アジア夢紀行

英語、中国語、韓国語を勉強してアジアをバックパックするための情報ステーション
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男はつらいよ

2017-07-11 19:21:37 | 映画

日本映画と言えば黒沢映画のことしか話さないけれど、『男はつらいよ』は僕が学生時代からよく見た映画です。第1作は僕が17歳の時でしたので、受験勉強が忙しく、それに当時、映画に関心がなくて見に行きませんでした。大学生になってから映画をよく見ました。『黒澤映画』『ゴッドファーザー』『燃えよドラゴン』等も見ましたが『寅さん』もよく見に行きました。寅さんシリーズはほとんどが封切り館で見たと思います。寅さんが来るのを楽しみにしていたんです。

シリーズの第1作目からほとんど見ていますが、甥の満男の恋愛話が出てきたあたりから見なくなりました。その42作目のとき僕はもう37才になっていました。

『男はつらいよ』のなかでいわゆる『リリー三部作』(第11、15、25作)の出来が一番いいと思います。そして思い出深い作品でした。他愛のない片思いの物語が多いなかにあって脚本がいいし、『リリー』の啖呵がさえていました。ストーリーもわりと現実的で本当に結婚の寸前までいく、喜劇ではなく恋愛物語の要素が強かったせいかもしれません。リリーのキャラクターが僕好みでもありました。女性で『男はつらいよ』が好きだという人はいないかもしれません。寅さんがあまりにも子供っぽ過ぎるしイケメンでもありませんので。『もてない独身男性専用』の映画なのかもしれません。(笑)

第11作 寅次郎 忘れな草

第15作 寅次郎 相合い傘

第25作 寅次郎 ハイビスカスの花

 

第48作目もリリーは出てきているのですが、これが寅さんの遺作となりました。僕は寅さんの死ぬ間際の映画を見たくないので、おそらく死ぬまで見ないかもしれません。

動画編集ソフトと高性能パソコンが欲しくなってきました。寅さんの名場面集を作りたい。

 

 

 

 


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映画の中の好きなキャラクター

2012-03-10 14:36:42 | 映画

僕が映画の話をするときは、たいていが黒澤映画のことです。主人公やヒロインも好きですが、ときどき気になるキャラクターがでてきます。今日の一人は、『用心棒』に出てきた用心棒です。馬目の清兵衛に雇われた『本間先生』は50両で三十郎を雇ったことに不満を持っており『50両と1両二分では身分が違う。まァ いずれ俺の値打ちを見せるときがくる』といって、宴席で対等の上座に座るのを拒みます。でも殴り込みを始める段になると鮮やかに逃走してしまうんですね。飯の食い逃げ、用心棒代の持ち逃げです。三十郎ににっこり笑って、軽く手を振って一目散に逃げていきます。(ハハハ)
http://fkja.voiceblog.jp/data/sam8823/1331364003.mp3

人間これでなくっちゃ。変に自尊心を持ってると怪我しちゃう。ときには死ぬことも。拘泥されずに軽やかに生きなくちゃ。『立派な人だと思われたいなんて欲を持ってると、エライトラブルに巻き込まれまっせ』ってなことを『本間先生』は教えてくれた。ゴルゴ13も言ってるように『汝の秤にて汝もまた量らるべし』です。これは『あなたがたが裁くそのさばきで、自分も裁かれ、あなたがたの量るその秤で、自分にも量り与えられるであろう。』と言う言葉通りの意味ではなくて、自分の持っている価値観で周りの人を評価しているが、いつかその価値観で自分自身を評価し自分自身を苦しめる時が来ると言う意味だと思う。

『Samさんの頭の中は映画と劇画でできてるんですか?』まァそんなもんだ。選択するときにちょっと僕らしさがでるくらいだよ。『魂の文学あたりで重厚さを身に付けたほうがいいんじゃないですか?』中検2級でも四苦八苦してんだよ。無理はしない。背伸びして死んだやつがたくさんいる。(笑)

山田五十鈴の悪女ぶりが冴えています。でも僕の嫁さんにはかなわないかも。冗談だよ。(。 何時にない消え入るような笑い声)

http://fkja.voiceblog.jp/data/sam8823/1331364652.mp3


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『Shall we ダンス?』を見ながら

2011-11-22 22:10:37 | 映画

日曜日に放映されたこの映画を見ながら感じたことがある。なんかこれ、僕と中国語との関係に似ているなと。

今の会社では中国語を勉強していることは秘密にしているし、前の記事に書いた30年前に通っていた中国語学校(僕のクラスは8人ぐらい)には、気になるクラスメートがいたし、ぎこちない発音でもヒトリヨガって悦に入っているし、会社で相槌を打つときに思わず『好!』と言ってしまったことがあるし、中検3級でも内心は自慢に思っているし、普段はしゃべらないのに、そのことになると熱く語りだす、そっくりだわ。習い事ってどれもよく似てくるんだと思う。

映画のなかで、役所広司がダンスを始めたキッカケが、窓の外を寂しそうに見つめる草刈民代だったわけだけど、僕が中国語を始めた動機は一体何だったんだろう。いろんなものがあって、これと言った特別な動機がわからない。いつか、これだったんだって分かる日が来るかもしれない。ただ英語と中国語の音は飛び抜けてキレイに聞こえたし入社した貿易会社(輸出のみ)が東南アジア専門で、上司の一人が、中国語で電話をかけ交渉しているのを聞いてて、やりたいと思って、中国語学校に通わせてもらった。費用は自分持ちだが、週に二日は早く退勤できた。

会社は大阪本社に約20人、香港とシンガポール支社に10人ずつの陣容だけど、海外店には日本人は一人か二人のため、社長の方針で、通信は全て英語でやっていた。もし日本語を交えた情報を流すと、日本人駐在員が、実力以上に力を持つから。また社長は20年近く香港で駐在した後、会社を設立した人だったから、香港人やシンガポール人が、優秀なのをよく知っていたためと思う。ただ、ローカルスタッフだけにはしなかった。『そんなことをしたら、店を食い物にされてしまう。』と信用していなかった。

入社半年で僕の2年分の給料の利益のある商談をまとめたのでご褒美として、シンガポール2週間の出張をさせてもらったが、2年でやめてしまった。僕は営業職には向いていないと思い、田舎の工場にエンジニアとして再就職した。今でもあの2年間が懐かしい。

岡目八目、書いている人より、読んでいる人の方が、動機についてハッキリと認識したかもしれない。^^

この映画の登場人物のなかで自分とタイプがよく似ているのは誰だろう。 『竹中直人?』 勘弁してくださいよ! もう寝ます。(怒)

 

http://ja.wikipedia.org/wiki/Shall_we_%E3%83%80%E3%83%B3%E3%82%B9%3F
http://www.youtube.com/watch?v=zQWEhPYwuY4
http://www.youtube.com/watch?v=262n5YHSvz8&feature=related


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