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さくら・ことのは~川柳の部屋

言の葉はこだまことだまものおもひ…五七五の部屋へようこそ。

ブログのお引越し

2025-05-16 | つれづれに
長年お世話になりました goo blogのサービス終了にあたり、
ブログのお引越しをいたします。

 「さくらことのは~川柳の部屋」

新しくお世話になる、
はてなブログの形式にまだまだ不慣れで
読みにくいところもあるかと思いますが、
よろしければ時々のぞいてくださいね。

投句した川柳のおぼえがきのようなつもりで始めたブログ、
淡々と綴るだけで更新も気まぐれですが
どうかご容赦を^^;

今年11月18日のサービス終了まで、
こちらはそのままにしておきます。



名古屋番傘ネット句会・4月「始める」

2025-05-08 | ネット句会

「始める」(長谷川清流選)

 歩き始めるために今夜は泣き明かす



入選句の一部をご紹介いたします。


 入門書読んで始めるのをやめる 青砥たかこ

 朝ドラで今日を始める半世紀 金子鋭一

 スタートは妻におはよう言ってから 穐山 常男


 白鳥を夢に始めるトウシューズ 平永 きよみ

 復興へまず雑草が芽吹き出す 原 雄一郎(秀3)

 ものさしを替えて老後の第一歩 あすか 行人(秀1)





      
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第13回 卑弥呼の里誌上川柳大会

2025-05-02 | 誌上大会

「自由吟」(熊谷岳朗、大西泰世共選)

 平凡な石を毎日積んでいる
     (熊谷岳朗選・秀句
      大西泰世選)


入選句の一部をご紹介いたします。


 側にいた大人はなにもしなかった 城野くみ子

 毎日が祭りお面を外せない 山口ちい子

 美しい虹で終わりにしませんか 村上哲子

 平凡だけれど素敵な今日でした 寺部水川

 戦争が真横に座る日向ぼこ 北島 澪 

 くちばしで華を散らしてばかりいる 黒田弥生

 掴んだら傷つく離したら消える 真島久美子

 
 長生きでごめんと母がしおらしい 村上哲子

 標本の蝶に飛び立つ日は来るか 柴田比呂志

 ファスナーに噛まれちゃったのガギグゲゴ 柳田かおる

 菜の花の台詞が多くなれば春 安藤敏彦

 半分は雨が云わせた台詞です 米山明日歌

 毎日が同じ台詞で過ぎていく 櫛井伸幸

 大根の台詞が浸みている屋台 笹重耕三





      
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たかこの世界16・まじめに川柳

2025-04-30 | 誌上大会

「自由吟」 (桑原一歩、小川はつこ共選)

 毎日がギフト老犬との暮らし
        (小川はつこ選)


入選句の一部をご紹介いたします。

「自由吟」

 ノルマって自分で決めているだけさ 岩田明子

 そのうちにAIだってする浮気 木村行吉

 休刊日よりもくやしい休肝日 吉崎柳歩

 似合うから被るわけではないカツラ 芦田敬子

 スマホ来てスマホが帰るお正月 関口一清

 フルコースなら人生のデザート期 岡本 恵


「近い」

 臨月に母の覚悟と子への夢 飯田重樹

 しあわせの近くには居る きっといる 高浜広川

 知床と国後カモメひとッ飛び 石田素風

 君に近づく美しくあれ私 居谷真理子

 同じ月見てると側にいるようだ 真理猫子

 古里の雨が近づく帰らねば みつ木もも花




エッセイでも参加させていただけました。
これはまた後日に。。。




      
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静岡たかね 2025年5月号掲載句

2025-04-25 | 静岡たかね

<せんりゅう広場 富岳抄>

「弥生・令和七年」

 おひなさま毎年飾り真珠婚

 沈丁花水仙やっと香りだす

 いま咲いていいのかしらと迷う花

 住む家も犬も一緒に年をとる
  

<3月句会>

「舞う」(外園ピアノ選)

 舞い戻る寒さに買い足したカイロ

 春が来た春が来たよと舞う花粉(五客)


「星」(本山千代子選)

 うつくしい星が戦で壊れゆく


「うきうき」

 うきうきと春のお誘い待つリュック

 咲き初めた恋にうきうき止まらない(人位)


「自由吟」(互選)

 お互いに湿布貼り合う老夫婦(3票)
 




      
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鈴鹿ネット句会・4月「明るい」

2025-04-24 | ネット句会

「明るい」(竹内ゆみこ・田沢恒坊共選)

 足音が明るいきっといい知らせ
        (田沢恒坊選)

 空がまだ明るいうちに下山する
        (田沢恒坊選)


入選句の一部をご紹介いたします。


 折り鶴を飛ばし明るい空にする 柴田比呂志

 大往生のどこか明るいお葬式 由美

 病室の中に明るい嘘がある 老人生

 天窓が許してくれぬ朝寝坊 橋倉久美子


 家電だけ明るい声を出す日本 八木五十六

 役に就くまでは明るい父だった 福村まこと 

 街中が明るく見える年金日 山登爺

 空気までピンクに染めて桜咲く ムギ





      
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豊橋番傘 令和7年4月号掲載句

2025-04-20 | 豊橋番傘

<近詠>

 この春は目覚めが遅い沈丁花

 あちこちが痛み足りなくなる湿布

 知恵しぼり暮らす老犬老夫婦

 走れなくなっても見えるいい景色


<3月句会・課題句>

 「咲く」(波多野律子選)

 咲く春を信じ寒さに耐える花


 「予想」(青嶋由紀美選)

 予想図を修正しつつ描く未来


 「キャリア」(鈴木順子選)

 転職はキャリアアップの足がかり


<各・地・句・報.> 松本柾子抄

 プロであるために鍛錬欠かさない





      
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川柳すずか 376(7年4月)号掲載句

2025-04-18 | 川柳すずか

<すずか路>

 毎朝の気温予報に耳澄ます

 老犬の粗相に飛び起きる夜明け

 当たり前のことがうれしい朝ごはん

 雑談で仕入れる節約のヒント

 交差する冬日夏日に惑う春


<3月句会>

「皿」(青砥たかこ選)

 受け皿も喜ぶ酒の注ぎこぼし


「笑う」(中川知子、河内秀斗共選)

 笑うツボ同じあなたといる安堵
      (中川知子選、河内秀斗選)


「自由吟」(橋倉久美子選)
 
 ブロッコリー森をまるごと食べたよう


<すずか路前号鑑賞> 375号から・小林信二郎

 四十代転職めざす選択肢


<誌上互選> 

「ハード」

 人手なくハードな勤務強いられる(5点)

 愛読書ハードカバーで揃う棚(1点)


  


   
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川柳マガジン 2025年4月号掲載句

2025-04-03 | 川柳マガジン
 粘り強く生きてこの世の花を見る
    (川柳道「粘る」 雫石隆子選・佳作)

 ともだちとはぐれ途方に暮れたまま
    (印象吟 原 脩二選・佳作)

 古池に憂いをひとつ置いてくる
    (ベスト川柳「池」 油谷克己選・佳作)

 まったりとあなた待ったりする至福
    (駄×洒落川柳 佐道 正選・気になる一句)

 微風だと思った風が呼ぶ嵐
    (全国誌上句会「雑詠」佐藤芳行選・佳作)
           
 不義理詫びながら拾った白い骨
    (マガジンクラブ誌上句会「不義理」
              柳 緑子選・70秀
              坪井政由選・70秀)

 本気には本気で応え生きている
    (川柳師走賞「本」いしがみ鉄選・佳句)

 本物になるまで使い込むいのち
    (川柳師走賞「本」平井美智子選・佳句)
    
            



   
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豊橋番傘 令和7年3月号掲載句

2025-04-02 | 豊橋番傘

<近詠>

 最強寒波立春過ぎてやって来る

 平凡な暮らし守るという仕事

 家計簿がため息ばかり聴いている

 息切れをしないペースで歩く道


<2月句会・課題句>

 「読む」(池谷英子選)

 飼い主の表情犬はすぐに読む


 「律儀」(波多野律子選)

 よしと言うまでフードに口をつけぬ犬

 近頃の四季には律義さが足りぬ

 おやすみのメール毎日くれる彼


 「呑気」(鈴木順子選)

 冷めやすい恋呑気にはしておれぬ

 休日を呑気に過ごすぜいたくさ


<各・地・句・報.> 松本柾子抄

 いくさをやめる理由ひとつが見つからぬ





      
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