俺たちは年金ルンペンプロレタリアートだ。何も生産的なことはしていない。年金をもらって飯を食い、女を買い、博打をし、その日その日を自堕落に過ごしているだけだ。『魔の山』が愛読書だというだけのルンプロだ。だが、そのどこが悪いというのか。革命的じゃなかったら死ななきゃならないのか? たまたま俺たちはラッキーなことに年金がもらえる御身分になれたが、若いころから日雇い労務者として働き、『1日働いて、3日食いつなぎ』の生活をしていれば年金はもらえなかっただろう。
働く意欲がないというのは一種の病気ではないかと思う人がいるかもしれないが、働かなければならないと考えるヤツのほうこそ病気じゃないのか。『働かなければ真っ当な生活ができない恐怖症』だ。財産をみんな処分し日雇いで65まで自堕落に生活し、毎月15万円の生活保護を得るという生き方が正解だ。俺たちのように中途半端に働いて、中途半端な年金を受け取っているのは彼らからすれば『半端者』だ。
でも年金生活者と生活保護者の間には大きな違いがある。俺たちには自由がある。世界のどこへ行こうと年金は受け取れる。どのように生活しようと申告する必要もなければ、監視されたりもしない。この自由の権利の行使が海外ルンペン生活というわけだ。『働けば自由になる』はアウシュビッツのお飾りの標語ではなく俺たち年金ルンペンプロレタリアートの標語だ。(『クルンテープ老人同盟』より)
『3日、3月、3年』というけれど、まだ続いています。9月22日に始めたタイ語ですが、1ヶ月は過ぎました。完全に挫折したという風でもないし、毎日欠かさずという風でもない、付かず離れずの勉強です。あまりシャカリキにやるとその反動で嫌になることがあるよね。いまのペースでゆっくり行きます。
Louis Armstrong - What a wonderful world