それは昨日19時42分だった。NetChaiのチア〇先生からファイルが送られてきた。続いて19時43分にはmer〇先生からも届いた。『いったい何かな。教材用の写真かな』と思いファイルを開けました。すると僕のSkypeが僕のお気に入りリスト登録者あてにファイルを次々に送り出しました。僕の場合は百数十人。
『マズイ』と思い、ストップしようとしましたが、止まりません。Skypeを閉じることさえできないのです。タスクマネージャーを呼び出し、プロセスからタスクを終了させました。もうそのときには殆ど送り終わっていたようです。セキュリティーのソフト『McAfee』は役に立ちませんでした。警告すら発しないのです。トロイの木馬を大量に送り付けた後でさえ平気な顔をして『ご使用のパソコンは安全です。』というメッセージを垂れ流す無能ぶりを発揮しておりました。
『McAfee』をセットで販売していたプロバイダーのソフトバンクへ電話しましたが、セキュリティーの担当者さえ対応することが出来ず、『明朝Skypeの方へ連絡してみてください。お役に立てずに申し訳ありません。』 僕は『切腹せんかいボケ』って思いました。
不用意に開けた僕が悪いのだけれど、そのためのセキュリティーソフトじゃないのか。そのためのセキュリティー担当者じゃないのか。血圧はますます上がってきました。『いい加減せい! 責任者出て来い!』
そんなことをしている場合ではありません。すぐにNetChaiの事務局にメールを送り学生全員に警告するようにさせました。それと同時に自分のPCの除染に取り組みました。それと僕宛に『What is that?』とか『Sam先生,好久不見! 謝謝您給我的鏈接,但是我不能打開><請問是什麼內容呢?好想知道呢』なんていうメールに返事を書きました。『開けるな。ウイルスだ』と。
ネットスクールの大手、DMM英会話、RareJob、NetChai、CCLessonなど英中韓国語の約10校の先生たちと事務局(合計百数十人)にもウイルスをバラまきました。このなかで、『RareJob』の事務局の素早い対応に感心しました。僕のバラマキ後17分で下記のようなメッセージが送られてきました。
『お客様のSkypeがウィルスに感染しているようです。恐れ入りますが、大変お手数ではございますが、下記外部リンクのURLをご参照いただき、プログラム削除の手続きをお願い致します。』
『RareJob』の創立者と高校時代からの友人で一緒に『RareJob』を立ち上げた人物がソフト分野の専門家だったはずで、セキュリティーとかに強い伝統があるのかもしれません。
今回の件で強く感じたこと。『正体不明のファイルは知人からのものでも開けるな。』 『セキュリティーソフトやそれを抱き合わせ販売しているプロバイダーはクソだということ。』 『Skypeはそのソフト自身がセキュリティー機能を持っているべきで、ウイルスを送ったり受け取ったりできないように設計しておくべきだということ。』 『NetChaiは今回の騒動の原因となった人物を特定すべきこと。伝搬ルートをたどり悪意のある人物の特定をすべきこと。これは意外と簡単に割れる。上記の先生から受信してから19分間は何も送られてこなかったことから、この二人の先生の送受信記録から特定できるはずと思う。』
犯人は同業他社ではないと思う。またNetChaiの学生で勉強がうまく捗らないからというのでもないだろう。上記の先生で最初に送ってきた先生が個人的な通信(Skype)でパンドラの箱を開けたものだと思う。そして二番目の先生は彼女と個人的なつながりがあり、彼女もまたすぐに開けたものと思われる。最初の先生、彼女はそれを送ってきた人物が誰であるかを知っている。彼女はたぶん契約解除(解雇)されると思う。故意ではなかったが仕方がない。
僕の長いネットスクール人生で今までに解雇された先生を二人知っている。一人は英国の英会話ネットスクールの先生。この学校は日本人が経営していた。英国人女性のその先生は弟が南アフリカで劇団を持っていて、資金的に困っていたので、その劇団へのカンパをSkypeを使って生徒に呼びかけた。日本人をウスノロのお人好しだと舐めていたんだろう。僕はチクりはしなかったが、他の誰かがしたんだろう。二日目には登録が抹消されていた。二人目は中国語ネットスクールで授業時間じゃないのに生徒にチャットメール(Skype)を送ってきた。授業の連絡事項でもなかった。僕は何も言わなかったが、誰かがウザいと思いタレこんだのだろう。彼女も二日目には消えていた。今回の件はそれほど悪質ではないが、不注意すぎる。
今日一日が鬱陶しくて、体調も悪くなりました。こんなことに係っていたら、長生きできません。