時代

すっかり、裏の家が出来上がりました。
後は、庭とか外周りをするだけになって、
一段落というところのようです。

職人さんが、家に訪ねて来ました。
「玄関横の桜の木を切ってもらいたい」

この家に移り住んで11年。
娘が植えた桜です。
最近、少し大きくなってきて、
どうしようかと考えていたところ。

みんなで相談して、切ってもらうことにしました。
今年最後の桜の花もぎりぎり見ることが出来たし、
「ありがとう」と言って、お別れしました。
最後に記念撮影。

夕方買い物から帰ってきたら、
もう桜の木は切られていました。
玄関に桜の木が1本、置かれていました。

「木を50センチほど切り分けて残しておいて欲しい」
そうお願いしていました。

寂しいけれど、最近家にいられない私たち。
「ごめんね、ごめんね、、」
娘が木を見ながら言っているのが余計寂しさを募らせました。


こうして、新しい時代に代わって行くのでしょう。