食品添加物を食品に入れられる量は、製品により、ほぼ決まっています。
食品に入れる量を添加量と呼びますが、計量は重さで計るのが一般的です。添加量0.5~1%の場合、食品原料の合計の重さが1kgとすれば、添加物は5~10gとなります。添加物メーカーは使用される食品でテストをしており、表示している添加量はその試験結果に基づいています。
食品添加物は均一に食品に混ぜる必要がありますので、添加量が少ない場合はミキサーを使うか撹拌時間を多く取る必要があります。原料に水がある場合は、添加物を水に混ぜてから他の原料と混ぜ合わせると均一になりやすいと思います。
添加量の差が最もわかりやすいものは、天然色素です。原料の0.1~0.2%で着色することが出来ますが、量を多く入れると色が濃くなりすぎますので、逆に正確な計量が必要となってきます。外見から最もわかりにくいものが日持ち向上剤などです。菌の繁殖の程度は目で見えないので試験が必要ですが、多く入れると繊細な味の食品の場合は味覚が変わります。ですので、最大の添加量は味覚の変わる一歩手前の状態で、食品によってそれぞれ異なるため、食品ごとに添加量の調整が必要となります。
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