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清酒問屋、酒類問屋、第三?の酒問屋ってどんな問屋?

2024-03-12 11:08:57 | 附属酒類経済研究所
                          
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ちょっと歴史を調べていて気がついたこと。

明治期の問屋など商人のリストなのですが、当然「酒問屋」も入っています。





「酒問屋之部」という見出しの下に、小さく「酒類小賣ハ六三六頁在」「洋酒問屋ハ~」とありますから、洋酒と和酒の問屋が違ったこと、そして小売(要は酒販店さん)も異なるカテゴリーだったことがわかります。

その上で、この「酒問屋之部」を見て行くと、、、、





お仲間で皇室御用達「惣花」の霊岸島の「加島屋」さんや、お得意先の「ぬ利彦」さんの名前などが連なっています。
それに続くブロックには、ウチ関連の名前も出てきます。





そこで気がついたのは、名前の上の「○○問屋」という部分
よく問屋の歴史的分類として挙げられるし、実際に組合として分かれていたのは江戸時代の下り酒問屋の流れの「酒問屋」と、地廻り酒の流れで明治期に組合が作られた「酒類問屋」の2つ。
ウチの場合、本家出店の茅場町升本は酒問屋で、親族暖簾分けの永久橋(蛎殻町)の升本は酒類問屋、という立ち位置でした。

ただ、この表では「酒問屋」「酒類問屋」の2つに加え、「清酒問屋」という3つめのジャンルがあります。
そして、「(下り)酒問屋」の茅場町升本(升本喜八郎)は「清酒問屋」となっている。

そこで改めて前のブロックを見ると、確かに下り酒問屋の「加島屋」さんや、ウチが黒松白鷹を譲り受けた同じく下り酒問屋の説田さんも清酒問屋になっている。

つまり、この表ではいわゆる下り酒問屋が清酒問屋と表記されているようです。

うーん、知らない言葉でした。

だとすると、「清酒問屋」でも「酒類問屋」でもない、「酒問屋」って一体どんな問屋なんでしょう。

今度調べてみましょう。




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