アジア夢紀行

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クルンテープ老人同盟

2017-10-17 17:06:36 | タイ語

夜明けに雨が降ればバンコクでも肌寒い。商売を終えた少女たちが下の通路を家路に向かう。家路といっても筋向いの安宿だ。一泊200バーツの部屋に4人で住んでいる。みんな北部の山岳地帯からやって来た。親に売られた売春婦たちだ。まだ17才だというのに、5年もこの商売をやっているという。

 

オレも屋台で粥でも食って一寝入りしよう。

『しけてやがら』 

ポケットの中には20バーツもない。白々と明けていく山際を眺めながら、誰のところへ行けば朝飯にありつけるか思案する。『野中のところへ行こう。』アイツのところなら、『猫まんま』ぐらいにはありつけそうだ。年がら年中履いているビーチサンダルをつっかけて、どぶ臭い通路を北に行く。シケモクが目にしむ。少しフラフラする。熱があるのかもしれない。 (『クルンテープ老人同盟』より)

 

 

ちょっと変わったイントロで始めた今日のブログ。今日の話題はタイ語の学習カリキュラムです。タイ語のブログを漁っているうちに『とにかくタイ語』というのを見つけました。タイ語に対するアプローチが秀逸です。半年ほど書いていますが、今は休止しているようです。英語ネイティブ、日本語ほぼネイティブ、仏・西語が流暢というアメリカ国籍の会社経営者で専門は: 音声学(音韻論)、外国語としての言語教授法、音楽(作曲・演奏)、ウェブデザイン、応用数学という人物です。

引用すると『タイ人の話すタイ語を聞いていると、発音、語彙、表現、語法、等、何をとっても外国人用タイ語学習書で紹介されているものとは全く別物であることが分かります。僕は英語および日本語で書かれたタイ語学習書を30冊ぐらい持っていますが、これら全てを隅から隅まできちんと学習して覚えてもタイ人に通用するタイ語には到達できないことは分かっています。また、語学学校でタイ語講座を受講してもほとんど役に立たないことも実体験を通して確認しています。

いろいろと考えた結果、やはりタイ語のテレビ番組(ドラマ、トークショー、コマーシャル、など)と映画を使って自分でやって行く方法が最善であるという結論に達しました。ときどきタイ人と話をして学習の成果を確認することも合わせて行う必要があります。

先ずはタイ語の短いドラマを見てせりふを全て書き取ることから始めます。書き取ったものをタイ語でタイプ打ちすることでタイピングの練習にもなります。聞き取れない部分は聞き取れるまで100回でも200回でも繰り返し聞き、それでも聞き取れない場合にはタイ人の友人に助けてもらう予定です。書き取ったものを意味が理解できるまで何度も読み返し、分からない部分があれば調べます。とりあえず、インターネット上で見付けたドラマの出だし部分を書き取ってみました。

ということで、本当にドラマを書き取りしていくのです。すごいエネルギーです。読めばわかりますが、アタマが緻密にできている。僕みたいに雑駁なアタマではないようです。トホホ。 しかし彼にしてみても基本は学習書で勉強し、学校へも行った上でドラマの書き取りを始めています。タイ語の『タ』の字も知らずに始めたわけではない。やはり基本はしっかりと押さえておかなければ何もできなかったと思います。



そしてそのブログのリンクのなかに、大阪大学(元大阪外大)の『高度外国語教育全国配信システムプロジェクトの タイ語独習コンテンツ』を見つけました。この内容がとてもいいのです。おそらくタイ語の入門書としてピカ一の内容です。クリックすれば音も出るし、ビデオもあります。東京外大のと比べてダンチに優れています。

僕のタイ語カリキュラムは:

1.『タイ語独習コンテンツ』    (軽く3回読み流す)

2.『挫折しないタイ文字レッスン』 (文字に慣れる)

3.『ニューエクスプレス タイ語』 (初級会話)

4.『ゼロから始める タイ語』   (文法中心)

の順番でやっていきます。これで、入門から初級までを終えることができます。おそらくは実用タイ語検定試験の4級レベルに到達します。タイ人で日本人が話すタイ語になれている人なら意思の疎通は可能になります。

これが終わればネットレッスン開始です。




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