海ゆかば

http://www.nationalgeographic.co.jp/photography/photo-of-the-day/?year=2012&month=5&day=12

戦争犯罪の証拠写真を堂々と公表する神経が分からん。
完全に戦闘能力を失った大日本帝国海軍の駆逐艦。左舷にしがみついている13名、周りに約35名が確認できる。雷撃機より投下された魚雷がおそらくは3秒後に命中し、爆発するであろう瞬間。これを魚雷を投下したアベンジャーの通信士が後部座席より取った写真。該機は機首を上げながら、左に旋回しベストアングルを取っている。この後連続して写真を取っているはずだが、公表されていない。人体が千切れて吹き飛ぶ写真はナショナルジオグラフィクには載せれないためと思う。人間って人殺しをもゲームのように楽しむんだね。

葫蘆島

母がNHKスペシャルの『葫蘆島～旧満州・引き揚げはこうして決定した』を録画しといてくれと言った。母は昭和２０年４月に満州帝国政府交通部にタイピストとして就職し戦後葫蘆島から帰国した。
ロシア軍が迫ってくる中、書類を夜通し焼却した話とか、日本には千円しか持って帰ることができないと分かると、塩酸キニーネ等の医薬品に変えた話とか、まるで映画を見るようだった。つらかった話は今までしたことがないが、『あの時の事を思えばどんなことでも耐えられる』と言う。

昭和２１年９月に帰国した。そのときは母は１８歳だった。