やさしい時間

「写真でブログ」タイトルを変更しました
何気ない日常を写真とともに綴ります

お久しぶり

2011年05月10日 | 想い
6月に休みを取る事を決め、
飛行機の予約も取れた。

職場のスタッフには申し訳ないけれど、
みんなに頑張ってもらおう。

決めてしまったら、気持ちがすっきりした。


そんな時に懐かしい人から電話をもらった。
子供が小学生の時にお世話になった
学童保育の先生からだった。

話しながら、一気に20年も戻っていく。
20年。。。
ちょうど、今の娘たちの年代だ。

娘たちが孫たちと同じ年頃に
学童保育に通っていた。

毎日遅くまで先生や父母たちと
運営についての会議をしたものだった。


そんな事を思い出しながら、
懐かしい声を聞く。

「仲間を集めて待っているから」
先生はそう言って電話を切った。



家のない故郷は色あせているけれど
友達の中に故郷がある。

子供たちが綿毛を飛ばしたあの頃の
街並みも家ももう見当たらないけれど、
友達は皆そこに根付いて
逞しく生きている。

先生の中の私は、
今も父母会の会長だし、
追いかけても捕まらない直ちゃんのママだし、
肩車をせがむ麻ちゃんのママで、
甘えんぼの陽ちゃんのママなのだ。


過酷な30代を懸命に生きて来たあの頃を
ほんの少しだけ思い出して、笑った。