アジア夢紀行

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『白夜行』読了しました。

2021-05-21 18:02:44 | 多言語多読

やっと読み終えました。去年の7月からだから10ヶ月です。

一応これで、東野圭吾を終えて、新しい小説に取り掛かります。今度はもう少し短いものがいいと思い、谷崎潤一郎の『鍵』にしました。65年前に書かれたものです。そんなには激しくはないですが、ちょっとエロいところがあります。

『家』とか『三体』の書名を挙げたのですが、『Samさんには、まだ難しいかもしれない』ということで、『鍵』にしました。日本文学の翻訳なので、文章が翻訳調(説明的)になり、背景を僕がよく知っているので、読みやすいそうです。

これは半年かからないと思います。中国語の本を読み出して5年になります。いつまで続くか分かりませんが、ボチボチと読んでいきます。

 

『 1月1日。……我终于决定从今年开始把一直没敢写的事写进日记里。关于自己的性生活、自己与妻子的关系,我一向是不详细记录的。因为担心妻子偷看这个日记本而生我的气,但是从今年开始我不担心这一点了。妻子肯定知道这本日记放在我书房的哪个抽屉里。她出身于有着京都遗风的老式家庭,呼吸着封建的空气长大,是个守旧的女人,她颇引以为自豪,所以说不大可能偷看丈夫的日记,当然也不是绝对的。从今往后我要打破惯例,要频繁地记录有关夫妻生活的隐秘之事。她能否抵御偷窥丈夫隐私的诱惑呢?她天性内向,对隐秘之事有着强烈的好奇心。她还惯于装模作样,掩饰自己的内心,这或许是女人特有的。我以前总是把放日记本的抽屉钥匙藏在某个地方,而且不时更换藏匿之所,但是好奇心很强的她很可能知道我所有藏钥匙的地点。其实她完全不必这么麻烦,配上一把就可以了。…』 钥匙 作者:谷崎润一郎

 

追記)

先生に叱られました。『鍵』の内容があまりにもエロ過ぎて教材に堪えないとのことです。1時間ほどやりましたが、次から次へと『下ネタ』のオンパレード。僕の好みではありますが、先生の音読も投げやりになり始めたので、明日から東野圭吾の『ナミヤ雑貨店の奇跡』をやります。

エロ本を読むことで外国語を習得しようとした僕の試みは木っ端微塵に打ち砕かれました。英語の学習法として『英語喉派』『只管朗読派』『単語暗記派』『文法正統派』『絶対留学派』『Time派』『海外生活自然習得派』『Netflix派』『エロ本派』があると思うけれど、『エロ本派』は何故か差別されているように思うんだけど、人権ヤの皆さんは助けてくれないんでしょうか。

『翔太建议不如去废弃屋。他说,刚好有一栋适当的废弃屋。

“适当的废弃屋是怎么回事?”敦也低头看着个子不高,脸上还残留着少年稚气的翔太。

“适当就是适当啊,就是适合藏身的意思,是我之前勘察时偶然发现的,没想到现在真的可以派上用场。”

“对不起,两位,”幸平缩着高大的身体,依依不舍地注视着停在旁边的老旧皇冠车,“我做梦都没有想到,蓄 电池会在这种地方报废。”

敦也叹着气。

“事到如今,说这些话也没用。”

“但到底是怎么回事?来这里的路上完全没有任何问题,我们并没有一直开车灯……”』

東野圭吾『ナミヤ雑貨店の奇跡』より

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