腱鞘炎(ジストニア)日記

ジストニア生活もいつの間にか24年目!!
のんびりと付き合っていきます。

どうして??ギターが増えていくの???⑫

2009-08-29 21:44:32 | どうしてギターが増えていくの?
まだまだ折り返し地点???

9台目です。

川田シャムガキ・ワッフル10弦ギターが出来上がって来る前、指支え用の0弦のあるギターは、

尾野ブーシェ7弦ギターだけでした。

指支え用の0弦のおかげで、弾ける曲がずいぶんと増えました。
もう6弦ギターには、戻れないです。
このギターは、上から下まで、まったく隙のない、ガッツリした音の出る良いギターです。

でも出来立てのギターって、鳴りが悪いし、音色も味が無いし、、、
弾いていて、マーチン・フリーソンやパスカルみたいに、喜びが感じられないんですよねぇ。。。
まあ、仕方が無い事ですが、、

仕方が無いんですが、でもやっぱり指支え用の0弦を設置出来るギターで、良く鳴って深い音色のギターが欲しい!!!

探してみました。
出来上がってから、50年以上の時を経て、熟成された音色を持つ、7本以上弦のあるギターを探してみました。

ありました。



ブエノスアイレスにありました。
ぶっ、、、、ぶさいくなギターです。
弦が11本もあります(糸巻きは、12個???)。
多すぎ、、、

フランシスコ・ヌニェスの1910年頃のギターです。
イラリオン・ルルーが所有していたマンホン式11弦ギターです。

って、フランシスコ・ヌニェスもイラリオン・ルルーも誰だか分からん!!
だいたいなんで11本も弦があるの???
しかも糸巻きは、12個分ついてるし、、
変なギターです。

フランシスコ・ヌニェスは、すぐに調べが付きました。
20世紀初頭のブエノスアイレスギター界のドンです。
イラリオン・ルルー以外に、ガルシア・トルサやファン・アライス、ジュリオ・サグレラスのためにギターを作っていて、プラトはトーレスに匹敵するなんて、言っています。
詳しくは、ここに
http://blog.goo.ne.jp/sanntyo6740/e/6adf5c0d820428cbc5a5d1579990d2e4


イラリオン・ルルーは、こんな人です。

タレガの弟子で、デラマーサやアニードの師匠だった事もある人です。
http://blog.goo.ne.jp/sanntyo6740/e/6122cc6dc26328c754a417b6ee66a113

なんだか凄そうなギターです。
こもまで調べたら、もうオーダーするっきゃないです。
オーダーしちゃいました。



ブエノスアイレスから、棺桶のような木箱が届きました。
中には、巨大な物体が入っていました。
何だこりは?????????

でかい!!!でかすぎてギターには見えん。。。
幅は一番デカイとこで44cm位あって、全長は113cmあるぞオ!!!










でかすぎて、構える事も満足に出来ない。
どれ位でかいかって言うと

となりの人のギターが、子供用に見える。。。

音は、素晴らしいです。
巨大なボディからグウォ~~って鳴る重低音と、不細工な見た目からは想像がつかない美しい高音。
名器です。

でもデカ過ぎて、じぇんじぇん弾きこなせましぇ~~ん。

このギターを購入したせいで、マンホン式11弦ギターの世界へ、のめり込んでいきます。




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4 コメント

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音さえ良ければ・・・^^; (河野一筋)
2009-08-30 09:30:03
お写真で拝見する限り、かなり巨大(バスギター?)ですが、
こんな楽器を弾こうとなさっているサンチョさんって凄過ぎます・・・。^^;
(かなり重そうですし、指への負担は、大丈夫なんでしょうか?)

ところで、このギターにはどんな弦を張っていらっしゃるのですか?
(普通の弦では長さが足りませんよね。)
古いギターですんで、、、 (サンチョ)
2009-08-30 22:27:45
見た目程は、指への負担は無かったです。(←指に負担が掛かる程は、弾けてなかった??)

河野一筋さんどうもです。

弦長は665mmとラミレスとほぼ同じ位でしたので、普通の弦を張っています。
Unknown (なお)
2009-08-30 23:22:23
うお~、グウォ~とゆう響きが聞きたいですね(笑)
図体がデカイですから、、 (サンチョ)
2009-08-31 00:32:37
ほとんどギタロン???

なおさんどーもです。

重低音ですが、ボディがデカ過ぎて、なかなか鳴らし切れません、、、

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