●潜水艦の各国保有数 「世界の潜水艦」(学研) 2001年7月のデータより
<北米>
アメリカ合衆国 88
カナダ 5
<中南米>
ヴェネズエラ 2
チリ 4
コロンビア 4
エクアドル 2
ペルー 6
ブラジル 5
アルゼンチン 3
<アジア>
日本 19 (その内2隻は‥DSRV:深海救助艇)
大韓民国 18
朝鮮民主主義人民共和国 88
中華人民共和国 104
中華民国(台湾) 5
ヴェトナム 2
タイ 0
マレーシア 0
シンガポール 4
インドネシア 2
インド 18
パキスタン 12
イラン 3
サウジ アラビア 0
イスラエル 3
トルコ 15
<オセアニア>
オーストラリア 6
<アフリカ>
エジプト 4
リビヤ 2
アルジェリア 2
南アフリカ 2
<ヨーロッパ>
ノルウェー 10
スウェーデン 9
デンマーク 6
ドイツ 15
フランス 8
ギリシャ 8
イタリア 9
オランダ 4
ポルトガル 2
スペイン 8
イギリス 17
<東ヨーロッパ>
ブルガリア 1
クロアチア 1
ポーランド 3
ルーマニア 1
ロシア 95
ウクライナ 1
ユーゴスラヴィア 7
アルバニア 0
●日本及び近隣地域における潜水艦戦力の情勢
・日本
通常動力型潜水艦 16隻
・中華人民共和国
戦略原潜1隻(+建造中1隻)
通常動力型戦略潜水艦1隻
攻撃原潜5隻(+建造中3隻)
通常動力型潜水艦各型合計100隻超
・大韓民国
通常動力型9隻(+建造中AIP型潜水艦9隻)
・朝鮮民主主義人民共和国
通常動力型26隻
特殊作戦用小型潜航艇60隻超
●潜水艦 【Submarine】サブマリン
・海中に全潜航し戦闘その他任務を遂行する軍艦。
・与えられる任務は対海上攻撃、通商破壊、遠距離偵察、哨戒、対潜作戦などが挙げられる。基本的に魚雷のほかミサイルなどの攻撃用武器を搭載し、対艦・対地攻撃にあたる。
・17世紀のイギリスで木製手漕ぎ式潜水艦が確認されるほか、18~19世紀末には各国海軍が試験・導入を検討していた。
・一般に存在が確認されていて一番古いものとされているものは、1620年にイギリスで作られた12人乗りで手漕ぎ式の木製潜水艦である。
・日本において、九鬼守隆が大阪冬の陣で使用した竹と木で作られた船が潜水船であったとする説もある。
・最初の戦果‥アメリカの南北戦争中、南部のアラバマ州モービルで建造された9人乗りの人力推進潜水艇ハンリーは、1864年サウスカロライナ州チャールストン港外で同港を封鎖中の北軍木造蒸気帆船フーサトニックを外装水雷によって攻撃、撃沈した。
・現在の潜水艦‥最大で水深300~800m程度に潜航し、好きな時に好きなところから攻撃できる隠密兵器である。潜航した状態で巡航する場合は、水上船舶との衝突を防ぐため水深約100m付近を航行している。この隠密性を利用して下記内容の任務が与えられる。
●原子力潜水艦(近年では核動力潜水艦とも呼称される)
・理論上は10年以上も潜航可能ともいわれるが、実際には食料や休息などの人間の方の問題が実質的な制約となる。
・1940年代、ウラン核分裂反応の軍事利用に関する研究がなされた過程で、核エネルギーを利用した潜水艦の構想がナチス・ドイツや旧日本海軍等で考えられていた。
・原潜保有国‥アメリカ・ロシア・イギリス・フランス・中国
・通常動力潜水艦の動力は蓄電池に蓄えられた電力のみで、これによる水中速力は20数ノットが限界である。しかし、原子力潜水艦の場合、大きな熱出力を連続して取り出せるため、常時最高速度近くでの航行が可能で、溶融金属冷却原子炉を採用したロシアのアルファ級攻撃型原潜などは最高速度は40ノットを超えるといわれている。*1ノット=1852メートル
●Uボート(ウーボート)
・ドイツ海軍の潜水艦を指す。ドイツ語で潜水艦を Unterseeboot と呼び、短縮形が U-Boot である。日本では英語読みのユーボート(U-boat) が一般に知られている。
●潜水艦を扱った作品
○漫画
・小澤さとる:『サブマリン707』 『青の6号』
・かわぐちかいじ:『沈黙の艦隊』
・佐藤秀峰:『特攻の島』(回天)
・バロン吉元:『どん亀野郎』
・星野之宣:『ブルーシティー』 『海の牙』(『ブルーシティー』番外編)
・松本零士:『潜水艦スーパー99』
○小説
・福井晴敏、『終戦のローレライ』
・池上司、『雷撃震度十九・五』新潮社、1996年
・荒巻義雄、『紺碧の艦隊』
・押川春浪、『海底軍艦』
・トム・クランシー、『レッド・オクトーバーを追え!(原題:The hunt for RED OCTOBER)』
・アレクザンダー・フラートン、佐波誠
英海軍潜水艦シーティスの事故を題材した小説、『潜水艦いまだ帰投せず』早川書房、1996年
・ピーター・ハクソーゼン, R.アラン・ホワイト, イーゴリ・クルジン、三宅真理訳 『敵対水域』文藝春秋、1998年
・ピーター・ハクソーゼン、秋山信雄・神保雅博訳、2003 『対潜海域 — キューバ危機、幻の核戦争』原書房
○映画~第二次世界大戦中の潜水艦を題材とした作品
・海の牙 (1946年、監督:ルネ・クレマン)
・眼下の敵 (1957年、監督:ディック・パウエル)
・深く静かに潜航せよ (1958年、監督:ロバート・ワイズ)
・潜水艦イ-57降伏せず (1959年、監督:松林宗恵)
・Uボート (1981年、監督:ウォルフガング・ペーターゼン)
・ザ・ラストUボート (1993年、監督:フランク・バイヤー ) - 敗戦直前ドイツを出航して日本にウラニウムとジェット・エンジン技術者を送り届ける使命を持った独潜水艦の運命。
・U-571 (2000年、監督:ジョナサン・モストウ)
・ビロウ (原題:BELOW/2002年 監督:デヴィッド・トゥーヒー) - 潜水艦映画にオカルト的要素を加味した作品。
・ローレライ (2005年、監督:樋口真嗣)
・出口のない海 (2006年、監督:佐々部清)
○映画~第二次世界大戦後の潜水艦を題材とした作品
・レッド・オクトーバーを追え! (1990年、監督:ジョン・マクティアナン)
・クリムゾン・タイド (1995年、監督:トニー・スコット)
・K-19 (2002年、監督:キャスリン・ビグロー) - 実在のソ連原潜K-19のエピソードに基づく。
・地球の危機 (原題:Voyage to the Bottom of the Sea 1961年、監督:アーウィン・アレン)
●小説・映画・漫画・ゲームなどの中の潜水艦・潜水艇(架空)
・イエローサブマリン(ザ・ビートルズが作り出した架空の潜水艦の名前)
・サンダーバード4号(トレーシー兄弟の四男ゴードンが操縦)
・トゥアハー・デ・ダナン(フルメタル・パニック!)
・ノーチラス号(小説、米海軍、アニメーション)
・ミサイルつき原子力潜水艦(ドラえもん)
・シンファクシ級潜水空母
・シービュー号(『原子力潜水艦シービュー号』 アメリカのTVドラマ)
・ユーコン(『機動戦士ガンダム』)
・マッドアングラー(『機動戦士ガンダム』)
・特潜伊601 富嶽号(『紺碧の艦隊』『新・紺碧の艦隊』)
・潜伊3001 亀天号(『紺碧の艦隊』『旭日の艦隊』『新・紺碧の艦隊』)
・超潜伊10001 須佐之男号(『紺碧の艦隊』『新・紺碧の艦隊』)
・新日本武尊(『新・旭日の艦隊』)
・ユリシーズ(TVアニメ『タイドライン・ブルー』)
・ルーパー(TVアニメ『タイドライン・ブルー』)
・漢(ハン)(TVアニメ『タイドライン・ブルー』)
・なるしお(TVアニメ『タイドライン・ブルー』)
・スカイダイバー(TVドラマ『謎の円盤UFO』)
・スティングレイ(TVドラマ『海底大戦争 スティングレイ』)
・ハイドランジャー(TV『ウルトラセブン』)
・マイティ号(TV『マイティジャック』)
・伊507(小説『終戦のローレライ』、映画『ローレライ』)
・やまと(漫画『沈黙の艦隊』)
・フリーマッカール(TV『恐竜探検隊ボーンフリー』)
・ロードランジャー(漫画・アニメ『ケロロ軍曹』)
・NES-2 ドルフィン(TVアニメ『キスダム』
・邀撃潜水艇サラディン号(TVアニメ『キスダム』
・グランビア(TVゲーム『海底大戦争』)
・クロノス(TVゲーム『-U- underwater unit』
・海底軍艦「轟天号(ごうてんごう)」(1963/東宝映画『海底軍艦』監督:本多猪四郎 主演:高島忠夫 同名小説の映画化)
参考にしたHP
http://harunazy.hp.infoseek.co.jp/sensuisi/3w1.htm
http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C0%F8%BF%E5%B4%CF
ウィキペディア(Wikipedia)ほか
<北米>
アメリカ合衆国 88
カナダ 5
<中南米>
ヴェネズエラ 2
チリ 4
コロンビア 4
エクアドル 2
ペルー 6
ブラジル 5
アルゼンチン 3
<アジア>
日本 19 (その内2隻は‥DSRV:深海救助艇)
大韓民国 18
朝鮮民主主義人民共和国 88
中華人民共和国 104
中華民国(台湾) 5
ヴェトナム 2
タイ 0
マレーシア 0
シンガポール 4
インドネシア 2
インド 18
パキスタン 12
イラン 3
サウジ アラビア 0
イスラエル 3
トルコ 15
<オセアニア>
オーストラリア 6
<アフリカ>
エジプト 4
リビヤ 2
アルジェリア 2
南アフリカ 2
<ヨーロッパ>
ノルウェー 10
スウェーデン 9
デンマーク 6
ドイツ 15
フランス 8
ギリシャ 8
イタリア 9
オランダ 4
ポルトガル 2
スペイン 8
イギリス 17
<東ヨーロッパ>
ブルガリア 1
クロアチア 1
ポーランド 3
ルーマニア 1
ロシア 95
ウクライナ 1
ユーゴスラヴィア 7
アルバニア 0
●日本及び近隣地域における潜水艦戦力の情勢
・日本
通常動力型潜水艦 16隻
・中華人民共和国
戦略原潜1隻(+建造中1隻)
通常動力型戦略潜水艦1隻
攻撃原潜5隻(+建造中3隻)
通常動力型潜水艦各型合計100隻超
・大韓民国
通常動力型9隻(+建造中AIP型潜水艦9隻)
・朝鮮民主主義人民共和国
通常動力型26隻
特殊作戦用小型潜航艇60隻超
●潜水艦 【Submarine】サブマリン
・海中に全潜航し戦闘その他任務を遂行する軍艦。
・与えられる任務は対海上攻撃、通商破壊、遠距離偵察、哨戒、対潜作戦などが挙げられる。基本的に魚雷のほかミサイルなどの攻撃用武器を搭載し、対艦・対地攻撃にあたる。
・17世紀のイギリスで木製手漕ぎ式潜水艦が確認されるほか、18~19世紀末には各国海軍が試験・導入を検討していた。
・一般に存在が確認されていて一番古いものとされているものは、1620年にイギリスで作られた12人乗りで手漕ぎ式の木製潜水艦である。
・日本において、九鬼守隆が大阪冬の陣で使用した竹と木で作られた船が潜水船であったとする説もある。
・最初の戦果‥アメリカの南北戦争中、南部のアラバマ州モービルで建造された9人乗りの人力推進潜水艇ハンリーは、1864年サウスカロライナ州チャールストン港外で同港を封鎖中の北軍木造蒸気帆船フーサトニックを外装水雷によって攻撃、撃沈した。
・現在の潜水艦‥最大で水深300~800m程度に潜航し、好きな時に好きなところから攻撃できる隠密兵器である。潜航した状態で巡航する場合は、水上船舶との衝突を防ぐため水深約100m付近を航行している。この隠密性を利用して下記内容の任務が与えられる。
●原子力潜水艦(近年では核動力潜水艦とも呼称される)
・理論上は10年以上も潜航可能ともいわれるが、実際には食料や休息などの人間の方の問題が実質的な制約となる。
・1940年代、ウラン核分裂反応の軍事利用に関する研究がなされた過程で、核エネルギーを利用した潜水艦の構想がナチス・ドイツや旧日本海軍等で考えられていた。
・原潜保有国‥アメリカ・ロシア・イギリス・フランス・中国
・通常動力潜水艦の動力は蓄電池に蓄えられた電力のみで、これによる水中速力は20数ノットが限界である。しかし、原子力潜水艦の場合、大きな熱出力を連続して取り出せるため、常時最高速度近くでの航行が可能で、溶融金属冷却原子炉を採用したロシアのアルファ級攻撃型原潜などは最高速度は40ノットを超えるといわれている。*1ノット=1852メートル
●Uボート(ウーボート)
・ドイツ海軍の潜水艦を指す。ドイツ語で潜水艦を Unterseeboot と呼び、短縮形が U-Boot である。日本では英語読みのユーボート(U-boat) が一般に知られている。
●潜水艦を扱った作品
○漫画
・小澤さとる:『サブマリン707』 『青の6号』
・かわぐちかいじ:『沈黙の艦隊』
・佐藤秀峰:『特攻の島』(回天)
・バロン吉元:『どん亀野郎』
・星野之宣:『ブルーシティー』 『海の牙』(『ブルーシティー』番外編)
・松本零士:『潜水艦スーパー99』
○小説
・福井晴敏、『終戦のローレライ』
・池上司、『雷撃震度十九・五』新潮社、1996年
・荒巻義雄、『紺碧の艦隊』
・押川春浪、『海底軍艦』
・トム・クランシー、『レッド・オクトーバーを追え!(原題:The hunt for RED OCTOBER)』
・アレクザンダー・フラートン、佐波誠
英海軍潜水艦シーティスの事故を題材した小説、『潜水艦いまだ帰投せず』早川書房、1996年
・ピーター・ハクソーゼン, R.アラン・ホワイト, イーゴリ・クルジン、三宅真理訳 『敵対水域』文藝春秋、1998年
・ピーター・ハクソーゼン、秋山信雄・神保雅博訳、2003 『対潜海域 — キューバ危機、幻の核戦争』原書房
○映画~第二次世界大戦中の潜水艦を題材とした作品
・海の牙 (1946年、監督:ルネ・クレマン)
・眼下の敵 (1957年、監督:ディック・パウエル)
・深く静かに潜航せよ (1958年、監督:ロバート・ワイズ)
・潜水艦イ-57降伏せず (1959年、監督:松林宗恵)
・Uボート (1981年、監督:ウォルフガング・ペーターゼン)
・ザ・ラストUボート (1993年、監督:フランク・バイヤー ) - 敗戦直前ドイツを出航して日本にウラニウムとジェット・エンジン技術者を送り届ける使命を持った独潜水艦の運命。
・U-571 (2000年、監督:ジョナサン・モストウ)
・ビロウ (原題:BELOW/2002年 監督:デヴィッド・トゥーヒー) - 潜水艦映画にオカルト的要素を加味した作品。
・ローレライ (2005年、監督:樋口真嗣)
・出口のない海 (2006年、監督:佐々部清)
○映画~第二次世界大戦後の潜水艦を題材とした作品
・レッド・オクトーバーを追え! (1990年、監督:ジョン・マクティアナン)
・クリムゾン・タイド (1995年、監督:トニー・スコット)
・K-19 (2002年、監督:キャスリン・ビグロー) - 実在のソ連原潜K-19のエピソードに基づく。
・地球の危機 (原題:Voyage to the Bottom of the Sea 1961年、監督:アーウィン・アレン)
●小説・映画・漫画・ゲームなどの中の潜水艦・潜水艇(架空)
・イエローサブマリン(ザ・ビートルズが作り出した架空の潜水艦の名前)
・サンダーバード4号(トレーシー兄弟の四男ゴードンが操縦)
・トゥアハー・デ・ダナン(フルメタル・パニック!)
・ノーチラス号(小説、米海軍、アニメーション)
・ミサイルつき原子力潜水艦(ドラえもん)
・シンファクシ級潜水空母
・シービュー号(『原子力潜水艦シービュー号』 アメリカのTVドラマ)
・ユーコン(『機動戦士ガンダム』)
・マッドアングラー(『機動戦士ガンダム』)
・特潜伊601 富嶽号(『紺碧の艦隊』『新・紺碧の艦隊』)
・潜伊3001 亀天号(『紺碧の艦隊』『旭日の艦隊』『新・紺碧の艦隊』)
・超潜伊10001 須佐之男号(『紺碧の艦隊』『新・紺碧の艦隊』)
・新日本武尊(『新・旭日の艦隊』)
・ユリシーズ(TVアニメ『タイドライン・ブルー』)
・ルーパー(TVアニメ『タイドライン・ブルー』)
・漢(ハン)(TVアニメ『タイドライン・ブルー』)
・なるしお(TVアニメ『タイドライン・ブルー』)
・スカイダイバー(TVドラマ『謎の円盤UFO』)
・スティングレイ(TVドラマ『海底大戦争 スティングレイ』)
・ハイドランジャー(TV『ウルトラセブン』)
・マイティ号(TV『マイティジャック』)
・伊507(小説『終戦のローレライ』、映画『ローレライ』)
・やまと(漫画『沈黙の艦隊』)
・フリーマッカール(TV『恐竜探検隊ボーンフリー』)
・ロードランジャー(漫画・アニメ『ケロロ軍曹』)
・NES-2 ドルフィン(TVアニメ『キスダム』
・邀撃潜水艇サラディン号(TVアニメ『キスダム』
・グランビア(TVゲーム『海底大戦争』)
・クロノス(TVゲーム『-U- underwater unit』
・海底軍艦「轟天号(ごうてんごう)」(1963/東宝映画『海底軍艦』監督:本多猪四郎 主演:高島忠夫 同名小説の映画化)
参考にしたHP
http://harunazy.hp.infoseek.co.jp/sensuisi/3w1.htm
http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C0%F8%BF%E5%B4%CF
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