goo blog サービス終了のお知らせ 

天秤棒(てんびんぼう)

九十九里浜南端の町「緑と海と太陽の一宮」でEM菌を活用した自然農法により、自然と仲良く農業をしています。

献穀献納式

2017年10月23日 | 献上『粟』の栽培
献穀献納式千葉県の集合写真
前列左から精粟献穀者私ども夫婦、精米献穀者室川夫婦
後列左から一宮町馬淵町長、千葉県農林水産部課長

いよいよ献上の日が来た。10月23日朝6時に一宮町役場に出発、皇居坂下門へ9時までに集合、1回目の献穀式は一都一道13県の北海道から山梨県までの献穀者が集合後、皇宮護衛官の誘導のもと坂下門から参入、賢所参集所駐車場に案内され全員集合後、休憩所へ移動し侍従職から献納式、御会釈の説明がありその後式が始まるまでお茶を頂き暫時休、この間掌典職の人たちが屏風の間で記念写真を撮ってくれ、新嘗祭が執り行われる神嘉殿の拝観と新嘗祭のお祀りの説明を頂いた。



門前にて待機


皇居参入までの間に記念写真を


車列


車にて愈々参入


賢所参集所


式が始まるまでのひと時


献納の前に手水具で手を洗い清める


献納式は各県ごとに行う、整列して献穀の間へ


献納後、賢所参集所庭にて参入者で集合写真



当日は、台風21号が早朝通過による暴風雨の中、献穀式は男性はモーニング、女性は留め袖と指定され、妻は早朝3時に美容院に着付けして頂き、一宮町役場へ集合。
6時ちょっと前に出発、高速道路の高架部分では車が強風にあおられハンドルを取られるような天気であったが、皇居に着く頃には天気も回復、式が始まる頃には雲一つ無く晴天、献納式は掌典職から説明を受けたものの不安でしたが無事終了、式後、天皇皇后両陛下がお出ましになり、各地方毎に本年度の献穀についてお礼並びに農作物の作柄状況についてお尋ねになられた。最後に『天皇陛下、皇后陛下万歳』三唱し、天皇皇后両陛下が御退出になり、その後掌典長よりお礼のことば、賜り物の伝達を受け、献穀献納式は無事に終了した、最後に窓明館(宮内庁生活協同組合)にてみやげを買い、12時50分に坂下門より退出。


精粟五合、絹の袋に入り桐の箱納め献納
二人で記念写真


ほっと一息
今年2月千葉県及び一宮町から平成29年度皇居で行われる新嘗祭に献上する『粟』を作ってくれないかと言われ、作った事もないし、作る自信も無いと言うと、千葉県長生農業事務所が全面的バックアップするからと言われ、妻とも相談し大変名誉な事なので引き受けることとしたが、不安と心配いっぱいの種蒔きからのスタート、でも収穫してみればそう難しい栽培ではなかったが、栽培過程では、梨と水稲との協業で手が廻るだろうか、もしとれなかったらどうしょう、病害虫にかからないように、台風が来たらどうょう等々と不安いっぱいの肥培管理であったが、お陰様で無事収穫、献納でき安堵のひと時です。

そしてお礼
この度ご縁あって、平成29年度新嘗祭に献上する粟を作らせて頂き誠にありがたい次第であります、わが一宮町の基幹産業は農業であり、多くの農家から我が家を指名して頂き、我が家で栽培した粟が宮中の中でも最も大切なお祀り、天皇陛下が,神嘉殿において新穀を皇祖はじめ神々にお供えになって,神恩を感謝された後,陛下自らもお召し上がりになる祭典。宮中恒例祭典の中の最も重要な行事に献上させて頂き、式の最後には天皇皇后両陛下かお出ましになり、労いと励ましののお言葉いただき、緊張と感激の献穀献納式でした。田舎の小さな農家として大変名誉な事であり、身に余る光栄なとこでした。ご指導頂いた千葉県庁、一宮町役場の皆さん、そしてご協力を頂いた皆さんに心からお礼申し上げますと共に感謝いたします。







最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。