11弦ギターのおさらいです。


マンホン式11弦ギターとは、19世紀末のスペインのアンダルシア地方で生まれ、20世紀初頭にアルゼンチンのブエノスアイレスで開花した11弦ギターです。タレガの次の世代のギタリスト、作曲家のアントニオ・ヒメネス・マンホンが使用していたタイプの11弦ギターです。
アントニオ・トーレス、ビセンテ・アリアス、マヌエル・ラミレス、エンリケ・ガルシア、フランシスコ・シンプリシオ等の名工が、このタイプの11弦ギターを作っています。

調弦は下から、C,F,D,G,B,EA,d,g,b,eと1~6弦が通常の6弦ギターと同じで、7~11弦が変則的な並びの配列になっています。低い方から並べ直すと、B,C,D,E,F,G,A,d,g,b,eになり、低音弦は開放弦でB~Aの音階が弾けます。

イエペスの10弦が響きの均一化、セルシェルの11弦が低音域の音の増大を目的にしているのに対して、マンホン式11弦ギターは、ベース音を開放弦で弾くことにより、ベース音を十分な時間保つ事と、左右の指の運動性のアップを目的としています。加えられた5本の低音弦は、当然低音域の充実と響きの豊かさにも貢献しています。



目的が中途半端な多弦ギターです。

低音の配列がバラバラなんで、とっつきにくいです。混乱します。
ギターの構造上、低音番外弦に太い弦が張れませんので、イエペスの10弦ギターのように、凄みのある低音が出ないです。

メリットが小さく、デメリットが大きいギターです。

それでも実際に弾いてみると、ムチャクチャ面白いギターです。
この面白さは、実際に弾いてみないと分からないです。

すっかりその面白さにハマってしまって、もう1台位オリジナルなマンホン式11弦ギターを持っていても良いかなあ?などと思ってしまって、、、
出来れば、もう少し普通の大きさのマンホン式11弦ギターが欲しい。。。


また、ブエノスアイレスにありました。



マヌエル・ドミンゲスの1920年製マンホン式11弦ギターです。











弦長630mmの少し小さめめのギターです。
写真で見る状態は、かなり悪そうでしたが、値段は安い!!
送料入れても、フレタ1世の購入価格の1/10です。
さっそくオーダーです。


このギターの購入は、大正解でした。


軽いギターです。
音色は、かなりお疲れ気味ですが、軽いタッチで、ソフトで心地良い音がポンポンと飛び出してきます。


マヌエル・ドミンゲスは、私のメインギターになりました。


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