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名解説

2014-03-12 20:54:38 | 日記
薫田さん&舞の海さん

先日のラグビー日本選手権決勝戦を中継したNHKのEテレ。
解説者は元東芝監督で日本ラグビー協会戦略室長の薫田さんでした。
いつものことながら、素晴らしい解説でした。
競技は違えど、大相撲の解説者・舞の海さん。
本日のNHKラジオで大相撲の解説をされており、こちらも素晴らしく、「なるほど~」と何度もうなづいておりました。

■常連
薫田さんはほぼ毎夏、網走にお越しいただいております。
網走常連の大事なお客様のお一人です。
薫田さんの解説の素晴らしさは、試合の大事な局面の「次」のプレーを素人にも分かりやすく教えてくれるところ。
また、技術面だけではなく、選手の心境を考察した上でその試合の勝敗を分析したりもします。

例えば、昨年のジャパンvsウエールズ戦。
この試合が始まって間もないころ、攻め込んでいたウエールズは反則を犯します。
この時、ウエールズの選手はボールを放さず、ジャパンのプレースタートを遅らせます。
ジャパンSHの田中選手は即座にウエールズ選手に詰め寄り、「早く返せ」とせかす。
しかし、相手はなかなか返さない。田中選手はひるまず「返せ」の姿勢。
アツくなったジャパンFW陣が田中選手を助けに行き、ウエールズ選手の数人と小競り合いが始まりました。

このシーンの見た、解説者の薫田さん。
田中選手の外国人選手にひるまない行動が、ジャパンを勝利に導くのでは―といった内容の解説をされていました。
結果的にジャパンはウエールズから歴史的勝利を収めました。

■大人
大相撲の話題を。
まだ、まげも結えない「遠藤」の大ファンです。
今場所は4戦全敗。これまでの相手は横綱、大関など上位ばかり。
本日も土俵下まで投げ飛ばされ、土がつきました。
支度部屋に帰ってから、記者からの質問を拒むような態度だったというリポートが入った時の舞の海さんの解説。
「自分の感情を最優先させてはいけない。悔しいのは分かるが、記者との応答を重ねることで大人になれる」とぴしゃり。
遠藤は久々の日本人横綱として期待されています。
舞の海さんも期待しているはず。
期待しているが故、横綱にふさわしい品格を今から学んでもらおうと、きびしい解説をしたのだと思います。

薫田さん同様、「先」を見越した、「将来」を考えた解説に感動しました。