読みました

本を読むのが好きです。
忘れないように感想等を書いています。
その他、ねこのひとり言…。

途中経過・・・。

2006-10-15 23:24:24 | 読書
 私はこの1週間、翻訳物の小説を読み出した事をひどく後悔しています。
 
登場人物が多い上、名前がカタカナで覚えにくいので、読んでいる時はもちろん次に読み出すときにも、表紙の見返し部分に書かれた、人物の名前と紹介を幾度も見直さなければ読み進めないということ。

その作業を毎日繰り返しているうちに、物語への興味を半ばで失ってしまうという、私にとっては天敵(?)とも言える欠点の為、途中何度も睡魔に襲われてしまいました。
 まだやっと上巻の3/4までしか読んでいませんが、とりあえず今日までの感想を書いておこうと思います。

  「ナイロビの蜂」ジョン・ル・カレ
 庭の手入れをこよなく愛する中年男のジャスティンは、英国の外務省の1等書記官でナイロビの高等弁務官事務所にいる。その若き妻テッサが、共にボランティア活動をしている若い医師と人類学者のもとに向かう途中で襲われ惨殺された。

 失意のうちにも、警察の取調べを受け、英国外務省のマスコミへの口止めを指示されているうちに、妻が巨大企業の秘密を知り、その証拠となる文書をパソコンに残していた事を知る。

 原題「THE CONSTANT GARDENER」は「熱心な園芸家」という言葉で本文に出てきました。
 「蜂」は巨大企業の名前の「~THREE BEES」からとったようです。
 ジャスティンはこれからどんな風に真実の解明に乗り出すのでしょうか?
 
 硬い翻訳文と、英国風のウィットが直訳された表現を理解するのに時間と思考力を試されている気がします